自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

ミニベロ ステアリングの交換(オポジット ブレーキレバー)その2

2020年09月14日 20時08分41秒 | パーツ
まず作業をするのは、バーの幅の調整です。



このままでもかなり幅が広く、さらにオポジットブレーキレバーのブラケットが外側に付くので適当な長さにカットしなければなりません。





両端を約20mmカット。



カットするのに使った工具は、パイプカッター。
まっすぐカットするのには便利です。

さて、ブレーキブラケットをバーの中に収めるためには内径を広げなければいけません。
やすりでシコシコ削ることは恐らく無理。
・・・なのでリーマーを購入しました。





この先、2度と使うことがないかもしれない工具です。
中国製

さすがに専用工具、うまく加工ができました。



後は、クランプ部分近くにアウター取り出し口をドリルで開ければ終了。



完成したステアリング回り。



ハンドル、ステム、ブレーキレバー、3点とも交換しました。


裏側



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミニベロ ステアリングの交換(オポジット ブレーキレバー)

2020年09月13日 20時09分58秒 | パーツ
ミニベロのステアリングまわりをそっくり変更することにしました。
(この記事は、以前作成し「下書き」だったものを加筆・修正したものです)



使っているバーは、「日東201 オポジット用」でアウターケーブルとブレーキレバー取り付け用の穴が最初から開いているものです。





このバーを購入した当時(随分昔ですが)、既にオポジット用は珍しく、たまたま店頭で見つけたので「とりあえず買っておいた」ものです。
バーの形状が気に入るとかいらないとかの選択肢はありませんでした。

日東のフラットバーには 206 タイプもあり、206タイプはプロムナード的に使っているサイクラーで使用しています。


この206バーは、オポジット用で最初から取り付け穴が開いたものでした。

201は、グリップ部分がフラットで、スポーティな雰囲気があるものの少し手首に負担がかかる感じがします。
206タイプの方が、疲れが少ないように感じ交換することにしました。


上:ミニベロに使用した201 オポジット用
下:206 ノーマルバー


まず考えたことは、ネットで探すこと。
結構長い期間、こまめに検索してオポジット用バーのオークション出品を待ちましたが全くありません。

これはいよいよ自分で加工することになりそうです。

オポジット ブレーキレバーも既に希少パーツとなりましたが、関戸橋のフリマで研磨されたピカピカのものが入手できました。



使っているステムは、以前このブログで紹介した 日東ダイナミックⅡ の Bianchi ロゴのあるもの自力で表面を剥がして磨いたもの。
入れ替えるステムは同じ日東のダイナミックⅡ。
関戸橋で知り合った方にブラック仕上げのステムをピカピカに加工して頂きました。

いよいよバーの加工です。
オポジットブレーキレバーをバーに装着するためには、単に取付穴を開ければ良い訳ではありません。
バーの内径が細くブレーキのブラケットは入らないので内径を広げて(ザぐって)やらなければならないのです。
オポジット用バーをエンド部から覗いてみると、中で段ができているが見えます。



手前の径が広く、奥が細いためです。

ちなみに手持ちのノーマルバーの内径は 17mm ブレーキブラケット部は 18mm
1mm広げる必要があります。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ALMARC (アルマルク)タイプ バーテープ(その2)

2020年09月07日 20時11分59秒 | パーツ
ようやく入手した CINEELI #63 旧マーク のハンドルバー。
40年前のバーテープといえば、綿(コットン)。
べノットの光沢のあるビニールもありましたね。


CINELLI #66 1/R 110mm (1980年)

当時を再現するのも良いのですが、ひと味違った仕上げはないものかといろいろ探していると革巻きのバーテープを見つけました。
「革巻きのバーテープ」といってもグルグル巻くタイプではなく、巻き上げるタイプです。
おそらく元祖は ALMARC (アルマルク)
記憶を辿るとショップのショーケースの中、誇らしげに展示されていた チネリのハンドル/ステムにカンパのブレーキブラケットがセットされ、白もしくは黒の革でハンドルを包み込み内側を編み上げたあのステアリングセットのバーテープです。
当時の販売価格は記憶にありません。
とても手の届く価格ではなかったことだけは確かです。

今回あることから、その ALMARC のバーテープに近い仕上げのできる方に出会いお願いすることができました。
もちろんハンドルにブレーキブラケットの位置を指定して、です。



仕上がったのは昨年(2019年)12月の暮れ。
年末年始にHOLKSに組付け完成させました。




かなり気に入っています。
唯一の欠点は、白なので汚れが目立つこと。
とにかく「汚したくない!」のです。
汚れた手では、ハンドルは握れません。
常に手拭きを持参。
手が汚れたら拭く。清潔第一です。


CINELLI #63 1/R 100mm(2020年)

加工をして頂いた方は、車関係のお店をされていたのですが昨年暮れに廃業されてしまいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ALMARC (アルマルク)タイプ バーテープ(その1)

2020年09月06日 16時06分48秒 | パーツ
2020年に製作後40年を迎えるHOLKSのレストアを昨年夏ごろから始めようやくひと段落しました。
どうしても使いたかったパーツを根気よく探し、何とか見つけて取り付けることもできました。
自己満足以外の何ものでもありません。
他の人からすれば、「意味が分からない」と言われる話です。

一つは、ハンドルバーで CINELLI CAMPIONE del MONDO の旧マークいわゆる鉄仮面で浅曲がり #63 幅400mm
これがなかなか見つかりませんでした。
製作当初から使っていたのは深曲がりの#66、その後GIRO #64に交換し、浅曲がり#63の「Cinelli」へと変遷するですが、このロゴは時代が異なりどうしても旧マークが欲しかったのです。
国内のオークションサイトやフリーマーケット、海外のオークションサイトを時間をかけて探しました。
(探していたのは昨年です)

ようやく「それらしい」商品を「セカイモン」で見つけたのですが、詳細が分かりません。
質問コーナーで問い合わせしたのですが、回答は得られませんでした。
浅曲がり#63か深曲がり#66かは、この写真で判断するしかありませんでした。



手持ちの深曲がりと写真を比べ恐らくそうであろうと、確信が持てないまま注文をしたのです。

ひと月ほどして手元に届いたバーは、見事!探していたものでした。
右側バーエンドの刻印は、キズによって読み取れにくくなっていたため回答できなかったようです。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オリジナル トップキャップ(ヘッドキャップ)

2019年10月06日 21時30分07秒 | パーツ
「トップキャップ」もしくは「ヘッドキャップ」と呼ばれるフロントフォークとステアリングを固定するパーツは、アルミ、カーボン、チタン、とどの材質のパーツを使ったとしてもそれほど機能や性能に差は感じられないものです。
それよりもライディング中、常に目に付くパーツなのでデザインに拘りたいもの。

私がこれまでDeRosa Titanio で使っていたのは、クリスキングのオレンジ。



キャップの淵に刻印があるのが気にっているのですが、オレンジカラーにちょっと不満。
赤が欲しくて探したのですが、最近のクリスキングは、刻印にも色がついているので全体がプレーンな赤に見えてしまいます。

DeRosaに合いそうと見つけたのは、ハート型に彫刻したこちら ↓



きれいなのですが、ハートのデザインが、DeRosaのハートよりもやや細め。
長く手元に置いたまま装着せずに温めていました。

最近、通勤電車の中でググって見つけたのが、オリジナルのトップキャプ制作工房。
富士彫刻工業所さん。
そこに自分だけのオリジナル デザインでお願いしてみることにしました。

さて、どんなデザインにしようか?

やはりDeRosa Titanioに相応しいデザインでなければ・・・


今年2月、「ハンドメイドバイシクル展」で「BIXIS」のセールスにDoriano De Rosa氏が来日されました。
Doriano氏は、DeRosa兄弟の2番目でTitanioの製作をご担当されたTitanフレーム製作のレジェンドです(と、私は思っています)。
数年前、DeRosaから独立して「BIXIS」を立ち上げ活躍されています。
出展ブースでの接客やトークイベントで忙しくされている中、私のTitanioの写真を見て頂きました。
「このフレームは、Dorianoさんの製作ですか?」(私)
写真をじっと見て「そうです」(Doriano)
そして、快く写真にサインをしてくれました。



私のTitanioは、Doriano氏本人が製作したものだとのお墨付きを頂いたのでそのことを(ちょっとだけ)アピールする意味も込めてデザインに取り入れました。




想像以上の出来栄えす。





ハートの形もちょうど良いバランス。



赤色がフレームのデカールとも合っていい感じです。
大満足のオリジナル トップキャップとなりました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする