今朝は、気になっていた安保理決議の結果をチェックすることから一日が始まりました。結果を知って安堵してから、町内ソフトボール大会に出かけました。仮に、中ロが拒否権を発動していたら、ロシアで行われているサミットは散々なことになっていたでしょう。それ以上に、6カ国協議は実質的には消滅、日朝の2国間協議にも期待できませんので、ミサイル問題が袋小路に入ってしまうところでした。
ちなみに、わが西本町内会は、5回コールドで18対1の大敗を喫してしまいました。3番セカンドで出場した私ですが、第一打席こそレフト前のクリーンヒットで出塁したものの(わが町内のヒットはこれを含めて3本だけでした)、2打席目はポップフライで凡退。守備でも、足元のライナーをポロリとするなど、良いところなし。こちらは、トホホとしか言いようがありません。
話を安保理決議に戻します。2週間近くに及んだ一連の攻防の中で、私が注目していたのは中国とアメリカの動きでした。
ミサイルが発射されたとき、私は民主党の訪朝団として中国にいました。これは私の直感ですが、北朝鮮がミサイルを発射することを、中国首脳(中国政府と言いたいところですが、中国の場合、共産党が政府以上に力を持っていますので、両者を含むと言う意味で「中国」と表記します)は事前に知らされいなかったようです。北朝鮮の説得に失敗したことで、中国の苛立ちと焦りは相当のレベルに達したものと思われます。
わが国にとって、安保理決議が全会一致で採択されたことは、北朝鮮に対する国際的な包囲網をつくる第一歩として評価できます。逆に北朝鮮の側からみると、中国が批判決議に賛成せざるを得ない状況を自ら招いたことは大きな戦略ミスと言えます。これから何らか理屈をつけて6カ国協議に応じてくるのか、それとも更なる強硬路線に走るのか。前者の場合は、いかに中国とこの問題で連携をできるかが最大のポイントとなります。後者は金正日にとって破滅への道であることは間違いありません。
日本にいると、中国は北朝鮮の立場を代弁しているかのように思えてきますが、北朝鮮問題は中国にとっても、相当に頭の痛い問題なのです。中国のジレンマを分かった上で、うまく手を差し伸べたのが米国のような気がしています。米国は日本と足並みを揃えて7章を決議に入れる努力をしたように見えますが、実際は日本に主張させておいて、中ロ、特に中国との妥協を主導しました。
米国は、ミサイル問題に対する安保理決議の駆け引きが行われている最中の13日、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ侵攻中止を求める決議案の採決で拒否権を発動しました。中ロも賛成したこの決議に米国が拒否権を発動したことに、それほど国際的非難があがっていないのはなぜか。こちらもミステリーですが、ちょうどイスラエルが武力行使に出たときに中東にいたにも関わらず、何一つできなかった小泉総理の外交を非難する声が国内で上がらないのは、実に不思議なことです。プレスリーの真似をした時点で、小泉総理の外遊が完全に卒業旅行であることを国民が納得してしまったということでしょうか?
話を元に戻します。国連の場で、米国を含め各国が国益を最優先して駆け引きをしていることを今更非難するつもりはありません。私が危惧するのは、中国ともロシアともまともな交渉ができず米国依存が露呈した小泉外交のつけは、どこかで払わねばならないのではないかということです。
ちなみに、わが西本町内会は、5回コールドで18対1の大敗を喫してしまいました。3番セカンドで出場した私ですが、第一打席こそレフト前のクリーンヒットで出塁したものの(わが町内のヒットはこれを含めて3本だけでした)、2打席目はポップフライで凡退。守備でも、足元のライナーをポロリとするなど、良いところなし。こちらは、トホホとしか言いようがありません。
話を安保理決議に戻します。2週間近くに及んだ一連の攻防の中で、私が注目していたのは中国とアメリカの動きでした。
ミサイルが発射されたとき、私は民主党の訪朝団として中国にいました。これは私の直感ですが、北朝鮮がミサイルを発射することを、中国首脳(中国政府と言いたいところですが、中国の場合、共産党が政府以上に力を持っていますので、両者を含むと言う意味で「中国」と表記します)は事前に知らされいなかったようです。北朝鮮の説得に失敗したことで、中国の苛立ちと焦りは相当のレベルに達したものと思われます。
わが国にとって、安保理決議が全会一致で採択されたことは、北朝鮮に対する国際的な包囲網をつくる第一歩として評価できます。逆に北朝鮮の側からみると、中国が批判決議に賛成せざるを得ない状況を自ら招いたことは大きな戦略ミスと言えます。これから何らか理屈をつけて6カ国協議に応じてくるのか、それとも更なる強硬路線に走るのか。前者の場合は、いかに中国とこの問題で連携をできるかが最大のポイントとなります。後者は金正日にとって破滅への道であることは間違いありません。
日本にいると、中国は北朝鮮の立場を代弁しているかのように思えてきますが、北朝鮮問題は中国にとっても、相当に頭の痛い問題なのです。中国のジレンマを分かった上で、うまく手を差し伸べたのが米国のような気がしています。米国は日本と足並みを揃えて7章を決議に入れる努力をしたように見えますが、実際は日本に主張させておいて、中ロ、特に中国との妥協を主導しました。
米国は、ミサイル問題に対する安保理決議の駆け引きが行われている最中の13日、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ侵攻中止を求める決議案の採決で拒否権を発動しました。中ロも賛成したこの決議に米国が拒否権を発動したことに、それほど国際的非難があがっていないのはなぜか。こちらもミステリーですが、ちょうどイスラエルが武力行使に出たときに中東にいたにも関わらず、何一つできなかった小泉総理の外交を非難する声が国内で上がらないのは、実に不思議なことです。プレスリーの真似をした時点で、小泉総理の外遊が完全に卒業旅行であることを国民が納得してしまったということでしょうか?
話を元に戻します。国連の場で、米国を含め各国が国益を最優先して駆け引きをしていることを今更非難するつもりはありません。私が危惧するのは、中国ともロシアともまともな交渉ができず米国依存が露呈した小泉外交のつけは、どこかで払わねばならないのではないかということです。