自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

ステムの話 Cinelli (チネリ) 1/R

2014年02月27日 23時09分24秒 | パーツ
私は、「ステム」といえば、ステアリングコラムの内側で固定する「スレッドタイプ」を思い浮かべますが、もはやこのタイプは希少派。
ステアリングコラムが、スチールではなくなったこととアヘッドタイプに比べ重量的に不利なことが原因で廃れてしまったようです。
それでも最近のスチールブームのせいか、少し見直され復刻モデルも見受けられるようになりました。
スレッドタイプは、高さ調整が容易でポジションを合わせるのには非常に便利です。
ただハンドルバーやステムの交換となると、クランプ分が解放できずブレーキブラケットまで外さなければならない煩わしさがありました。

ステムは、自転車パーツの中でメカニカルなものではなく、単純な機能をデザインで魅せるといった感じのモノ。
乗っているときに最も視線がいくパーツでもあります。
それだけに、気に入ったデザインのモノを選びたいと思っています。

「ステムの話」で最初に取り上げるのは、Cinelli(チネリ) 1/R
一般的には、1/A から始めるべきなのでしょうが、そこは勝手気ままなブログの世界。独断と偏見で選びました。



1/R を初めて知ったのは、1975年「New Cycling」誌 8月号 「製品メモ」のページ。



「サンプル入荷された」と記載されていました。
その後、1976年3月では、実際に取り付けた方のレポートもでています。
リリースされた当時のステム角度は、どうやらかなり立っていたようで(75度ぐらい?)、「取り付けると前上がりになる」と。
その後、流通したものは標準的な73度ぐらいだと思います。

今更ですが、このステムは斬新で、それまでのバーをボルト・ナットで締めて固定するという単純な方法から、内部に仕込んだ2種類の斜ウスによってバーを押し付けて固定するという正に「逆転の発想」的機構を仕込んだものです。



恐らく、ステムの中で最もメカニカルなモノだったのではないでしょうか。

この機構に行き着いた理由は何か?
何かこれまでにない機構を取り入れたかったから?
それとも横から見てクランプのないスッキリとしたデザインにしたかったから?
重量を犠牲にしてでもチャレンジさせたCinelliの姿勢に乾杯!です。



もう一つ画期的だったのが、引き上げボルトがアルミ製(当時は、「軽合」と呼んでいました)だということ。



華奢に見えるボルトですが、長年使ってトラブルはありません。
最も好きなステムで今でも愛用しています。



最初のキヨ ミヤザワ でも使っていました。
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3本ローラー

2014年02月16日 17時33分04秒 | その他
2週続けて首都圏を襲った豪雪!
毎年、雪は降るもののこれほど積もる雪が続くことは滅多にありません。
住む町の玉川上水の木々もこの通り。



雪国です。

昨日は家の周辺の雪かきに追われクタクタに。
今日は、日頃使わない筋肉の筋肉痛。
でも自転車に乗れない週が続き少しペダルを漕ぎたくなりました。
そこで数年ぶりに3本ローラーを出して乗ることにしました。



随分前に購入し、数回使ったのですがそのまま部屋の片隅に・・・。
3本ローラーは、乗るのにコツがいります。
購入当時、少し怖さもあったので、できるだけ安全に乗れるように足台を作ったりもしました。



久しぶりなので初心に返って始めます。
利き手の右手をハンドル、左手を壁につけて支えながらゆっくり漕ぎ出します。
ヨロヨロしながらペダルを踏みます。



なかなか左手を壁から離せません。

ローラー台のローラーの幅は約40cm。
公道で、白いラインの上をだいたいキープして走れるのであれば、全然問題の無い幅なのに落ちそうで怖いのです。
すっかり乗り方を忘れています。
慌てず落ち着いて、それでいて緊張感を保ったまま暫く踏み続けるとようやく感覚が戻ってきました。
まず、目線。
絶対に下、特にローラーを見てはならないということ。
意識としては、5mぐらい先を見る感じで。
先の一点を見つめそこをキープしようとしてもふらつくので、30cmぐらいの幅に収まるようにリラックスできると安定しました。
感覚が戻れば後は回すだけです。

30分ぐらい頑張るつもりで始めたのですが、10分で汗が噴き出し、15分で額から汗がポタポタ。
結局、20数分で終了。
景色が変わらず汗だくで単調な運動はつらい。
全く「根性なし」です。

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Campagnolo Record Rブレーキ

2014年02月14日 23時32分10秒 | パーツ
Campagnolo Record のブレーキは、リアがシングル・ピボットのものとリアもダブル・ピボットのものと2種類から選ぶことができます。
(カンパは、シングルを「モノ」、ダブルを「デュアル」と呼んでいます。)

Merakではリアがシングル・ピボット タイプを使用しているので、Titanioではダブル・ピボットを使用することにしました。



ひと世代前のRecoedは、前後ともダブル・ピボットでした。


(この丸みのあるデザインも好きです)

その後、軽量化のためにフロントよりも負荷の少ないリアを簡素化したのですが。、再び前後デュアル ピボットが使えるようになりました。
Merakでリア シングル ピボットを使って何の不自由も感じませんが、プロともなると違うのかもしれません。



今回のカンパ ブレーキセットに中には、長さの異なるフロントブレーキ取り付けボルトが3種類入っていました。



一方、Titanio フレームセットにもDeRosaの配慮?からか取り付けボルトが入っていました。




昨今のカーボンフォークのブレーキシャフト貫通部分の厚みはまちまちで、1種類では対応しきれないためです。
Planetでは、ブレーキセット付属のボルトが短く別途購入しました。
DeRosaもそのことを認識しているのでしょう。
Titanioには、付属していました。
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チェーンの交換

2014年02月09日 22時44分52秒 | メンテナンス
カーボン ディープリムを履くMerak。
北風にあおられる冬場はお休み中です。
その間、メンテナンスを少し行っています。
今回は、チェーンの交換。

約5,000Km走行ですが、チェーンの伸びはそれほどでありませんでした。



とは言え、少しは伸びているような・・・



交換するチェーンは、カンパ純正から「Wippermann Connex10s1」に。



このチェーンは、「Connex link」による接続で非常に便利です。

さて、チェーンの長さ。
当然、これまでと同じ長さでセッティング。



しかし、よく見るとこれはベストセッティングではありません。



ほんのわずかプーリーにチェーンが当たっています。



「これまでと同じ長さ」と書きましたが、厳密には一コマ分長いのです。
Connex linkによる接続は、従来の接続に比べ一コマずれるからです。

アウター × ロー の最大歯数では





一コマ(2コマ)詰めるとゲージはかなり厳しい角度になりそうなので、この状況では切らずにこのままにしておきます。
インナー × トップは使わないということにして。


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カンパニョーロ レコードキャパシティ(Campagnolo Record Capacity)の話

2014年02月08日 22時46分57秒 | パーツ
非力でのろまな私がTitanioで選んだのは、カンパ レコードのコンパクトクランク 50×34に スプロケットが12~27T



レーシングパーツでこれ以上軽いギア比は無い!といえる程のギア比です。
昔(数十年前)のロード用ディレーラーでは考えられなかったワイドレシオ。

これまでのギア比
Merak が10Sで 50×36 12~25
Planetも10Sで 52×39 13~26
年齢と共にだんだんロー側が大きくなっています。

今回は、これまでより更にワイド化したことになります。
10Sから11Sでスプロケットに1枚余裕ができたのですが、トップ側を小さくしても使うことはほとんどなさそうなので保険の意味でロー側を増やしました。
ロー側に27T!
全く何の疑問も問題も考えず選択しました。
ところがです!
組み付け前に、ふとディレーラーのキャパシティが気になりだしました。
この組み合わせだと、キャパシティは31T必要。

少し前の Record には、レーシングトリプル対応としてミドルゲージやロングゲージのディレーラーもあり、ゲージの大きさでキャパシティを稼いでいました。



現行のレコードでは、ゲージサイズに選択肢は無く「キャパシティ」という制約のことをすっかり忘れていたのです。
気付いた時は既に時既に遅く、ひょっとして「やっちゃいました」かも?
キャパシティが取れず、スプロケットの買い直し!?

慌ててカンパのカタログを調べ、キャパシティの確認をしましたが、キャパシティのことがどこにも出ていません。


組み付け時は、恐る恐るの組み付けを行いました。
一番怖いのは、チェーンの切りすぎ。一度短くしてしまうと後が厄介です。
果たして上手く組み付けはできるのか?
フロント インナー × スプロケット トップ や
フロント アウター × スプロケット ロー は、使うことの無い組み合わせなので、無視したとしても、「変速がスムースにできる」ことが重要です。

カンパの取説によるチェーンの長さは、フロント インナー×スプロケット ローの時にディレーラーゲージに適切なテンションが掛かっている状態。


(カンパのチェーンに同封されていた取説)

まず試しに手元にあった使用済みのチェーンを取り付けてみました。



このチェーンは、52×39 13×26 で使っていた「ウィッパーマン」で接続もコネクトリンク。
今回の大きい歯数同士、アウター×ロー とは近い大きさ。
一方、小さい歯数同士、インナー×トップ では少し大きめ。
よってチェーンの長さも少し長め。
ゲージのテンションが、チェーンに掛かっていません。
上の写真の状態は想定通り。
カンパの推奨では、ここから一コマ少ない長さです。



問題は、短くした時にアウター×ローでゲージがどうなるか?
ゲージが悲鳴をあげるくらい突っ張った状態であれば、キャパシティ不足!
1コマ減らして試してみるとギリギリセーフといったところ。
確認できたので仮チェーンからカンパのチェーンに替えて取り付けました。


(インナー × トップ)


(アウター × ロー)

アウター × ロー は、やはりかなり厳しく見える組み合わせですが、実際はチェーンラインも考慮すると使わない組み合わせです。
せいぜい使っても 50×23ぐらいまで。
それがこちら↓



何とか許容範囲です。
以前に比べゲージもプーリーも大型化されたことでキャパシティも大きくなりました。
ワイド化したギア比を吸収した上で、レスポンスの向上も図っている技術の向上には驚くばかりです。









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