道彦の散歩道

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11/25 「まほろば鍋」と「どぶ汁」 

2012年11月25日 | 鍋料理

【まほろば鍋】

「まほろば鍋」とは、青森県にある鍋料理。
青森県の畜産試験場で開発した地鶏「青森シャモロック」は、シャモとイギリス産の黄斑プリマスロックを、掛け合わせて出来たものであるが、さらに津軽地方で採れるリンゴを食べさせて出来た「津軽リンゴ地鶏」である。
この「津軽リンゴ地鶏」に、秋の味覚、茸と山菜を加えた鍋物で、味噌味と醤油味で調理する。

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【どぶ汁】

「どぶ汁」は、茨城県から福島県南部の太平洋沿岸に伝わる漁師料理で、昨今の「あんこう鍋」の本来の姿てある。
まだアンコウが食材として知られていない頃、茨城県の平潟の漁師たちが船上で食べた「あんこう鍋」が始まりである。水を使わずに、大根などの野菜や味噌と鍋を持ち込むだけで作れるとが船上ての調理に好都合で、何より栄養価が高かったため貴重であった。
名前の由来は諸説ある。一説には、アン肝から出る肝油で汁がオレンジ色に濁り、酒のドブロクの様に見えることからという。また、「どぶ」には「全て」という意味があり、アンコウの全てを入れる事から「どぶ汁」との説もある。
「どぶ汁」を作る場合、生のアンコウを使用するため、新鮮なアンコウを使用しなければならない。また、アンコウそれぞれに水分の出方や肝の油が違うため、慣れた人でなければ作れない。そのため、1回作るために20分以上付きっきりになり、大衆向けに用意することは困難である。

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