道彦の散歩道

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11/17 「寄せ鍋」と「石狩鍋」

2012年11月17日 | 鍋料理

【寄せ鍋】

「寄せ鍋」とは、汁を入れた鍋に野菜や魚介類など様々な材料を入れて煮込む鍋料理。地方ごとに出汁や具材が異なり、多様な種類が存在する。
その地方の産物が入り特色が出る。出汁はかつお、昆布、キノコ、貝類などでとる。味付けとしては、塩、醤油、酒、味噌などが一般的。具材は、白菜や葱などの野菜類、大豆製品(厚揚げ、焼き豆腐、揚げ)、練り物(はんぺん、ちくわ、)、海老や魚、貝などの魚介類、肉類(牛、鶏、豚)、キノコ類など、ほとんど何でもアリといってよい。
鍋の種類によっては、最後に麺類、あるいはご飯を入れて締めとすることが定番になっている。

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【石狩鍋】

「石狩鍋」は、鮭を主材料とした鍋料理で北海道の郷土料理である。
鮭を用いた「三平汁」と混同されることが多いが、「石狩鍋」は味噌仕立てであるため、塩引きしない生の鮭を使用する。
「石狩鍋」は鮭の身と粗と豆腐、タマネギ、キャベツ、ダイコン、シイタケ、ニンジン、長ネギなとの野菜を昆布で出汁を取った味噌仕立ての汁で煮込むものとされている。また、汁へ酒粕を加えたり、バターや牛乳などを隠し味に使う場合もある。最後に山椒の実か粉をふりかけて食べる。
名称は、鮭か産卵のために遡上する石狩川に因む。石狩川河口近くにある1880年創業の割烹「金大亭」が元祖といわれる。当時、地元の漁師が賄い料理として味噌汁の中に、鮭のぶつ切りや粗、野菜などを入れて食べたのを「金大亭」が最初に世に送り出したと言われている。
道東地方、特に帯広地方では「石狩鍋」と同じ具材に名産の豚肉を入れた物で味噌仕立ての物を「十勝鍋」と称している。

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