自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

タンデム(Tandem)自転車 その3

2012年05月30日 22時55分58秒 | その他
エキセントリックハンガーとは、偏芯したBBでチェーンテンションを吸収する方法です。
こちらがそのBB。





こういったBBは、ワンオフもので非常に高価になります。
しかし、本格的なタンデムでは、取り入れたい工作です。



さて、タンデム用に入手しておいたパーツに、こんなものもあります。





TAのチェーンリングです。





36Tでアウター用が2枚。
タンデムでは、前者と後者が同じ大きさのチェーンリングで結ばれるのですが、これはそのために購入したもの。
TAのタンデムセットでは、この写真のようなアウター用でインナー取付け穴の開いたものではなく、専用のシングル用チェーンリングが用意されているのですが、当時は単品で入手できませんでした。
あるショップでアウター用の36Tが入荷したとのことで買い求めておきました。
しかし、インナーリング取付け穴が、強度の不安を感じます。
話はそれますが、当時、TAの歯数バリエーションは素晴らしく、この36T アウターも作っていました。確かアウターの最小歯数だったと記憶します。
普通であれば、こんな歯数を使う人はいないと思います。

TAのタンデムチェーンホイルセットは買えないけれど、雰囲気だけは真似したい!と願望だけはありクランクは価格面からスギノのプロダイを3セット購入するつもりでした。
ところがグズグズしているうちに廃版となってしまい、その後5ピンタイプはPXへと引き継がれたのですが、私のタンデム熱も覚めてしまい中途半端にパーツだけが残ってしまいました。
時代も経過し、いまさらこんなパーツを使ってタンデムもないなぁ、というのが現在の心境です。




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タンデム(Tandem)自転車 その2 (SIMPLEX サンプレックス チェーン テンショナー)

2012年05月29日 22時25分43秒 | その他
私にとって「タンデム」と言えば、この本です。



「サイクルスポーツ」の1974年4月号。
自転車の世界に初めて足を踏み入れた本です。
最初に買った自転車雑誌でした。

この号の特集に「房総をタンデムで走る」といった記事がありました。
かなり本格的なタンデム車でのツーリングで、その中で極めつけは高校生カップルが乗っていたTOEI製。
当時で30万円とありました。

それ以来、タンデムに興味はあったものの乗る地域が限られているためそれほど本格的に取り組むことはありませんでした。
それでも「いつかはタンデム」との思いは持ち続けていました。

日本でタンデム車を入手するには、オーダーに頼らざるを得ません。
最近では既成のタンデム車もありますが、以前は皆無。
タンデム用のパーツを集めようとも思いましたが、一つ一つが大変高価で買い置きするのも勇気がいります。
マキシカーのタンデムハブやTAのタンデムチェーンホイルセットなど数も少なく入手もままなりません。その価格もビックリするほどでした。
「高級ではなく、できるだけ費用をかけずにタンデム製作できないか」との思いから少しづつパーツを集めていきました。

その一つがこちら。



これは、前者と後者のチェーンリングをつなぐチェーンのテンションを吸収するためのもの。いわゆる「チェーン・テンショナー」です。
タンデムの高級オーダー車では、「エキセントリックハンガー」と言われる偏芯したBBを使うことで、外見もスマートにチェーンテンションを吸収しています。
それを簡易に、リーズナブルにできるのがこのテンショナーなのです。



SIMPLEX(サンプレックス)製です。
フランスでは、タンデム車なんて普通の車種なのでしょう。パーツメーカーがこういったものを販売していたのです。
このパーツも30年以上以前のものです。

先日のタンデム イベントで見かけた RAVANELLO にも使われていました。










このパーツ、この先使うことがあるのかなぁ。


コメント (3)
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ツアー オブ ジャパン 東京ステージ

2012年05月28日 21時28分49秒 | その他
記憶が定かではないのですが、1985年頃だったと思います。
ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)の東京ステージと同じコースでロードレースが開催されていました。
名称もうろ覚えですが「国際ロードレース」といった名称で、日比谷シティをスタートし大井埠頭を周回するコースでした。
当時は、今ほど自転車がメジャーなスポーツではなく「ロードレース」と言っても「何それ?」と聞かれる時代でした。

その日はひどく暑く、日比谷シティでスタートする選手を見送った後、大井埠頭の周回コースにタクシーで向かいました。しかし、周回コースがどこだか分らず、途中で降りて汗だくになりながらようやくゴール地点を見つけ、かろうじてゴールのシーンを生で見ることができました。
ロードレースを観客として初めて見た時でした。

自転車そのものがマイナーで、ネットもない時代。
レースの詳細など入手するのも大変でした。

現在は、自転車が市民権?を得た上に、ネットによって情報収集も容易となりその盛り上がりは大変なもの。
先日の「ツアー・オブ・ジャパン 東京ステージ」も大勢のギャラリーが集まりました。


約25年ぶりに同じ場所からレーススタートを観戦しました。


11時15分前。

日比谷公園から大勢の人がこちらに向かって来ます。
「なにもこんな日にデモ行進しなくてもいいのに」(東京電力の本社は、このすぐ裏側)と思って見ていると見る見るうちに歩道に人垣が・・・。
大勢の人たちは、日比谷公園で待機していたギャラリーでした。





日傘を差して木陰で見ていた家内は、若い女性に「誰が来るんですか?」と尋ねられたそうです。
「自転車レースのスタートなんですよ」と答えながら、「笑っちゃったわよ」と。
彼女も25年ぶりのレース観戦です。


11時10分前。
日比谷通りの南向きが通行止めになり、パトカーの先導によりレース関係車両が路上に停車。


先頭は、ご存じイエローの「MAVIC CAR」。



このミニカーが発売されたら絶対買います。



ブルーは、シマノのオフィシャル サポート。





これは、大会オフィシャル カー。





ルーフにレーサーとホイールを載せた車を見ると、ワクワクします。





いよいよ選手が、スタート地点に登場です。





そして、スタート5分前!




残念ながらスタート1分前からスタート後まで、動画にしてしまったので写真はありません。


夜のTV スポーツニュースでTOJの報道を楽しみにしていたのですが、取り上げられませんでした。
まだまだ、メジャーとは言えないのでしょうか。
東京での公道レースが、「東京マラソン」のように話題となってもっともっと開催されることを期待しています。
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タンデム(Tandem)自転車 その1

2012年05月27日 18時25分31秒 | その他
先日、両国の「いちかわ」さんに伺おうとHolksで五日市街道を走っていると和田掘公園に様々な自転車が集結しているところに出くわしました。
少し気にはなったのですが、とりあえず先に進むことにして通り過ぎました。
帰り道、同じ場所にやはり自転車が集まっているので止まって様子を窺うと・・・。





タンデムの試乗会とのこと。

国内では、タンデム(Tandem 二人乗り)自転車の乗車が各地域の条例で規制されており、観光振興の目的でごく一部認められている地域を除きほとんど乗ることができません。

お話では、警察の許可を受けているのでタンデムで公園内を試乗できるとのこと。私も勧められたのですが、シューズがシューズなもので遠慮させていただきました。

集結したタンデムは、日常普通に乗ることができ気軽に楽しめそうなものばかりです。

とは言え、やはり特殊な自転車ですから細部には特殊な工作も多く施されています。




ここらは、BIKE FRIDAY の小径タンデム。
BIKE FRIDAY だけのことはあってフレーム分割が可能です。
恐らくかなりコンパクトに収納できるのでしょう。





こちらは、RAVANELLO。
オーソドックスな作りですが、しっかりした安定感が醸し出されています。





どこの製作かは分かりませんでしたが、丈夫でガンガン走れそうなタンデムです。
各パイプも太く、さらにセンターに補強パイプも追加されています。





驚きのチタン!タンデムです。
しかも分割可能!!
下世話な話ですが、いったいおいくらぐらいするのでしょうか?
装備も本格的で恐らく軽量コンパクトを活かしいろいろ走りに行っていらっしゃるのでしょう。サドルが物語っています。





こちらは、後部座席にお子さんが乗れるようになったもの。
脱着式の補助チェーンホイールが後部座席に装着され、ハンドルも延長ステムで手元に届くようになっています。
また、ホイールもかなりしっかりしたものでブレーキは前後ディスク。
アメリカ製でしょうか?



お母さんがママチャリにお子さんを載せてふらふら乗ることと比べると、タンデムできんと乗ることの方が安全のような気がします。
全国で一部の地域ではなく、タンデムで楽しく街中を走れる日が来ると良いですね。
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GW都内をぶらり

2012年05月13日 18時36分28秒 | ライド
今年のゴールデンウィーク(GW)は天候に恵まれず、なんだか消化不良のまま終わってしまったような気がします。
それでも、晴れた日に自転車に乗ってぶらぶらしていました。
横尾双輪館さんに伺った日は、晴れて気温も高くなった日です。
休日の都心を走っていると、日頃目にしない光景や気づかないものに目がいきます。


東銀座では、「歌舞伎座」の建替え工事を行っています。
普段であれば、「躯体が随分上がったなあ」で終わるのですが、この日は通過しようとすると通行止めに。
見ると鉄骨の搬入中。





この鉄骨の大きさはかなりのもので、何度も切返してトレーラーを現場に入れていました。
平日の日中であれば絶対NG!
皆、お行儀よく搬入まで待っていました。



浜松町と田町の間、首都高速の下を流れる古川に架かるのが「金杉橋」。





金杉橋に立ち古川を眺めると、屋形船や渡船が多く係留されているがよく見えます。
この周辺には、昔ながらの渡船屋さんや屋形船のお店も多くあります。
そういえば、「釣りバカ日誌」の映画でもこの辺りが出てきます。

橋から船の写真を撮っているとその先に電車が通過するのが見えます。

山手線、京浜東北線、東海道線。
あぁ!新幹線も。





屋形船の向こうで新幹線が通過するのを撮りました。
実はこれがなかなか大変で・・・。
新幹線は一番奥。
「来たっ!」と思うと手前を山手線・京浜東北線・東海道線が通るので新幹線に被るのです。
しばらく粘ってパチリ。



快晴の空に東京タワーも綺麗に映えます。
この時期、スカイツリーの開業間近で話題は隅田ですが、東京タワーはやっぱりカッコいいです。





しかし!
現在、テッペンの改修工事中です。





よく見ると先端が曲がっているのです。
昨年の地震で曲がってしまったものを改修しています。
そのため、高さが333mではないとか。





以前の写真と比べるとやはり先端が短いようです。

早く改修が終わり以前の姿に戻ると良いですね。
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