WOWOWシネマで、ポール・ヴァーホーヴェン監督の2000年作品『インビジブル(ディレクターズ・カット版)』を見ました。ゴリラを透明にして、それをもとに戻すことに成功したセバスチャン率いる研究チームは、セバスチャンの意向で人間にも実験することにします。実験体はセバスチャン本人がなり、透明化には成功しますが、元に戻すことには失敗します。そんな中、セバスチャンの元恋人が同僚と同棲していることを知ったセバスチャンは、怒りに駆られ、研究員を地下の研究所に閉じ込め、一人ずつ殺していきます。最後まで残ったセバスチャンの元恋人と同僚は力を合わせて、セバスチャンを退治することに成功するのでした。
透明人間の特殊効果は見事で、ラストのやっつけてもやっつけても生き返ってくるセバスチャンの恐怖も面白く見せてもらいました。
またWOWOWシネマで、同じくポール・ヴァーホーヴェン監督の2006年作品『ブラックブック』も見ました。“事実に着想を得た物語”“1956年10月イスラエル”の字幕。聖地バスツアーに夫と参加していたロニーは、第二次世界大戦の戦時中に知り合い、現在はキブツで小学校の教師をしているエリスとの再会を果たします。“1944年9月オランダ”の字幕。エリスは公証人の協力のもと、両親と弟とともに他の多くのユダヤ人とともに船に乗って国境を越えようとしますが、ドイツ軍の船に発見され、エリス以外は皆殺しにされます。チフスによる死者を装い、再びドイツ軍支配下のオランダに再入国するエリス。“その5ヶ月後”の字幕。彼女はレジスタンスに参加し、ドイツ軍将校のムンツェの情婦になる任務を担い、彼の執務室に隠しマイクを設置するのに成功します。ドイツ軍将校の暗殺に成功したレジスタンスでしたが、ドイツ軍はその報復としてユダヤ人の活動家40人の処刑を行おうとします。活動家の奪回に及んだレジスタンスでしたが、流されていた情報は罠で、活動家の救出に失敗します。誰が情報をドイツ軍に流していたのか、疑心暗鬼になるレジスタンス。一方、活動家の処刑に反対するムンツェは、同じくドイツ将校のフランケンが裕福なユダヤ人の財産を自分に流用していると上層部に告げますが、フランケンの金庫の中は書類とワインしか入っておらず、逆にフランケンによって、レジスタンスと交渉していることがばらされ、逮捕されてしまいます。スパイだったはずがムンツェに心奪われてしまっていたエリスは、ムンツェを仲間に救出してもらい、終戦を迎えますが、ムンツェは暴徒に捕まり、ドイツ軍に身柄を渡され、銃殺されてしまいます。エリスはレジスタンスのヒーローとなったアッカーマンスに殺されそうになりますが、かろうじて彼の手から逃れ、逆に彼がフランケンから奪った財産を持ってオランダから逃げようとするのを阻止します。そして現在、エリスは“ユダヤ人犠牲者の資金により設立”された“キブツ・シュタイン”で家族とともに幸福に暮らしているのでした。
サスペンスに満ちた映画で、見応えは十分あったと思います。
またWOWOWシネマで、同じくポール・ヴァーホーヴェン監督の2016年作品『エル ELLE』も見ました。黒いスキー帽に黒い全身タイツの男に自宅でレイプされるテレビゲーム会社の社長(イザベル・ユペール)。彼女の父は大量殺人で終身刑に処せられ、再審が認められず、娘との面会が翌日にあると聞いて自殺します。再度レイプに会いそうになった主人公が黒いスキー帽を引っ剥がすと、それは隣人の男でした。彼女はレズビアンの相手と手を携えて立ち去り、映画は終わります。
2時間30分に近い大作でしたが、映画の宣伝文句である「サスペンスの傑作」だとは少しも思いませんでした。
またWOWOWシネマで、越川道夫監督・脚本の2017年作品『海の生と死』も見ました。南の島に特攻隊長として赴任してきた若者と、地元の小学校教師との間の恋を描いたもので、長さが2時間30分を超える長篇でした。
島尾ミホさんの原作ということで見たのですが、極端に少ないカットと、沖縄語(?)と沖縄語を普段の言葉として話す主人公の満島ひかりさんの共通語の話し方の見事さが印象に残りました。
透明人間の特殊効果は見事で、ラストのやっつけてもやっつけても生き返ってくるセバスチャンの恐怖も面白く見せてもらいました。
またWOWOWシネマで、同じくポール・ヴァーホーヴェン監督の2006年作品『ブラックブック』も見ました。“事実に着想を得た物語”“1956年10月イスラエル”の字幕。聖地バスツアーに夫と参加していたロニーは、第二次世界大戦の戦時中に知り合い、現在はキブツで小学校の教師をしているエリスとの再会を果たします。“1944年9月オランダ”の字幕。エリスは公証人の協力のもと、両親と弟とともに他の多くのユダヤ人とともに船に乗って国境を越えようとしますが、ドイツ軍の船に発見され、エリス以外は皆殺しにされます。チフスによる死者を装い、再びドイツ軍支配下のオランダに再入国するエリス。“その5ヶ月後”の字幕。彼女はレジスタンスに参加し、ドイツ軍将校のムンツェの情婦になる任務を担い、彼の執務室に隠しマイクを設置するのに成功します。ドイツ軍将校の暗殺に成功したレジスタンスでしたが、ドイツ軍はその報復としてユダヤ人の活動家40人の処刑を行おうとします。活動家の奪回に及んだレジスタンスでしたが、流されていた情報は罠で、活動家の救出に失敗します。誰が情報をドイツ軍に流していたのか、疑心暗鬼になるレジスタンス。一方、活動家の処刑に反対するムンツェは、同じくドイツ将校のフランケンが裕福なユダヤ人の財産を自分に流用していると上層部に告げますが、フランケンの金庫の中は書類とワインしか入っておらず、逆にフランケンによって、レジスタンスと交渉していることがばらされ、逮捕されてしまいます。スパイだったはずがムンツェに心奪われてしまっていたエリスは、ムンツェを仲間に救出してもらい、終戦を迎えますが、ムンツェは暴徒に捕まり、ドイツ軍に身柄を渡され、銃殺されてしまいます。エリスはレジスタンスのヒーローとなったアッカーマンスに殺されそうになりますが、かろうじて彼の手から逃れ、逆に彼がフランケンから奪った財産を持ってオランダから逃げようとするのを阻止します。そして現在、エリスは“ユダヤ人犠牲者の資金により設立”された“キブツ・シュタイン”で家族とともに幸福に暮らしているのでした。
サスペンスに満ちた映画で、見応えは十分あったと思います。
またWOWOWシネマで、同じくポール・ヴァーホーヴェン監督の2016年作品『エル ELLE』も見ました。黒いスキー帽に黒い全身タイツの男に自宅でレイプされるテレビゲーム会社の社長(イザベル・ユペール)。彼女の父は大量殺人で終身刑に処せられ、再審が認められず、娘との面会が翌日にあると聞いて自殺します。再度レイプに会いそうになった主人公が黒いスキー帽を引っ剥がすと、それは隣人の男でした。彼女はレズビアンの相手と手を携えて立ち去り、映画は終わります。
2時間30分に近い大作でしたが、映画の宣伝文句である「サスペンスの傑作」だとは少しも思いませんでした。
またWOWOWシネマで、越川道夫監督・脚本の2017年作品『海の生と死』も見ました。南の島に特攻隊長として赴任してきた若者と、地元の小学校教師との間の恋を描いたもので、長さが2時間30分を超える長篇でした。
島尾ミホさんの原作ということで見たのですが、極端に少ないカットと、沖縄語(?)と沖縄語を普段の言葉として話す主人公の満島ひかりさんの共通語の話し方の見事さが印象に残りました。