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ジェームズ・マンゴールド監督『LOGAN/ローガン』&キム・ソンフン監督『トンネル 闇に鎖された男』他

2019-03-04 04:05:00 | ノンジャンル
 WOWOWシネマで、ジェームズ・マンゴールド監督・原案の2017年作品『LOGAN/ローガン』を見ました。
 超能力を持つミュータントの大半が既に死滅した2029年。長年の激闘で心身ともに疲れきったローガンはもはや不死身の存在ではなく、リムジンの運転手として日銭を稼ぎ、メキシコ国境近くの廃工場で年老いたチャールズ・エグゼビアの面倒を、やはりミュータントのキャリバンとともに見ながら暮らしていた。ある日、ローガンはガブリエラという女性から、ローラという謎の少女をノースダコタまで送り届けてほしいと依頼される。まもなくガブリエラは殺害されるが、彼女の残した動画で、彼女が巨大企業トランシジェン研究所の看護婦として働いていて、その研究所では突然変異で超能力を持つに至った男性の精子とメキシコ女性の卵子を人工授精させ、生まれてきた子を兵器化する研究がなされていたが、ある日子供全員を殺す決定がなされ、ガブリエラが子供たちを逃がしていたことをローガンは知る。やむなくローガンはローラを廃工場に匿うが、ローラを奪い返すためにトランシジェンから放たれた男ピアースが武器集団を引き連れて廃工場に押し寄せて来る。ローラはローガンと同じく、自らの身に危険が及ぶと、両手の拳から長いナイフが3本ずつ飛び出て来て、それで相手を次から次へとなぎ倒す。ローガンとローラとチャールズは、新たな追っ手から身を守るために、廃工場を後にする。キャリバンはピアースの拷問により、ピアースとともにローガンたちを探すはめとなる。ローガンたちはノースダコタにある、ミュータントたちが集まる“エデン”に至ると、既にそこには研究所から逃れた子供たちが集まっていた。そしてローラが自分の精子から作られた子供だということを知る。やがてまたそこへピアース率いる武装集団が押し寄せ、ローガンらはローラたちに、カナダへと逃れるため国境を走って越えるように命じる。しかし次々に捕獲されていく子供たち。ローガンは自分のクローンと戦い、その間にローラは敵を殲滅し、ピアースも子供たちの力で殺すことに成功する。ローガンはクローンを倒すことに成功するが、自らも致命傷を負い、ローラに看取られながら死ぬ。そしてローラら子供たちはローガンを埋葬すると、カナダの国境めがけて歩き出すのだった。
 無駄なショットが全くなく、風景のショットなどロングショットも決まっていて、面白く見させていただきました。

 またやはりWOWOWシネマで、山根貞男さんが朝日新聞紙上で推薦していた、キム・ソンフン監督の2016年作品『トンネル 闇に鎖された男』も見ました。
 トンネルの崩落によって、車ごと生き埋めになった男が35日後に救出されるまでを、その妻の携帯電話による励ましと絶望、救助隊長の執念をからめながら描いた作品で、これだけのストーリーで2時間を超える映画となっていました。

 またNHK・BS・プレミアムで、リチャード・フライシャー監督、ディノ・デ・ラウレンティス製作の1962年作品『バラバ』も見ました。キリストの代わりに命を長らえた犯罪者のバラバ(アンソニー・クイン)がその後、終身刑で奴隷同然に身を落とし、そしてローマのコロシアムの戦士に抜てきされ、人殺しを強要された結果、英雄となり自由を得るが、ローマに火事が起こった際、ローマの再生を神が望んでいると思い込み、放火し、そしてその罪で最後は十字架に架けられて殺されるという話で、生き残る戦士の役をヴィットリオ・ガスマン、キリスト教徒の役でアーネスト・ボーグナイン、バラバに負ける戦士をジャック・パランス、その他にもシルヴァーナ・マンガーノやアーサー・ケネディが出演していました。
モブシーンが多く、ラストの無数の十字架が建てられている終末的なシーンが印象に残りました。

 またWOWOWシネマで、スティーブン・スピルバーグ監督・共同製作の2018年作品『レディ・プレイヤー1』も見ました。舞台はオハイオ州コロンバス、2045年。そこの“スタック”と呼ばれる集合住宅に住むウェイドは他の市民と同じく、VRの“オアシス”で多くの時間を過ごしています。オアシスの創始者ハリデーは自分の死を前にして、オアシスを所有する後継者を決めるため、オアシス内に3つの鍵を隠します。それを狙う悪徳企業101に対し、ウェイドがオアシス内で知り合った仲間との壮絶な戦いが行われ、結局、ウェイドたちはその戦いに勝ち、オアシスの所有者となるとともに、オアシスのない曜日を週に2日設け、現実の世界を市民が楽しめるようにするというストーリーでした。
CGを使った場面が多く、また物語も入り組んでおり、何が何だか分からないまま映画が終わったという感じでした。