自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

LEZYNE スプロケット リムーバー

2017年02月05日 16時40分44秒 | 工具
たまたま寄ったショップで以前から探していたスプロケット リムーバーを見つけたので購入しました。




LEZYNE製です。



スプロケットを外す工具は、昔に比べ現在ではたくさんの種類が販売されています。
価格もさまざま。
LEZYNEは少し高めですが、この手の工具にしては珍しくグリップが木製。
デザインが気に入ってました。
(以前もブログで書きましたが、LEZYNEの製品はデザインが洗練されています)



チェーンにも「LEZYNE」の刻印が入っており、対応スプロケットは8・9・10・11Sいずれも可。
年に何回も使いませんが、趣味の世界。
使う時の楽しみです。


これまで使ってきたのは、サンツアー製。



40年ほど前のものです。
当時のスプロケットは、カセットタイプではなく、「フリーホイール」と呼ばれる単体で機能するものでした。
そのためスプロケット交換には工具が2つ必要で、その工具もそれほど選択肢がありませんでした。
サンツアーは、マニア向けにこういった工具も揃えていたのです



機能は単純で現在と変わりませんが、唯一変わった点といえばチェンの幅。



現在のスプロケットは11Sとなるなど歯は薄く歯間も狭くなりました。
写真の工具も購入した当時は、トラック用の1/8のチェーンが付いていましたが、その後自分でセディスポーツ(ナローサイズ)に交換し使っていました。
使えなくもないのですが、今回カセットスプロケット用に新調です。
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Cyclus Tools エンド平行修正工具

2015年02月02日 21時06分03秒 | 工具
昔々、Campagnolo は自社パーツの性能を発揮するために、取り付ける側(フレーム)の精度も要求し、その仕上げを行うための専用工具を用意していました。



いわゆる「大工具セット」です。
木箱に入った正にプロ用の専用工具。
当時、高級輸入ロードバイクと同じぐらいの価格で、とても手の届くものではありませんでした。
一度は手にしたい工具セットでしたが、スチールフレームの衰退によって生産も終了したようで、今では時折オークションで見かけるくらい。
それもビックリするぐらいの価格です。

フレームを仕上げる工具としては、フランスの「VAR」やアメリカの「Park Tool」などもあります。
いずれも、使用するのがプロ(ショップ)ということもあり、耐久性も高い分、価格も高く趣味で持つものとしては躊躇するものです。


フレーム専用工具で以前から欲しいと思っていたのが、フレームエンドの平行を確認・修正する「エンド平行修正工具」です。
滅多に使うことはないのですが、複数台保有している中でエンドの平行度を確かめたいと思う時があり、その都度ショップに頼むのも面倒くさいもので、自分で保有しておきたかったのです。

正月休みにWebでいろいろ調べていると、比較的リーズナブルな専用工具を見つけました。
それがこちら ↓





Cyclus Tools
ドイツのメーカーのようです。
比較的最近のメーカーですが、フレーム仕上げに必要な工具をほぼ取り揃えています。
あまりショップで見かけることはありません。
専用工具なので売れる数も限られているからでしょうか。



この工具の構成は、シャフト(柄の部分)とヘッドの間にはさんだ厚みの異なる数枚のスペーサーです。



使用方法は、エンドの幅に合わせてスペーサーを入れ替え、左右のエンドにそれぞれ挟んでセンターのすき間で確かめるというものです。



DeRosa Planet のエンドを確かめてみました。



バッチリ平行は保たれていました。
もし、平行が保たれていなければ、長い柄の先端を握ってヘッド部分が平行になるよう捻って調整を行います。

Cyclus Tool の工具は使ってみて、精度、耐久性、扱いやすさ共にかなり高いレベルと感じます。




さて、カンパの工具セットの時代では、エンド幅が、100mm、120mm、126mm の3種類程度でした。
今では、更に 130mm に 135mm まで。
スペーサーの種類も増えています。




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トーニチ トルクレンチ QL15N-MH

2014年07月22日 22時29分06秒 | 工具
金属と違ってデリケートなカーボンパーツの取り付けには、適正トルクでの締め付けが重要です。
むやみに、力任せに締め付けしまうとカーボンパーツを粉砕してしまうこともあります。
かといって、締め付けが甘いのも危険なこと。
自分でパーツを取り付ける時は、取説の適正トルクを守れるようにトルクレンチを使うようにしています。

普段使用しているトルクレンチは、「grunge」



バイクの組み立てに必要な最低限のビット(ソケット)が付いて価格も手ごろで重宝します。
トルクも2~24N/Mと幅広く対応しています。
トルクの調整は、グリップ部を回して小窓の数値に合わすことで行います。



このトルクレンチは、「それなり」にトルクをかけてもよい部分には安心して使えるのですが、低トルク=6N/M以下 の時は、少し不安を感じていました。
「6N/M は、こんなに力を込めてもいいの?これくらいで止めたいのだけれど・・・」と、自ら判断することも。
信じていない訳ではないのですが・・・(それは信じていないということですよね)

このトルクレンチのレンジが、2~24N/Mと幅広いために低トルク部分の設定誤差が影響しているのではないかと思うようになりました。
低トルクの設定では、グリップの半回転で1N/M 程の設定。
少し幅があるように感じます。

そこで、もう少し精度の良さそうなトルクレンチを探してたどり着いたのが、これ。
トーニチ QL15N-MH



東日製作所 トルク機器を専門に扱うメーカーです。
自転車パーツにそれほどの精度が必要とは思えませんが、気になるとやはりより正確でありたいと。
トーニチでは、この手の種類を「ラチェット付プリセット型トルクレンチ」と呼ぶようようです。
grunge も同じ機構です。

3~15N/Mと扱えるレンジは狭いのですが、逆にそこが安心感にも繋がっています。



トルクの設定は、グリップ部のロックを解除して小窓とグリップの補助メモリで合わせます。
0.1N/M 単位で設定できます。



試しに、5N/Mと6N/Mを比べてみました。
結構違います。
低トルクの1N/Mの差は、大きいように感じます。
grungeなど、場合によっては一旦指定トルクの1N/M下で締め付けてみて、再度指定トルクにした上で締め付けるなど少し慎重にした方が良いかもしれません。
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LOOK Axle Removal Tool

2013年01月24日 22時36分30秒 | 工具
LOOK ペダルのシャフト分解用のツールです。






KEO BLADE CARBON をWiggleで購入の際に一緒に注文したものです。
国内のショップ店頭で見たことがなく、どこで手に入るものかと探していました。

使用できるモデルは、KEOシリーズよりも前のモデルで「PP」シリーズ(?)です。




写真は、PP396。


以前、ペダルの塗装を行った際、シャフトを抜くために爪をプライヤーで加えて回しました。抜く時は良かったのですが、組み立てる時に力加減がつかめず、プラスチックの爪の一部をかけさせてしまいました。
この当時、専用工具が見つからず、やむなく行った作業はお粗末でした。




PPシリーズの爪(Axle)は浅いので、やはり専用工具でしっかりかみ合わせるのがベストの作業です。当たり前ですが・・・。




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フリー抜き その5

2012年02月06日 23時12分51秒 | 工具
似て非なるもの。





形状は非常によく似ていますが、目的が異なるのがこの二つです。

左が、カンパのスプロケットロックリング外しで、右はレジナのフリー抜きです。
一見、流用できそうですが溝の形が違って使えません。

カンパのこの工具は、スプロケットのロックリングを外すためだけではなく、カートリッジタイプのボトムブラケットを脱着するためにも使います。
こういった点は、ユーザー(カンパであれば主にレースシーンでのメカニック?)の使い勝手を考えてのことだからでしょう。


<レジナのフリー抜き>











レジナは、フリーとチェンを作っていたメーカーですが、フリーのカセット化が進みチェンもコンポーネント化したために自転車の世界では見かけなくなりました。
昔は、カンパのセットにレジナ、が定番でした。


レジナのフリーです↓








この状態では、フリー抜きは使えません。
プラスチックのカバーを外して差し込みます。





レジナも軽合スプロケットの「America SL」というのがありました。
私は、今でも Cinelli Super Corsa で使っています。


フリーも沢山保有していますが、使われることのないものになりそうです。
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