自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

廣崎製作所 クレセント ロードレーサー その8

2011年01月22日 23時14分14秒 | 完成車
BB(ボトムブラケット)の役割は、ダウンチューブとシートチューブ、チェンステーを
つなぎ留め、その中心で駆動部となるチェンホイルのねじれに耐える自転車で最も重要な
部位といえるかもしれません。
その役割に、更にディレーラーケーブルの貫通を加えたことで、どういったBBを製作
するのだろうと興味津々になりました。

普通のBBは、ダウンチューブ、シートチューブ、チェンステイそれぞれのパイプ中心が
BB中央にくるように設計・製作されています。


キヨ・ミヤザワのBB
各パイプは、BB中心にむかっている


今回は、ディレーラーケーブルを逃がすために各パイプをBBの中心からずらしてつなぐ
デザインにすることになりました。
そしてそれも廣崎氏にお任せすることにしました。


クレセントのBB部
一見すると普通のBBに見えますが秘密が隠されています。


クレセントでサイクルショップに行ってもさほど気に留める人もいないのですが、ある日
立川のショップの前にクレセントを留めておいたところ熱心に自転車の細部を見ている人
がいました。ショップの中からガラス越しに見ているとその人は腕組みをして首をかしげ
ながらじっとBBの辺りを見ていました。
恐らくこのBBの中が気なったかなりのマニアの方だったのだと思います。



コメント
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