道彦の散歩道

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06/09 「新潟カツ丼」と「駒ヶ根ソ-スカツ丼」

2013年06月09日 | 食・レシピ

【新潟カツ丼】
「新潟カツ丼」は、玉子でとじないカツ丼。信濃川河口の港町として栄えた新潟は、幕末の1858年の日米修好通商条約締結によって開港されると、西洋料理が盛になった。
その伝統を受け継ぐ「新潟カツ丼」は、玉子でとじないのが特徴の「タレカツ丼」。カツは薄めに仕上げ、それを甘辛の醤油ダレに絡ませて熱々のご飯に載せたシンプルな丼飯だが、それだけに食材の良さをストレ-トに感じることができる。
日本人が好きなタレ味と西洋料理の豚カツが、炊きたての新潟米の上で一つになった新潟発祥のカツ丼である。
『3つの特徴』
1/カツが起原だから、カツが薄い。
「明治の三軒」と言われた洋食店の一つが今も新潟市に存在する。豚肉など薄いスライス肉にパン粉をつけてソテ-したカツレツは、同時の代表的な西洋料理でした。タレカツ丼のカツが薄いのは、このカツレツを起原としているため。
2/サクッ、それでいてジュ-シ-な食感
タレカツ丼で使用する肉は、新潟産の豚モモや豚ヒレ。これを丁寧に薄く叩き、細かなパン粉を塗してラ-ドで揚げて甘辛醤油ダレにサッと潜らせると、サクッとしながらジュ-シ-なタレカツ丼に仕上がる。
3/カツ以外余計なものは一切添えない潔さ
タレカツ丼は、新潟産米のホカホカご飯に甘辛醤油ダレで味付けされたカツが載るだけのシンプルなカツ丼。玉子はもちろん、キャベツや刻み海苔など余計なものが一切添えられない、カツと米で勝負のカツ丼。

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【駒ヶ根ソ-スカツ丼】
「駒ヶ根ソ-スカツ丼」は、「食による町おこし事業」による産物である。
駒ヶ根市で「ソ-スカツ丼」が産声をあげたのは、昭和の初期と言われている。当時、洋食を取り入れ始めた駒ヶ根市のある食堂の主人が、カツライスをもっと庶民的にと「丼」にアレンジしたのが始まりと伝えられている。
以来、駒ヶ根市では「カツ丼」と頼むと「ソ-スカツ丼」が出てくる土地柄となり、一般的な「卵とじカツ丼」は特別に頼まないと出てこない。
「駒ヶ根ソ-スカツ丼」は、熱々のご飯の上に千切りキャベツを載せ、その上に揚げたての豚カツを秘伝の特製のタレに潜らせ載せたもの。
シンプルな料理ながら、熱々のカツと冷たいキャベツの歯触り、それに絡む甘辛のソースが絶妙な「B級グルメの決定版」である。
『駒ヶ根ソースかつ丼の基準』
1・器は丼とする(材質は問わない) 2・ソ-スカツ丼の肉は豚肉ロ-スを基準とし120グラム以上とし150グラムが良い 3・カツは、パン粉を付けて揚げたものでなればならない。など9項目の基準を設定し、駒ヶ根市のソ-スカツ丼が統一した味、スタイルを維持するようにしている。

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