自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

Campagnolo Super Record (カンパニョーロ スーパーレコード)スプロケット

2016年09月12日 22時14分16秒 | パーツ
このブログに政治や国際社会ネタは相応しくないのですが、イギリスが国民投票でEUからの離脱を決めたというのは驚きでした。
ユーロに加盟しながらもポンドを通貨としていた点からも他の加盟国とは一線を画すものがあったのかもしれません。
まさか離脱派が多数を占めるとは。
金融マーケットも想定していなかったためポンドは急落。
半面、円は急騰、日本株は大幅下落。
マーケットを震撼させました。
リーマンショックの再来になるのでは、との悲観論も一部にでましたがメイ新首相が就任し時間の経過とともに落ち着きを取り戻したようです。

さて、ポンドと言えば「Wiggle」
自転車の海外通販では最も有名なサイト。
私もこれまでちょいちょい利用していました。


DeRosa Titanio のスプロケットは12-27Tの11Sです。
チェーンホイールは、50×34 のコンパクト。
ロー側は、34×27 で無敵のギヤ比のハズでした。
競技志向でもヒルクライム嗜好でもない私は、いつかは使うだろうと用意したギア比もこれまで使ったことは一度もありません。
冷静に考えれば、この組み合わせはかなりのローギア比。

ロー27Tをやめて25Tに、その分18Tと追加しようとスプロケットを探しはじめました。
国内のショップ、通販、そしてWiggleも検索。
そこでその価格に驚愕。
私が求めているのは、カンパニョーロのレコードクラス。
ところが、スーパーレコードのスプロケットのほうが安い!(その後、価格は変更されレコードのほうが安くなっています)
レコードはロー側3枚がチタンですが、スーパーレコードは6枚がチタン。
これは、スパーレコードを選択しない理由がない!
早速「購入手続き」に進もうとしたのですが、「在庫切れ」の表示。
それはそうでしょ、これだけ安ければ。





結局、入荷までひと月以上かかりようやく入手。
そして入手後のユーロ離脱ニュース。
興味半分、購入したスプロケットを検索してみるとさらに価格は下がっています。
残念というよりこんな価格でいいの?という疑問のほうが強く湧きます。

ネットと物量の進化が、モノの値段をグローバル化させているといるということです。


左:レコード 12-27   右:スーパーレコード 12-25


レコード


スーパーレコード

歯数が異なるので重量の単純比較はできませんが。












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ミニベロの話 その37 完成

2016年09月11日 17時18分43秒 | 完成車
こだわりのミニベロ、ようやく完成しました。



この自転車に限って言えば、完成してしまうことが嬉しいような寂しいような複雑な気持ちです。
30年前からの構想が実現してしまい、何か終わってしまう寂しさなのかもしれません。
もちろん、完成の嬉しさも十分あります。
これからは、街乗りだけではなく旅行にも持ち出し、ゆっくりのんびり走る自転車として利用するつもりです。

これまで随分詳細をアップしてきましたが、完成したところで再度まとめの掲載です。

まずトランスミッション。





デュラエース初代の 167.5mm クランクに EX 56T のアウターに初代のインナー 42T
カンパ レコードのFディレ 直付け
仮完成の写真では、56×47 でチェーンホイールがごちゃごちゃして見えましたが、少しすっきりしました。



シュパーブ プロのRディレにニューウイナー フリー

ブレーキは、マファック レーサー



アーチワイヤーは、ステンレスに交換。
千鳥は、ダイヤコンペ。
千鳥でさえも随分迷いました。
トーエー オリジナルやベロオレンジ、シンプルにマファック等々
結局、扱いやすさと丸みをおびたデザインで選びました。

フロント ブレーキとキャリア



小径に合わせた小ぶりなキャリアがベストマッチングです。
ですが、実際にキャリアにバックを載せることはありません。

ヘッドまわり



カンパ スパーレコードのヘッド小物
カンパのWレバー
長ーいヘッドチューブ




ブルックスの赤色サドル
フジタ ベルト 26.8mm

前輪まわり



ハブは カンパ レコード 28H




後輪まわり



問題のフリー



ハンドル



グリップ(バーテープ)は、ブルックスの革
色は、なんとピンク
メーカーが言うピンクですが、実際はそれほどピンクではありません。
サドルに合わせたつもりです。
このバーテープは、Wiggleのディスカウント品でした。
この色を探していたのですが見つからず(たぶん生産終了)見つけたのがWiggleだったのです。
この色は不人気だったのでしょうね。在庫処分のようでした。

ついでに、愚息に譲った旧ミニベロを並べて



旧車をベースに不満を解消し、グレードアップを目指して製作したミニベロ。
まだ細かい点では改良の余地があります。
しかし、自画自賛になりますが、かなりバランスのいい仕上がりだと思っています。
本当に、自画自賛です。
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多摩川から五日市

2016年09月10日 20時39分26秒 | ライド
久しぶりに五日市に向けて走り出しました。
今年も夏の暑さは尋常では無く、日中自転車で長時間乗るのは身の危険を感じるほど。
若くはありません。
走る距離は控えめでした。

9月に入り台風の接近や低気圧の影響で天候不順が続いています。
明日からまた雨模様。
走るのなら今日しかありません。

暑さはまだまだ続き夏が終わった感じが全くしませんが、植物は正直です。
多摩川の側道を走っていると土手にぽつぽつ彼岸花が咲き始めていました。


(写真は、多摩川から住宅街に迂回した隣接の畑の彼岸花)

確かに、お彼岸が近づいています。




低気圧の影響でしょうか。
雲が流れています。




多摩川に架かる中央線の鉄橋をくぐったところでカメラマンを発見。



「撮り鉄」でしょうか。



この鉄橋を珍しい列車が走るのを待っているのでしょう。
どんな列車?
待っていたら見られるかも・・・。


多摩川は、先日の大雨の影響で水かさが増したようです。



水が流れた跡が残っています。



白い鳥は、白鷺でしょうか。




多摩大橋を越えるには、住宅地を抜けずに一旦新奥多摩海道まで迂回していました。



住宅地は、スポーツバイク進入禁止です。



それほど「久しぶり」ということです。



側道から多摩川に下りて、橋の下をくぐる道が整備されていました。


くじら公園をゆっくり走り奥多摩街道(旧道)に向かうところで水の流れる大きな音にハッとしました。



長く工事をしていた浄水場が稼働し始めています。
どんな施設かちょっと寄り道。



大きな施設です。




睦橋、欄干の上から




ところで、睦橋通の歩道を歩く人達がやけに多く目に入ります。



ウォーキングイベントでしょう。


武蔵五日市駅に到着。



若者達は河原でバーベキュー。




武蔵五日市駅前には、こんなものもあります。



「東京 裏山 ベース」
周辺の情報発信基地です。

「あれっ?」
何やらフレームらしきものがぶら下がっています。
近づいて見ると



3RENSHO ロードフレームです。
サイズも大きく、現役時はいいフレームだった思われます。



ラグは、下面が2ポイント。
3RENSYO オリジナルです。


ついでに満開の花。



この花の名前は、



こんな花です。







ウォーキングイベント参加者は、武蔵五日市駅から睦橋までアリ列のように進んでいました。


くじら公園のベンチで休憩



やはり雲が流れています。


多摩川の鉄橋脇には・・・



往路よりも「撮り鉄」が増えています!



この方達は、いつまで待つのでしょうか。
そして何を待っているのでしょうか。


立川市民球場のわきを通ると歓声とブラスバンドの音楽が聞こえてきました。



球場を覗いてみると、高校野球公式戦。





ブラスバンドにチアー。



青春です!

いろいろな出来事のあったライドです。
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ミニベロの話 その36

2016年09月09日 22時41分15秒 | 完成車
原点に戻って、スプロケット毎の1回転あたりの距離を比較し、確認してみます。



数値は、ペダル1回転あたりの進む距離(単位 ミリ)

比較表からの結論は、7S から1枚減らすとしたらローの 21T
ミニベロ 56×21 は、ロードの 52×25 よりも小さく、56×19 でも 52×23 より小さい。
6Sは、13・14・15・16・17・19T のクロスレシオが良いようです。
昔のロード、超クロスレシオのようです。

更に気づいたのは、56×47 では、フリーとの組み合わせで重なるギア比が多いということ。
これではフロントダブルにする価値が薄れてしまいます。
フロントインナーを手持ちの 42T にしてみると



以外にもきれいにバラけます。
56Tで13~19T、42Tで15~19T だとギア比がかぶりません。

さてさて、次の問題は、フロントディレーラーが、56×42Tの14T差で変速するかどうか。
旧レコードのキャパシティを調べるみると 14T
「おっ。これはイケるかも・・・」

やってみました。
何とか、変速します。
かなり「よっこらしょっ」といった感じですが・・・。

最近のチェーンリングには、チェーンのかかりを良くするピンが付いています。この歯数差の変速を見ているとピンがあればずっとスムースに動きそうなのに、と技術の進歩を実感します。

まだまだ、課題があります。
13~19T と簡単に書きますが、そもそも、その歯数を揃えることが出来るのか?
サンツアー ニューウイナーは30年以上も前の製品。
不足するスプロケットを手当て出来るのか?

不足するのは、
4th の 16T と 5th の 17T

4th の 16T は、7Sから取り外せば使えます。



5th の 17T は、形状が異なり使えません。

フリー、スプロケットの手持ち部品箱をゴソゴソ探していると、プロコンペ(ゴールド仕上げ)の 17T がありました。


(左は 5th 16T、 右は 6th 17Tプロコンペ)

何の目的で購入していたのかは覚えていません。
ニューウイナーの更に前の時代のフリーです。

厚みは、ニューウイナーと同じでした。
スプラインの形状も必要としている形状と同じようです。

組み込んでみるとピッタリ。
これで一応、解決。



とは言え、スプロケット一枚だけがゴールドなのは何とも・・・。
10月のフリマででも純正を探してみましょうか。
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ミニベロの話 その35

2016年09月08日 22時40分44秒 | 完成車
悩み事の始まりは、シートステイとチェーンの干渉でした。

リアエンド幅は、126mm
チェーンステイの長さを短めに設定したので、チェーンラインを考えると120mmの方が良いとは思ったものの、どうせフリーのトップとローはそれほど使うことは無いと判断して126mmにしました。
ハブも126mmだったので。
今どきのハブであれば130mm
スプロケットも 11S もしくは 10S が標準です。

ハブはカンパ 旧レコード。
フリーは、レジナ アメリカSL 13~21T 7S
軽量フリーです。
ハブにフリーを取り付けホイールをフレームに組み付けると、「あれっ?!」



シートステイとフリートップの歯先が近すぎます。
チェーンを掛けると絶対に当たる!
さて、どうしたものか・・・。

何となく予想された事象です。
ガード取り付けのナットもフリー側に出っ張る可能性がありましたから。
オーダーの際に右側エンドの内側に2mm厚程度の鉄板を溶接してもらっておけば良かったのですが、すっかり失念していました。

最初の対処は、ハブ左側の玉押しとロックナットの間にあるスペーサーを右側に移動させること。

これで約1mmは稼げます。
しかし、残念ながら足りません。
もう少し「逃げ」を作らなければ、まだ当たります。

どれだけ「逃げ」を取ればクリアできるのか?
試しに、部品取り用に購入していたカンパ ハブから2mmのスペーサーを取り外して、追加してみました。
これでエンド幅は、128mm になっています。

フレームを少し無理して広げ装着してみると、バッチリ。
いい感じで、問題ありません。
「このままエンド幅を128mmに2mm広げてもらう?」
それも方法です。
しかし、この状態は左に3mm、リムセンターがズレていることになります。
センターを修正すると右スポークの「オチョコ」が厳しくなり(スポークがリムに対して垂直に近づく)、更に右側のスポークがニップルから突き出てタイヤチューブを痛める可能性も出てきます。

スポーク長の問題は、適正寸法のスポークをショップで作ってもらうか、工具も購入して自分で作ることで対処すれば可能ですが、「オチョコ」量を適正に維持しようとすると、エンド幅を更に広げて130mm 程度とし、左側にもスペーサーを入れるのが良さそう。
でも、今度はクイックリリースのシャフトの長さが足りなくなります。
中空シャフトは、予備で130mmが手元にあったのですが、クイックリリースのシャフトはありません。
そもそもそんなシャフトが旧レコードに有りました?

・・・ということをごちゃごちゃ繰り返し、たどり着いた結論は、ニューウイナーの 6S (120mmハブ用6Sフリー)を使うということ。
126mmのエンド幅があるものをあえて120mm幅対応にしてしまう、惜しい気もしますが。
代用するのは、手持ちの 13~21T の 6S です。



7S と 6S の違いは、16T が有るか無いか。



ロードであれば大した問題ではないのですが、ミニベロとなるとホールサイズの関係で結構頻繁に使いそうな歯数を犠牲にすることになります。
悩みは、解決しません・・・。
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