自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

廣崎製作所 クレセント ロードレーサー その5

2011年01月19日 23時15分43秒 | 完成車
廣崎氏がパーツを揃えてから製作を開始するもう一つの理由は、採寸精度向上です。
フレームをオーダーする場合、シートチューブ550mm、トップチューブ540mmなどと
指定しますが、その時使うサドルの厚みは?ステムの長さは何ミリでハンドルの形
状は?更にブレーキレバーは何を使ってどの位置で取り付ける?etc.etc.
パーツによって微妙に異なる形状が、ポジションにも微妙な影響を与え、せっかく
格好いいセッティングを目指して組み上げたパーツの取り付け位置を崩さなければ
ならなくなることを避けたい、からなのです。





廣崎氏との採寸は、日頃乗っているロード(当時は、キヨ・ミヤザワ)を基本に
揃えたパーツと使っているパーツとの寸法比較を行い、取り付け位置の確認と
そこからフレーム寸法を逆算するというものでした。

ハンドルで言えば、それまで使っていたチネリのジロ・デ・イタリアと3Tの
ツール・ド・フランスでは、ドロップのカーブや突き出しも異なります。
特にこれに取り付けるブレーキレバーは、エルゴパワーを選んだことからブラ
ケットは太く大きくなりました。
ステムも然りでした。
ノギスとメジャーであっちこっちを測りました。

結果、トップチューブは542mmという競輪選手並みの細かい寸法指定となりました。
余談ですが、シートチューブ長さは、どこからどこまでだかご存じですか?
実は、色々な測り方があるようです。
BB中心からシートチューブの上端
BB中心からトップチューブとシートチューブが交差する中心
BB上端から・・・
寸法が同じだから同じとは、言えないかもしれません。
既製のフレーム等を購入の際は、よく確認をした方が良いと思います。

スケルトンは、「楽しく乗れる」ようにオーソドックスなものとし、フロント
フォークのオフセットは50mmと多めにとり直進安定性を重視しています。




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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
訪ねてきました! (west river)
2021-10-19 22:14:36
10日ほど前に廣崎君の所へ訪問してきました!
20数年振りの出合いで盛り上がりました。
ほんでもってフレーム製作を依頼してきましたよ。
近日中にパーツ持参で採寸に行ってきますわぁ(^^)v

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