道彦の散歩道

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毎日の事件事故の記録

06/16 「あつめし」と「ひゅうが丼」

2013年06月16日 | 食・レシピ

【あつめし】
「あつめし」は、大分県佐伯市の旧・蒲江町や旧米水津村地区の郷土料理。同様の料理は、大分県の他の地域でも「りゅうきゅう」と呼ばれよく知られている。「ブリのあつめし」は農山漁村の郷里料理百選に選定されている。
一仕事終えた漁師達が漁で穫れた魚を新鮮なうちに捌き、海水で洗いそれを一口大に切って醤油・酒・砂糖を掛け、炊きたてで熱々の丼飯に載せて豪快に混ぜ合わせて食べた海の男の賄い料理である。
「あつめし」という名は、この様にて食べていたことから付けられたと言われている。また、「りゅうきゅう」という名は、この調理法が琉球の漁師から伝えられたことからと言われている。

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【ひゅうが丼】
「ひゅうが丼」とは、愛媛県の南部・宇和島市や愛南町、西予市明浜町などでつくられる、新鮮な魚を用いた郷土料理である。
アジなどの新鮮な魚を三枚におろし、刺身にする。炒った白ゴマをすり潰し、刻んだネギ、みじん切りにしたミカンの皮を、味醂、醤油、酒などを混ぜ合わせた調味料に漬けておく。
卵をときほぐし、調味料と混ぜ、味わいは濃厚なしせませた後、炊きたてのご飯の上にかけて、もみ海苔などを振って食べる。さらに、茶飯風に熱いお茶をかける変形もある。
材料となる魚としては、アジが最も代表的で、その他イワシ、タイ、カツオ、マグロなどが用いられることもある。
元々は宇和海の日振島に伝わっていた料理とされる。新鮮な魚を用い、火を一切使わない(ご飯を省く)など、昔の漁師達が時間をかけず材料の良さを生かそうと自然に編み出された料理。
「日振」がなまって「ひゅうが」と呼ぶようになったと言われているが、日向国(宮崎県)から伝わったものという説もある。

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