道彦の散歩道

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11/01 「じゃっぱ汁」と「三平汁」

2012年11月01日 | 鍋料理

【じゃっぱ汁】

「じゃっぱ汁」は、青森県の郷土料理である。
「じゃっぱ」とは、共通語で言う「雑把」の意味であり、通常は魚を三枚におろして残った頭や内臓、身の付いた骨を総称して指し示す津軽弁である。
共通語では内臓以外の部分も含めた広義の「粗(あら)」に対応する。
「じゃっぱ汁」はこの「じゃっぱ」をぶつ切りにして具とし、他の野菜などを加えて煮込んで塩や味噌仕立ての汁を差し、主にタラや鮭のじゃっぱ汁が一般的である。多くは塩仕立ての味付けが多い。共通語で「あら汁」と呼んでも差し支えない。
魚肉だけよりも、非常にコクのある出汁が得られ、地元では人気の高い郷土料理である。入れる具は家ごとに微妙に異なる。

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【三平汁】

「三平汁」は、北海道の郷土料理。昆布て出汁をとり、鮭、鯡、鱈、ホッケなどの魚の塩引き叉は糠漬けを大根、人参などの根菜類やジャガイモと一緒に煮た塩汁で、冬の名物料理である。
同じ鮭を用いた石狩鍋と混同されることが多いが、「三平汁」の特色は魚自体が含む塩味であ。
「三平」という名の由来は定かではないが、18世紀末の文書に「「サンヘイ「サンペ汁」という記述がある。ただしこの頃の「三平汁」は魚の内臓から作った魚醤で山菜を煮たものであり、現在の「三平汁」とはかなり異なる。その他の説として5説あるがどれも確定的ではない。

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