道彦の散歩道

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06/08 「豚丼」と「牛トロ丼」

2013年06月08日 | 食・レシピ

【豚丼】
「豚丼」とは、豚肉を調理しとたものを丼飯の上に載せた丼物料理。主に帯広系と牛丼チェーン系がある。
『帯広系豚丼』
豚肉を砂糖醤油などで味付けした甘辛いタレで焼いたものを飯の上に載せた丼物である。主に道東で広く食されている。豚肉の部位としては主にロ-ス・ばら肉を使い、調理法も牛丼チェーンの豚丼とは似て非なる料理である。
この種の豚丼は、帯広市の大衆食堂「ぱんちょう」の創業者・阿部秀司によって1933年に開発されたとする。
十勝地方では、明治時代末に養豚が始まり、大正末期には豚肉料理が一般的になりつつあったが、料理法が限定され、特に豚カツなどは庶民が食べるものではなかった。阿部は庶民にも食べられる料理ということで、鰻丼をヒントにした醤油味の豚丼を開発した。
十勝地方の郷土料理として定着しているが、店によって白髪ネギ、グリ-ンピ-スなど、肉以外に載せる様々なスタイルがある。肉の焼き方も網焼きとフライパンで炒める場合がある。
『牛丼チェーン系豚丼』
2003年12月のアメリカBSE問題による牛肉の調達困難を受けて牛丼チエーン各社が相次いで牛丼の代わりに導入した。
豚肉の煮込みを使用した代替品の丼物を総称して豚丼と呼ぶ。豚肉の小間切れなどを豚肉用に調合されたタレで煮込んだものをご飯の上に載せた。
その後、オーストラリア産牛肉の輸入やアメリカ産牛肉の輸入再開により、牛丼の販売が再開されため、各社は販売を終了している。

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【牛トロ丼】
「牛トロ丼」は、温かいご飯の上に生の牛肉の挽肉を載せ、さらにネギや海苔などの薬味を載せ、醤油ベ-スのタレをかける。牛肉を生で食べることから、十分な鮮度が必要である。ご飯の熱と人の体温で牛肉の脂肪が口の中でとろける。
酪農の盛んな北海道の料理だが、大学生協を通じて全国の学生食堂でも紹介されている。
牛トロ丼は1995年頃から全道の大学で提供されてきた人気メニュー。牛トロフレ-クに特製のタレをかけ、ネギ、海苔などの薬味が添えられ、牛肉本来の旨味を楽しめる。
本州の焼肉店での食中毒事件を受けた新基準の施行で一時販売を中止したが、生ハムなどと同じ「非加熱食肉製品」として本来の味を保って復活した。
学生らに提供する大学生協への納入は厳しい基準があり、メーカーの「十勝スロウフード」が再開に1年半を要し、帯広畜産大学の食堂は2013年5月7日からの再開であった。1日に400人以上が利用する食堂の初日は80食を販売した。

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