私が何かの折に、「これを買うには働いてお金を稼がないとねぇ」みたいなことを言ったら、
こうたろうに訊かれた。
「最初に働いてお金をもらう前って、お金がまったくない状態なんでしょう?
会社まで行く電車賃はどうするの?」
おお!!
そこに疑問を持ったか!
よしよし、そこが経済の始まりなのだよ。
そうなのだ、お金を稼ぐために、まず、「元手」が必要なのだ。
「会社があとから出してくれるんだよ~」というのは、この場合答えにならない。
また、ここで言うところの「交通費」というのはたとえであって、
まず金銭を得るために、労働をする前に、
もっというと、「職にありつく前に」、お金が必要であるというこの仕組み、
こうたろうも気づいた様子。
つきつめて考えると、「最初にお金を稼ぐために準備するお金」というのは、ほぼ他人から流れてくる。
親にしろ、会社から前借りするにしろ。
最初はみんな、ゼロなのだからあたりまえだ。
お小遣いやお年玉は、そもそも不労所得だし。
こうたろうの将来の夢はたくさんあるのだが、そのひとつは「発明家」で、
「会社に行かないで家でやるから、交通費はかからない」というところまではよかったのだが(よかったのか?)
「でも部品を集めたり作ったりするのに、やっぱりお金がたくさんかかる」と理解したらしい。
そして、「たくさんお金を稼ぎたかったら、まずお金をたくさん持っていることが有利」
というところまで結論づいたようだった。
つまり、金持ちは金持ちになり続け、貧乏人は貧乏人であり続けるループを悟ったらしい。
どこかで、このチェーンを切らなくてはいけないのだ。
ただ、少ない元手を大きくする技術は必ず生み出せる。
わらしべ長者のわらのように。
最初は、もらいものでいい、拾いものでいいのだ。
私が、こうたろうにどれだけの元手を残してやれるかわからない。
あまり期待はしないでおいてほしい。
でも、そのノウハウを見出せるだけの経験と度胸と根性を身につけてほしいと、
「下克上」をモットーに生きてきた母ちゃんは今は思うのです。
こうたろうに訊かれた。
「最初に働いてお金をもらう前って、お金がまったくない状態なんでしょう?
会社まで行く電車賃はどうするの?」
おお!!
そこに疑問を持ったか!
よしよし、そこが経済の始まりなのだよ。
そうなのだ、お金を稼ぐために、まず、「元手」が必要なのだ。
「会社があとから出してくれるんだよ~」というのは、この場合答えにならない。
また、ここで言うところの「交通費」というのはたとえであって、
まず金銭を得るために、労働をする前に、
もっというと、「職にありつく前に」、お金が必要であるというこの仕組み、
こうたろうも気づいた様子。
つきつめて考えると、「最初にお金を稼ぐために準備するお金」というのは、ほぼ他人から流れてくる。
親にしろ、会社から前借りするにしろ。
最初はみんな、ゼロなのだからあたりまえだ。
お小遣いやお年玉は、そもそも不労所得だし。
こうたろうの将来の夢はたくさんあるのだが、そのひとつは「発明家」で、
「会社に行かないで家でやるから、交通費はかからない」というところまではよかったのだが(よかったのか?)
「でも部品を集めたり作ったりするのに、やっぱりお金がたくさんかかる」と理解したらしい。
そして、「たくさんお金を稼ぎたかったら、まずお金をたくさん持っていることが有利」
というところまで結論づいたようだった。
つまり、金持ちは金持ちになり続け、貧乏人は貧乏人であり続けるループを悟ったらしい。
どこかで、このチェーンを切らなくてはいけないのだ。
ただ、少ない元手を大きくする技術は必ず生み出せる。
わらしべ長者のわらのように。
最初は、もらいものでいい、拾いものでいいのだ。
私が、こうたろうにどれだけの元手を残してやれるかわからない。
あまり期待はしないでおいてほしい。
でも、そのノウハウを見出せるだけの経験と度胸と根性を身につけてほしいと、
「下克上」をモットーに生きてきた母ちゃんは今は思うのです。
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