道彦の散歩道

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11/08 「はりはり鍋」と「具雑煮」

2012年11月08日 | 鍋料理

【はりはり鍋】

「はりはり鍋」は、鯨肉と水菜を用いた鍋料理の一種。大阪府を中心とした関西地方の料理である。「はりはり」は、水菜の繊維質によるシャキシャキとした食感から来た表現。
一般的な鍋料理と違い、水菜と鯨肉以外は何も入れない簡素な料理である。
かって捕鯨が盛だった時代には、日本では鯨肉は安価で手に入りやすい食材であった。そのため「はりはり鍋」は庶民の素朴な味覚として好まれていたが、商業捕鯨が中止され、鯨肉が入手困難になってからは、代わりに豚肉、もしくは鴨肉が代用されることが多くなった。
昆布で出汁をとった鍋に水菜をたっぷりと入れ、鯨肉の脂身のついたものを薄切れにして加える。煮立ったら、ポン酢で頂く。

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【具雑煮】

「具雑煮」は、長崎県島原地方の郷土料理。
島原藩領だった島原半島一帯で作られている郷土料理で、日常食ではないが家庭では正月はもちろんのこと、その他の祭礼、晴れの日の食事に供される。餅、野菜、肉、魚などの具を種類、量とも多く入れて煮込んだ雑煮である。入れる具の種類などは家庭ごとの差が大きい家庭料理。
島原の乱の原城籠城軍が、農民達に餅を兵糧として蓄えさせて色々な材料を集めて雑煮に炊いたのが起源とされている。これを元に、姫松屋初代糀屋喜恵衛門が1813年に作ったと主張するが定かではない。

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