富士の商工会議所の賀詞交歓会に出席してきた。何年振りだろうか?
13年前に野党としてスタートし、地元の活動をする中で、多くの素晴らしい経営者、そこで実直に働く人々と出会った。そうした人たちが、私自身を鍛え、育ててくれた。地元を歩く中で、地区後援会ができ、女性の会ができ、若手の会ができた。彼らがいたから、区割りの変更も、郵政解散も、スキャンダルも、そして、昨年の逆風も、乗り越えることができた。
かつて、朝の街頭演説などの空中戦も懸命に行ってきた。ただ、それだけでは、今の自分も、5回の小選挙区での勝利もなかったと思う。
久々に、懐かしい人たちとお会いして、その頃のことを思い出した。3年3カ月の与党生活の中で、私自身も原点を忘れていたのかも知れない。
民主党に欠けていたのは、社会や国民との対話から問題を抽出する力かもしれない。世襲政党たる自民党の幹部は、始めから為政者の視点で人生をスタートしている。その自民党と比べて、社会に根差した活動が出来ていなかったとしたら、民主党が政権から落ちたのは必然だ。
もう一度、私は、社会、国民の中からスタートしたい。地元はもちろん、幹事長として全国で国民との対話をしたい。今の民主党には、厳しい声が多いだろう。それでいい。
そこから、新しい民主党を創り出そうと思う。