道彦の散歩道

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06/06 「牛丼」と「焼き牛丼」

2013年06月06日 | 食・レシピ

【牛丼】
「牛丼」とは、薄く切った牛肉(切り落とし、細切れなど)とタマネギなどを甘辛く煮込み、丼に盛った飯の上に載せた料理。「すき焼き丼」の名残としてシラタキを一緒に煮込むこともある。
牛丼は牛鍋を丼飯にかけた料理が原型で、当時は「牛めし」と呼ばれ、明治時代に誕生した。「牛丼」の名称は、吉野家を1899年に創業した松田栄吉が名付けたとされる。
牛丼は醤油ベ-スで調味されることが多いが、神戸らんぷ亭が2010年に発売した日本初の「塩牛丼」は味付けに塩ダレを使用している。また、神戸らんぷ亭では、「味噌牛丼」も期間限定で提供している。
牛丼の源流に該当するのは牛鍋であり、1862年、横浜入舟町の居酒屋「伊勢熊」が店の半分を仕切り、日本初の牛鍋屋を開業したとされる。
1877年には、東京で牛鍋屋は550軒を超え大流行となっていた。1887年頃になると、具材に牛肉や野菜の他にシラタキや豆腐が使われ始め、ネギは「ザク」と呼ばれ、この「ザク」という言葉は具材全体の総称にもなっており、これを沢山の割り下で煮た牛鍋が関東風すき焼きの原型となった。
1899年に創業した吉野家の牛丼も同類の内容であり、当時は「牛鍋ぶっかけ」と呼ばれていた。大正から昭和初期に牛スジの煮込みを使った屋台料理として浅草で人気を呼び、本格的な完成を見たとされる。
吉野家で具材は明治から大正時代は牛鍋と同様の時期が続いたが、客側の「特に牛肉とご飯を一緒に楽しみたい」という要望が高まり、それを追及・進化していった結果、現在に通じる「牛肉とご飯を一緒に楽しむ」ことに特化した内容へ変化していった。

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【焼き牛丼】
「焼き牛丼」とは、従来の牛丼は牛肉を煮込むという概念を打ち破り、牛肉を焼いて丼飯に盛り付ける料理である。「東京チカラめし」のこの牛丼は、帯広市発祥の「豚丼」の牛肉版といえる。
牛肉に特製ダレを付け焼くという工程を数回繰り返し、タレをかけた丼飯の上に載せるというシンプルなものであるが、従来の牛丼よりは厚く、焼肉の肉より薄い、牛肉もさることながら、タレの美味しさに驚かされる。
甘過ぎず、しょっぱ過ぎず、そして牛肉が焼けた時の食欲を増幅させる香ばしい匂いがたまらないのである。
甘さ微妙、塩加減微妙、香ばしさ微妙、牛肉の旨味微妙、そんな料理が不味いわけがない。そして、低価格の設定が客を喜ばせている。
この旨さは数年後には確実に吉野家などの牛丼チェーンの脅威になるといわれている。

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