細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

福田政権の自己矛盾

2008-05-13 19:09:54 | 国会活動
福田政権は、午前中に21年度から一般財源化を閣議決定、午後から道路特定財源を10年間延長する法案を衆議院で再議決しました。

政策の是非はさておき、よくもまあ、ここまで明確な自己矛盾を飲み込んだものです。言論で勝負を挑んだ民主党が国民からどのように映ったか、気がかりです。

平成18年12月8日。当時の安倍内閣は、
「道路特定財源の見直しに関する具体策」と称する文章を閣議決定しています。
曰く
「歳出削減を徹底」
「一般財源化を前提」
その後、閣議決定が無視されたことは、今や明らかです。

国権の最高機関である法律には法的拘束力がありますが、閣議決定違反には拘束力はありません。今日、決定した矛盾する二つのうち、政府を拘束するのは道路財源を10年間延長する法案の方です。

そもそも、福田政権が来年の予算編成まで持つかどうかも定かでありません。その場しのぎの言い逃れにすぎないことに国民はとっくに気がついています。

明日の朝8:00から、スーパーモーニングに出演します。今日の政府与党のまやかしを明確に指摘してきたいと思っています。