ライド中の異音は、たとえ小さなものでさえ気になるもの。
乗る楽しさも半減してしまいます。
その原因を解消しようと試みるもののなかなか突き止められず、考えられるものをひとつひとつ対策しては、乗りに行くことを繰り返す・・・。
なんのために乗っているのか分かりません。
「シッティングでペダルにトルクをかけると「カチッツ、カチッツ」と異音がする」
以前も同じような症状が出て、BBをバラし、グリスを入れ直したことがありました。
ちょうど1年前のことです。
またか・・・。
異音がするのは、DeRosa Merak(2010年)BB30 カンパ ウルトラトルクを使用
ネットを検索すると、「BB30 は、異音がする」との情報がたくさん出てきます。
何とか対策できないものかといろいろ調べてみると、
Praxis Works のBB30 Conversion BB For CAMPAGNOLO ULTRA TORQUE Cranks
にたどり着きました。
BB30 の内側にスリーブを入れ左右で固定するという機構です。
カンパ純血を守りたかったのですが、今回はこのPraxis コンバージョンに異音解消をかけてみることにしました。
まず用意するもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/e8/054f5bdc3bbc0ab0caf46284f454f91d.jpg)
ウルトラトルククランク用BBカップ締め付けスパナ これは、2本必要
プレスフィット BB30圧入
プレスフィット リムーバー
どれも特殊な工具でそう何回も使うものではありませんが、趣味の世界ですから・・・
今回交換する Praxis のコンバージョンBB
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/3d/d3b84a763a88b8d42ff8a00b80d0091d.jpg)
入っているのは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/bc/5f12e9e33226010e50b1e86341ff2abf.jpg)
コンバージョンBB
ウルトラトルク用の波型ワッシャーとU字型のフック
(ワッシャーとフックは、カンパ純正ではなさそうです)
機構は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/77/9c96a8e7b9a59cf5ff73c0e8fab177d6.jpg)
左のBBカップとスリーブが一体で、ネジが切ってある右側のカップを締め込むというもの
取説は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/59/64f1bd2a6df69a83d803196381dc9161.jpg)
日本語版も用意されています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/aa/860b8fe702d4b6749eeefd78a44c5826.jpg)
困っている日本人が大勢いるということでしょうか?
取説では、焼き付き防止剤を塗布するように指示されています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/59/04ea880b91552a0368a02ddd3670064b.jpg)
パーツには、ブロンズ色のグリスが塗られていたので、同系と思われる FINISH LINE のTi-Prepを使用することにします
さて、作業開始
まず、ウルトラトルククランクの取り外し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/86/a19d58c0de8553b9f6775a07ae3567be.jpg)
外してみると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/62/4d03c074903b16c6097365f2882f07b2.jpg)
グリスはしっかり残っています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/0c/42e63f9d98dea1cb4b724f9280217684.jpg)
グリスを取り除いてみても特に異常はなさそうでした
反対側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/3e/b5fd548f9b0b074102a3b32e78b27bed.jpg)
こちらも特に異常はなし
BB30 の取り外し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/5d/1492847f3abc325ef5064c76acd05b4e.jpg)
リムーバーをBBカップに当てて金槌でたたきます
まっすぐ当てれば問題なく取り外し可能
こんな単純な工具で外せるものなのか、とちょっと感動。
外したBB30
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/30/d4709954a656b3c0ec52838ca8ee9211.jpg)
注意が必要なのは、BB下のディレーラー ワイヤーリードの取り付けビス
ほんの少し出っ張る(写真はビスを緩め頭を下げた状態)
いよいよ取り付け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/7f/a8c9e59bd4c853612a0ca73c036740c3.jpg)
カップ端部に焼き付け防止剤を塗布して挿入
ここまでは手で挿入
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/4d/74e42a82f1bdc07929bc3f2233b63107.jpg)
ここからプレフィットを装着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/c6/2b4fdfb48c93ffc89d4a37bdf3247407.jpg)
取説通りに、ゴム製OリングがBBに接触するところで止めます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/4b/d38e6e5dd29b4120ef5ef757c475e844.jpg)
右側カップを取り付け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/75/7759507d5c249f7fc91f44c18cd21b00.jpg)
1本のスパナで左カップを固定。
右側のカップを回転させて締め込みます
装着完了
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/c3/ad32338390b72477e6274881ed6ea1fd.jpg)
クランク取り付け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/a5/9152b5a6d00da211d70208b1530f4005.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/2a/7ef5108994422a36ccb1a47f6924b84d.jpg)
無事取り付けは完了したものの、さて異音はいかに・・・
40Kmほど乗ったところ異音は全くせず、症状は改善。
異音の原因は、解消されました。
Praxisa 素晴らしい!
これでストレス無く気持ち良くライドに集中できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/a4/59a440c44da0bfd6b4c37ae8f1b0d765.jpg)
乗る楽しさも半減してしまいます。
その原因を解消しようと試みるもののなかなか突き止められず、考えられるものをひとつひとつ対策しては、乗りに行くことを繰り返す・・・。
なんのために乗っているのか分かりません。
「シッティングでペダルにトルクをかけると「カチッツ、カチッツ」と異音がする」
以前も同じような症状が出て、BBをバラし、グリスを入れ直したことがありました。
ちょうど1年前のことです。
またか・・・。
異音がするのは、DeRosa Merak(2010年)BB30 カンパ ウルトラトルクを使用
ネットを検索すると、「BB30 は、異音がする」との情報がたくさん出てきます。
何とか対策できないものかといろいろ調べてみると、
Praxis Works のBB30 Conversion BB For CAMPAGNOLO ULTRA TORQUE Cranks
にたどり着きました。
BB30 の内側にスリーブを入れ左右で固定するという機構です。
カンパ純血を守りたかったのですが、今回はこのPraxis コンバージョンに異音解消をかけてみることにしました。
まず用意するもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/e8/054f5bdc3bbc0ab0caf46284f454f91d.jpg)
ウルトラトルククランク用BBカップ締め付けスパナ これは、2本必要
プレスフィット BB30圧入
プレスフィット リムーバー
どれも特殊な工具でそう何回も使うものではありませんが、趣味の世界ですから・・・
今回交換する Praxis のコンバージョンBB
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/3d/d3b84a763a88b8d42ff8a00b80d0091d.jpg)
入っているのは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/bc/5f12e9e33226010e50b1e86341ff2abf.jpg)
コンバージョンBB
ウルトラトルク用の波型ワッシャーとU字型のフック
(ワッシャーとフックは、カンパ純正ではなさそうです)
機構は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/77/9c96a8e7b9a59cf5ff73c0e8fab177d6.jpg)
左のBBカップとスリーブが一体で、ネジが切ってある右側のカップを締め込むというもの
取説は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/59/64f1bd2a6df69a83d803196381dc9161.jpg)
日本語版も用意されています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/aa/860b8fe702d4b6749eeefd78a44c5826.jpg)
困っている日本人が大勢いるということでしょうか?
取説では、焼き付き防止剤を塗布するように指示されています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/59/04ea880b91552a0368a02ddd3670064b.jpg)
パーツには、ブロンズ色のグリスが塗られていたので、同系と思われる FINISH LINE のTi-Prepを使用することにします
さて、作業開始
まず、ウルトラトルククランクの取り外し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/86/a19d58c0de8553b9f6775a07ae3567be.jpg)
外してみると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/62/4d03c074903b16c6097365f2882f07b2.jpg)
グリスはしっかり残っています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/0c/42e63f9d98dea1cb4b724f9280217684.jpg)
グリスを取り除いてみても特に異常はなさそうでした
反対側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/3e/b5fd548f9b0b074102a3b32e78b27bed.jpg)
こちらも特に異常はなし
BB30 の取り外し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/5d/1492847f3abc325ef5064c76acd05b4e.jpg)
リムーバーをBBカップに当てて金槌でたたきます
まっすぐ当てれば問題なく取り外し可能
こんな単純な工具で外せるものなのか、とちょっと感動。
外したBB30
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/30/d4709954a656b3c0ec52838ca8ee9211.jpg)
注意が必要なのは、BB下のディレーラー ワイヤーリードの取り付けビス
ほんの少し出っ張る(写真はビスを緩め頭を下げた状態)
いよいよ取り付け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/7f/a8c9e59bd4c853612a0ca73c036740c3.jpg)
カップ端部に焼き付け防止剤を塗布して挿入
ここまでは手で挿入
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/4d/74e42a82f1bdc07929bc3f2233b63107.jpg)
ここからプレフィットを装着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/c6/2b4fdfb48c93ffc89d4a37bdf3247407.jpg)
取説通りに、ゴム製OリングがBBに接触するところで止めます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/4b/d38e6e5dd29b4120ef5ef757c475e844.jpg)
右側カップを取り付け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/75/7759507d5c249f7fc91f44c18cd21b00.jpg)
1本のスパナで左カップを固定。
右側のカップを回転させて締め込みます
装着完了
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/c3/ad32338390b72477e6274881ed6ea1fd.jpg)
クランク取り付け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/a5/9152b5a6d00da211d70208b1530f4005.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/2a/7ef5108994422a36ccb1a47f6924b84d.jpg)
無事取り付けは完了したものの、さて異音はいかに・・・
40Kmほど乗ったところ異音は全くせず、症状は改善。
異音の原因は、解消されました。
Praxisa 素晴らしい!
これでストレス無く気持ち良くライドに集中できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/a4/59a440c44da0bfd6b4c37ae8f1b0d765.jpg)