細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

食の安全の盲点

2008-08-06 22:32:49 | 国会活動
大学時代からの友人、中村哲治参議院議員に誘われて、成田空港に行ってきました。輸入品の検疫体制を見るためです。

何しろ、我々の胃袋に入る食糧の60%を輸入に頼るわが国。毎日入ってくる食糧の量は半端ではありません。

写真は、輸入されたマグロが常温(約30度)でさらされているところです。冷蔵室はあるのですが、ラッシュ時になると満杯で入りません。箱の一部にあいていた穴を覗くと、冷気の中から生臭い匂いが漂ってきたのは、リアルでした。

そこに、農水省が行う植物防疫、厚生労働省が行う食品安全のチェックが入ります。いつも思うのですが、同じようなことをやるのですから、縦割りを廃して、同時にやれないものでしょうか?輸入業者に聞くと、食料品が駄目になるケースも少なくないそうです。

先月視察したドバイの空港はすごかった。着陸した航空機からダイレクトに冷蔵建屋(冷蔵室ではなく、建物全体が冷蔵されています)に運び込まれ、検疫、安全検査も建屋の中で二時間ほどで完了するそうです。金満ドバイの最新の空港と比較するのは酷かも知れませんが、成田との差は歴然です。

この秋、食の安全問題で与野党案が提示されています。中国餃子も新たな展開を見せています。輸入食糧の安全についても、しっかり議論したいと思います。


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