gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

トビー・フーパー監督『悪魔のいけにえ』(公開40周年記念版・吹替版)その1

2015-11-28 07:06:00 | ノンジャンル
 YouTubeで、トビー・フーパー監督・共同原作・共同脚本・共同音楽の’74年作品『悪魔のいけにえ』(公開40周年記念版・吹替版)を見ました。
 「これから皆さんがご覧になる映画は、サリー・ハーデスティーと体の不自由な兄フランクリンを始めとする5人の若者たちに起きた悲劇の物語です。彼らが若かっただけに、事件は一層悲惨だったと言えます。しかしたとえ彼らが長く生き延びたとしても、この日に遭遇した狂気と衝撃を超える経験には出くわさなかったことでしょう。牧歌的な夏の午後のドライブは悪夢と化しました。この日起きた出来事がきっかけとなり、アメリカ史上稀に見る異様な犯罪、テキサスチェーンソー大虐殺事件が発覚したのです」の字幕とナレーション。
 「1973年8月18日」の字幕。土を掘る音。白骨化した死体をストロボを焚いて映す画面。ラジオのニュースでは、テキサスでの墓荒らしが報じられている。墓の上に作られた死体によるアート作品。太陽のコロナをバックにタイトルクレジット。異様な電子音の音楽。
 黄色い太陽。アルマジロの死体。その向こうにバンが停まる。車椅子のフランクリンは外に出て、尿瓶に小便をしようとするが、通りかかったトレーラーの風圧で車椅子が押され、坂を転げ落ち、フランクリンは地面に叩きつけられる。
 再び発進するバン。星占いの本を読むパムは、不吉な占いをする。
墓地に到着すると、人だかり。フランクリンは祖父の墓を保安官とともに探す。酔っ払いは「俺には何でも見える」とつぶやく。
走る車中で「墓は荒らされていなかった」とフランクリン。若者5人は異様な臭いに気付くが、フランクリンは「食肉処理場の臭いだ」と言い、牛の殺し方について話し出す。暑さを訴えるフランクリン。やがて彼らはヒッチハイカーを拾う。顔に大きな赤いアザがある若者は、挙動不審で、「食肉処理場にいた。兄ちゃんも、じい様も。やっぱりハンマーで殺すのがいい。後が楽。銃のせいで仕事がなくなった」と言い、屠畜の写真を見せる。「頭で肉ゼリーを作る。肉は全部使う。捨てるところなんてない」と言い、フランクリンのナイフを奪うと、自分の手のひらを切る。驚く若者たち。ヒッチハイカーは発作的に笑い、ブーツからナイフを取り出すと、「これは俺のナイフ。よく切れる」と言って、ポラロイドカメラでフランクリンを写し、「家まで送ってくれ。すぐ近くだ。晩飯をご馳走する」と言う。「先を急ぐ」と言う若者たちにポラロイド写真を見せ、「金を払ってくれ。2ドルだ」と言うと、若者たちは「いらない」と答える。ヒッチハイカーは写真をアルミ箔に乗せ、火薬をふりかけて炎を出して燃やし、フランクリンの腕を切りつける。降ろされたヒッチハイカーは自分の血でバンの側面に何かを描き、バンは去る。サリーの運勢を占いで見たパムは「最悪。現実とは思えないひどい出来事がある」と言う。
ひどく額が出た男。ガソリンスタンド。店員はガソリンはなく、ガソリン輸送車は夕方か明朝にならないと来ないと言う。フランクリンは自分の父の家の所在を尋ねると、店員は「行かない方がいい。古い屋敷は特に。人の土地を荒らされるのを嫌がる人がいる。休んでいけ」と答える。バンの側面を見て、「これ、あいつの血じゃ? 自分を傷つけるなんて、よっぽどのことだよな」とフランクリン。食い物を調達したと男の若者。
車の中で雑談。「あいつ、脅そうとした?」。
古い館の前で停まるバン。「血、気持ち悪いな。追いかけて来ないよな」とフランクリン。館に入った若者たちは、その廃墟ぶりにはしゃぐ。2階にいた蜘蛛の群れ。車椅子で一人残されたフランクリンは、笑い声を聞きながら、「これ以上楽しけりゃ、いかれちまう」と叫ぶ。「近くに小川がある」とフランクリンから聞いたカークとパムは、泳ぎにそこへ向かう。「小一時間で戻ってくる」とカーク。骨を見つけて、「サリー!」と叫ぶフランクリン。
「どうしようもない奴だ。すぐに大騒ぎする」とカーク。川が枯れているのを見つけるカークら。エンジンの音。「ガソリンがある」とカーク。木にぶら下げられた食器や時計。「来てみろ。これを見てみろ」とカーク。網の下に多くの車。「自家発電機だ。誰かいませんか?」とカーク。屋敷にノック。歯を見つけ、パムにあげてからかうカーク。扉が開き、「こんにちは。ご免下さい」とカーク。奥から叫び声。カークが奥に向かうと、人の皮膚で作った面を被った大男が現れ、カークの脳天にハンマーを一撃。痙攣するカークを奥に引き入れ、ステンレスの扉をガシャンと閉じる。「カーク? どこ?」と部屋に入ってきたパムは転ぶと、床に羽が敷き詰められている。籠の中には鶏。部屋中にある骨のアートをカメラはめぐる。むせるパム。逃げ出そうとして大男に捕まったパムは、肉串に吊り下げられ、悲鳴を上げる。大男はその目の前でチェーンソーを起動させ、横たわるカークに何度も突き立てる。(明日へ続きます……)

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/