クレセントで実現したかったのが、ワイヤーケーブルの内蔵です。
「ロードレーサー」の名の下でワイヤーケーブルの内蔵は、邪道と言われるかも
しれません。
ブレーキケーブルだけではなく、ディレーラーケーブルも内蔵することです。
それは、随分以前に見た東叡社で製作されたロードレーサーの印象が強く残って
いたからです。
競技用ではなく、楽しく乗る、所有する喜びがあるロードレーサーだから重量など
それほど気にすることなくお願いできる工作です。
私は、簡単にできると思っていました。
ところが大きな問題が・・・
カンパニョーロのカートリッジBBです。
(この写真は1995年モデルでBB右ワンにツバが付いています
クレセントの1992年モデルは、右ワンにツバがないタイプです。)
廣崎氏は、「このBBセットでは内蔵できない」と言うのです。
なぜでしょう?
それは、カートリッジBBだからなのです。
カンパは、このモデルからカートリッジタイプになりました。それ以前は、カップ&
コーンタイプでシャフトも独立しています。
右ワン・左ワンの間にはウォーターシーフをはさんで水の進入を防いだりします。
ウォーターシーフを取り付けなければ、BBの中心はシャフトだけなのでワイヤーを
逃がす隙間が取れたのです。
ところが、カートリッジタイプタイプでは、BBの中に隙間がなく、ディレーラー
ワイヤーを通すことができないのです。
残念ながらカートリッジBBをあきらめ旧タイプのカップ&コーンタイプに代えるか
内蔵をあきらめるしかないのでしょうか。
廣崎氏の答えは、「BBを作りましょう」でした。
依頼者の願いをかなえるのがオーダーの醍醐味。それが、廣崎氏のポリシーなのです。
「ロードレーサー」の名の下でワイヤーケーブルの内蔵は、邪道と言われるかも
しれません。
ブレーキケーブルだけではなく、ディレーラーケーブルも内蔵することです。
それは、随分以前に見た東叡社で製作されたロードレーサーの印象が強く残って
いたからです。
競技用ではなく、楽しく乗る、所有する喜びがあるロードレーサーだから重量など
それほど気にすることなくお願いできる工作です。
私は、簡単にできると思っていました。
ところが大きな問題が・・・
カンパニョーロのカートリッジBBです。
(この写真は1995年モデルでBB右ワンにツバが付いています
クレセントの1992年モデルは、右ワンにツバがないタイプです。)
廣崎氏は、「このBBセットでは内蔵できない」と言うのです。
なぜでしょう?
それは、カートリッジBBだからなのです。
カンパは、このモデルからカートリッジタイプになりました。それ以前は、カップ&
コーンタイプでシャフトも独立しています。
右ワン・左ワンの間にはウォーターシーフをはさんで水の進入を防いだりします。
ウォーターシーフを取り付けなければ、BBの中心はシャフトだけなのでワイヤーを
逃がす隙間が取れたのです。
ところが、カートリッジタイプタイプでは、BBの中に隙間がなく、ディレーラー
ワイヤーを通すことができないのです。
残念ながらカートリッジBBをあきらめ旧タイプのカップ&コーンタイプに代えるか
内蔵をあきらめるしかないのでしょうか。
廣崎氏の答えは、「BBを作りましょう」でした。
依頼者の願いをかなえるのがオーダーの醍醐味。それが、廣崎氏のポリシーなのです。