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夏休み前、書店で「サクリファイス」(近藤史恵著)の文庫本を見つけ購入しました。
単行本が文庫本化されたことで、新たに書店で陳列されたようです。
書店の「一言コメント」も付いていました。
随分以前に、自転車雑誌で紹介されていたものの、当時はそれほど興味もなく忘れていました。
また時折「自転車に関する本 ベスト10」等でタイトルは目にすることはあったのですが、なんとなく女性作家(失礼!)が描くロードレースやレーサーの内面が、少し信じられなかったこともあるかもしれません。手に取って読むことはありませんでした。
文庫本化され手軽に読めそうで、また休みも近かったので、興味本位で読むことにしました。
正直、期待をせずに何気なく読み始めたのですが、これがなかなかハマってしまい一気に読んでしまいました。
いい意味で「裏切られた!」思いです。
かなり本格的に、しかもリアルにロードレースが描写されていて、「女性作家だから・・・」などという先入観を持ったことを恥じなければなりませんでした。
本の終わりに、「続編として『エデン』・『サヴァイブ』に続く・・・」とあったので、すぐに図書館で借り、こちらの2冊もやはりおもしろく、たて続けに一気読み!
ちょうど、知人から今年のツール映像ブルーレイも借りていたので観たのですが、小説の余韻が頭の中にあり、選手が何を考えながら走っているのか気になって仕方がありませんでした。
本当のロードレースは、「人間ドラマ」なのかもしれません。
今年の夏休みは、どっぷり本と映像でロードレース漬けでした。
「サヴァイヴ」に続く続編(続々々編?)に期待したいです。