細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

宇宙基本法

2008-05-09 15:28:20 | 国会活動
GPSなどの地図情報、津波やサイクロンの災害予測、資源の埋蔵量、農産物の作柄など、今や、宇宙からもたらされる情報は、国民生活、そして国益に大きく関わっています。

今日、衆議院の内閣委員会で宇宙基本法が可決されました。宇宙政策に本格的に関わりだして2年。ようやくここまでこぎ着きました。

今日は、久々に法案の答弁に立ちました。攻撃型でいくことが多い質問とは異なり、守りの堅さが求められる答弁は、勝手が違います。

法案の最大のポイントは、宇宙政策の一元化にあります。これまでわが国の宇宙開発利用は、科学技術を扱う文科省、情報通信を所管する総務省、産業振興に関心がある経産省、気象や地理情報を扱う国交省などでバラバラに行われ、戦略性を欠いていました。

内閣に宇宙開発戦略本部が設置されることで、資源、環境、食糧、災害、そして専守防衛に限定した国防など、様々な宇宙開発利用を推進する体制が確立されます。

途中、権限を失う文科省の抵抗や、軍拡に対する懸念の高まりなど、様々な障害がありました。ここまで来たからには、参議院での審議、法の執行状況の確認など、フォローアップをしっかりやりたいと思います。