政府答弁で紛糾し、まだ国会にいます。「米国産牛肉の輸入再開を前に現地調査をする」とした閣議決定を破ったことを中川農水大臣が白状したからです。我が国の法律の中には、100ヶ所以上、閣議決定に委ねるという趣旨の文言が存在します。閣議決定とは、それだけの重みを持つ政府の決定なのです。
閣議決定が、かくも易々と破られるとなると、これまで国会と政府の間で積み上げてきた議論は一体何なのかということになります。閣議決定違反も危険部位の混入も、米国に遠慮してドサクサで輸入を再開した結果です。
今日は長い夜になりそうです。夜なべは年に何回かありますが、1月のこの時期は珍しい。通常国会は、冒頭から荒れ模様です。
閣議決定が、かくも易々と破られるとなると、これまで国会と政府の間で積み上げてきた議論は一体何なのかということになります。閣議決定違反も危険部位の混入も、米国に遠慮してドサクサで輸入を再開した結果です。
今日は長い夜になりそうです。夜なべは年に何回かありますが、1月のこの時期は珍しい。通常国会は、冒頭から荒れ模様です。
べきでない。
民主党は、これまで何度も審議拒否をして国民の反発を受け、国民の支持を失い、政権奪取をできないでいるということを、まだわからないか!
野党が要求しても簡単に実現することでなし、
獲物はもっと引きつけてから撃つべし。
それから、中川問題より、防衛庁の問題の方が、山はでかいだろう。
貴殿のような議論はよく聞きますが私には同意できないところがあります。
審議拒否を封じることは与党の審議日程の提案を受け入れることと同義です。たとえ本予算について審議1日で採決なんてのが提案されたとしても。
議院内閣制においては事前に法案は与党内調整を経て提出されます。野党の修正案が受け入れられる余地は殆どありません。とすれば、審議を通じて与党案の問題点をあぶり出していくのが野党の役目。その議論の場さえ提供されないとしたら?
「度の過ぎた」審議拒否は見苦しいですが、だからといって「いかなる場合にも」論には同意できません。
今回は与党の非が明らかですから、民主党としては押し時だと思います。民主党にはしっかり与党にこの問題の総括を求めて欲しいものです。
時と場合によってはそれもありだと思っています。
むしろ懸念は追求が中途半端で結局問題がうやむやになったり、あるいは年金未納三兄弟の時みたいに民主党の自爆で終わることです。
棚ぼたとはいえ政府の失点は明白であり、民主党にとっては千載一遇のチャンスなのだから、これを生かせないようでは政権獲得など永久にない、という覚悟で臨んでいただきたいものです。
後、あまりあれもこれもと手を広げすぎると結局どれも中途半端になって何も成果がなかった、ということにもなりかねないのではないでしょうか。「二兎を追うものは一兎をも得ず」といいますし。
論点・追求点は絞った方が良いと思います。
3点セットに加えて、防衛施設庁の談合問題が急浮上です。問題追及と並行して、以前から出していた官製談合防止法、天下り禁止法を再提出することで対案路線も貫く方針です。
同時に、追及路線も腰砕けになってはいけないと思います。
証人喚問要求・参考人招致要求・閣僚の辞任要求・不信任案提出なども
どんどん連発してください。
昨年通常国会の日歯連事件における民主党の追及は腰砕けに終わりました。
郵政民営化についても法案という形で対案を示せませんでした。
「追及」も「対案」も不発に終わった昨年の通常国会。
そして、総選挙大敗…。
今国会は、昨年の通常国会を教訓にし
執拗かつ徹底的な追及と、重要法案・予算案に対する対案の提示
を期待します。
問題があったからといって大臣の
辞任を迫るのは極めて無駄なことです。
大臣はまだ入閣して間もなく、
彼らをやめさせて問題の収束を図るのは
むしろ談合をして私腹を肥していた
官僚の思う壺です。
大臣さえ辞めさせれば、問題は追及される
ことなく風化するからです。
過去もこのパターンでしたがまったく意味が
ありません。入閣して間もない大臣が
それ以前からの問題の責任を問われるのは
理不尽です。
もうすこし意味のある追求をお願いします。
野党にとって「チャンス」だとか、「この問題は面白い」という言い方をすることがありますが、基本的にこれは間違いです。疑惑や事件が発生することは、全く喜ばしいことではないからです。
よく、「政府の足を引っ張っている」との批判が出ますが、国民が持つ怒りや憂いを代弁するという思いがあれば、見ている人はわかってくれると私は考えます。