道彦の散歩道

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
毎日の事件事故の記録

11/23 「どんがら汁」と「ごろんべ鍋」

2012年11月23日 | 鍋料理

【どんがら汁】

「どんがら汁」は、山形県庄内地方の郷土料理。極寒の時期に捕れる「タラ」は、この地域では「寒ダラ」と呼ばれる。この料理は漁師らが船上や浜辺で食べたのが始まりとされる。庄内地方では各家庭で食べられているほか、各地で「寒ダラまつり」が開催されており、「どんがら汁」を味わうことができる。
なお、「どんがら」とは、魚のアラのこを指す。

Img_2923

Img_2927

【ごろんべ鍋】

宮城県の栗原地方に伝わる「ごろんべ鍋」は、その昔、五郎兵隊という人が好んで作ったことか、その名がついた「ドジョウ鍋」のことである。ドジョウは土の中で生きていることから「土生」という語源になったといわせるだけあって、池沼や水田、小川などの泥底に住み、冬は泥の名で冬眠するという一風変わった魚の仲間。
しかし、ドジョウは、栄養面ではライバルのウナギに匹敵するほど、タンパク質、無機質類、ビタミンA、B2、
Dなどが豊富である。ドジョウは丸ごと食べるので、カルシゥムの補給にもなり、精力がつく食べ物と言われ、夏バテ防止や栄養補給のために好んで食べられてきた。
ドジョウは泥臭いので、少なくとも一日から二日は真水に放し、十分に泥を吐かせるる。鍋に油を熱し、ドジョウを入れて蓋をして静かになったら、酒と水を入れる。里芋を四つ切りにして、さっと茹でぬめりを取る。他の野菜は大きめの短冊切りにする。凍み豆腐はぬるま湯で戻し短冊切りにする。鍋にゴボウ、凍み豆腐を入れて、5分ほど煮てからネギ以外の野菜と酒粕を入れてコトコト煮る。醤油と塩で味付けしネギを放して火を止める。

Img_2932