うれし涙を見るために・・・芽育学院

みんなの《うれし涙》を見るために・・学院長がソウルする!
 《うれし涙》こうして流す。
  《うれし涙》家族で流す。

わいどす。

2014-03-26 15:49:31 | 講師から
映画の話。


先日、素敵な映画を見ました。


『Knockin'on heaven's door』


15年ほど前のドイツ映画で、余命数日のマーチンとルディが、マフィアの車を盗んだり、銀行強盗をしたりして、死ぬ間際に海を見に行くというお話です。


その中のワンシーンに、大金を盗んだ二人がどこに行きたいかを言い合う場面があります。


その時マーチンが言ったこのセリフが、僕の心にとても響きました。


「発音できない場所がいい」


人間は変化を嫌います。


同じ場所にいて、同じ景色を見て、同じ様に生きたがります。


ただ、変化は必ず訪れるもので、卒業・入学・就職・結婚・・・と、人生にはたくさんの変化が散りばめられています。


その節々で僕たちは将来に不安を抱き、未来に怖気づきます。


ですが、「どこに行きたいか」と問われて、行ったことも見たこともない、ましてやその土地の名前を読むことさえできない場所がいいと答えたマーチンのように、知らない世界に飛び込む勇気、一歩踏み出す心の強さ、新しいことにチャレンジをする好奇心を持って歩んでいけば、その先には必ず素晴らしい景色が広がっていると僕は思います。


この春に新しい世界へと踏み出す生徒諸君
本当に卒業おめでとう。
進み行く不安はあると思いますが、存分に世界を楽しんでください。
悔いのない人生を。


そしてもう一つ。


実はこの映画、ずっと前に高田校のある先生に紹介してもらった映画なんです。


彼は、僕と同じ時期に働き始め、講師の中では唯一と言っていいほど、僕が心を許し、信頼していた先生でした。


彼と僕とは何かにつけて反対で、サラサラ猫っ毛の僕に対し、彼はクルクルパーマ。


性格も全く違って、仕事は仕事と割切った人付き合いをする冷たい僕にも、本当に良くしてくれる温かい人でした。


ただ、このように見た目や性格は違えど、僕は彼のことが大好きだったし、尊敬していました。


そんな彼も今年度で芽育を卒業します。


変化を嫌う人間の一人としては、彼が卒業してしまうことはとても寂しいことなのですが、新しい世界へと進まれる彼を全力で応援したいと思います。


最後になりましたが、彼の幸ある前途を願って。


横山功樹先生
ご卒業おめでとうございます。
お会いできて本当に良かったです。
素敵な人生を送られることを心からお祈りしています。
今までありがとうございました。


koi