細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

環境共同体

2012-05-07 06:18:15 | 外交

GWも終わり、今日から通常業務に復帰です。GW中の主な日程をご紹介すると、

28日は三島でメーデーに出た後、奈良市での中村哲治参議院議員の応援。29日に岩手県まで移動して、30日は大槌町でガレキを埋めた「1000年の森」プロジェクトに参加。午後からNPO法人吉里吉里国訪問。芳賀さんの言霊は健在でした。

1日から2日は水俣病の慰霊式典出席後、熊本県水俣市と鹿児島県出水市で関係施設訪問、および特措法の申請の呼びかけ。公式確認から56年。水俣病は終わりません。

3日から中国。北京で中国、韓国の環境大臣と会談および夕食会。4日は午前中は北京で日中韓環境大臣会合、午後は車で天津に移動して家電のリサイクル施設訪問。悪天候で飛行機は一旦、何と、珠海に飛んでから、5日未明に広州に入って(雷鳴と爆風の中のフライトで、初めて飛行機が怖いと思いました‥)、朝一で汪洋書記と会談。午後は大亜湾原発視察。昨日、帰国しました。飛行機と車での移動で、大陸の広さを体感しました。

訪中の成果は、光化学オキシダント、黄砂などの大気汚染分野の研究の推進を確認できたこと。日中韓環境大臣会合も14回目。現実の環境問題に対応できる会議になってきました。日中韓が協力すべき課題は数多くありますが、環境は最も緊急性が高く、合意しやすい分野です。三大臣では、環境共同体と呼ぶことで合意しました。

日中で、原発の安全規制での連携を確認できたことも収穫でした。大亜湾原発のある広東省を訪れたもう一つの理由は、汪洋書記と会談すること。秋には常務委員入りが確実視される汪洋氏は、地方からのたたき上げの苦労人。私がこれまでに会った中国の指導者と比較しても、柔軟でユーモアに富み、会談は大いに盛り上がりました。汪洋氏とは環境問題や災害対応などの関心分野が重なっており、個人的な連携を確認することもできました。肝を冷やしながら、広州に入ったかいがありました。

福島の復興、ガレキ、原子力規制庁法案など、今日から会期末に向けてガンガン前進です。



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