先日、
ウレパツも終わり
そして
昨日、『あとひとつ』も終わりました。
見事合格、受験終了です。
一般受験終了をもって、全員が終わるのが“一般的”には望ましいといわれているのですが
うちは、本人の目に炎がある限り、『受けさせます』。
チャレンジの結果、粘りの結果。
最後まで粘ったということは
桜井校の誰よりも頑張っていた一方で
誰よりも悔しい思いを重ねてきたという事実でもあります。
それでも、彼は毎日、教室に足を運び
勉学に励んできました。
何があっても
『それでも…』
と、頑張ってくれました。
桜井校の皆が、合格の喜びを一足早く感じながらも
その生徒の、最後の粘りと根性を応援していました。
だから、ああいう感じの、桜井校の生徒代表メッセージになったんだろうし、
ウレパツ後の生徒たちの集まり方もそういうノリになっていたんだと思います。
桜井校全員が、新たな道の第一歩を記してくれました。
というわけで
当日、僕はどんなことを話したのかを
以下、今、話題のコピペでお送りします。
―――――
ご卒業おめでとうございます。
今年の桜井校は、いつになくまとまりがあったと思います。
授業であったり、合宿であったり、いたるところで皆が相談して一緒に勉強している風景が見られました。
中学生、高校生、時には小学生と一緒に、
と、年齢や性別なんかおかまいなしに皆で教えあい、受験の際には励ましあい、
そして皆で喜んだり悲しんだりしていました。
最初はノリだけでの一体感というのも否めなかったのですが、
徐々に本気の輪が広がっていって、ファミリー的な雰囲気となっていきました。
中3が、中1、2の子達を何とか教えようとするときのあっぷあっぷ加減や、
受験が目前に迫っているにもかかわらず
高3生が中学生たちを諭しながら教えている姿や、講師も交えて群れとなって臨時授業をしている姿。
ボーっと見ているといい風景だなぁと思えるのですが、
ちょくちょく僕も巻き込まれていたので、大変でしたけど、皆で支えあい助け合ってきた1年だったと思います。
誰かが困っていたら、辛そうだったら、助けてあげる。
力になってあげる。一緒に考えてあげる。
世の中の人は、こういうことをよく言いますが、
実際にする人はすごく少ないです。
それはとても難しいからです。
自分のことで精一杯で相手のことをきにかけることなんてなかなかできないからです。
そんな難しいことを、
桜井校という小さな空間の中ですが、出来ていたというのは、褒められることだと思います。
最後の最後まで一団となって歩みを進めていくことが
僕のこの一年の目標でもありました。
集団塾と違い、個別塾で、仲間内での連帯感というのはなかなか持てないものですが、
良く頑張ってくれたと思います。
さて、
これからのことについて話をしますが、大きく二つです。
一つは、とにかく中途半端なことはしないようにしてください。
中途半端な気持ちで学校生活を過ごしていたら、
ちょっと後悔が残ってしまうかもしれないというのは、中学校で経験しているはずです。
高校に進むということは、
一度自分をリセットして1からはじめられるチャンスがあるということです。
リセットできるのは人生でそう何回もあるわけではありません。
勉強でも部活でも一番を取れるチャンスが与えられたわけです。
一番を取ることを目標にして、がむしゃらに努力してください。
卒業の挨拶では毎年言いますが、もともと特別なオンリーワンなら、ナンバーワン目指せよって話です。はい。
そして、将来、何になりたいかを探してください。
見つかれば、やらされる勉強からやる勉強に変わるはずです。
これからの3年間を使って、大きく力を伸ばしてください。
二つ目は、素直な気持ちと謙虚な気持ちを持つことです。
自分の間違いを素直に認める。
いい考えだなぁと思ったら素直に取り入れる。
相手が間違っているなと思ったら、相手を立てつつ、自分の意見を素直に言う。
上から目線でなく、下から相手を持ち上げるような視線でありながら、自分の意見を素直に通す。
最後のは高等技術がいりますが、うまくやりましょう。
小さなことで腹を立てないことややけにならないことは基本です。
くじけないことも基本です。
将来を大きく見据えて、
今の第一歩のつまづきや自分の不満や苦労はまだまだ小さなもので、
修正は利くだろうと思ったり、
このつまづきが将来、絶対生きてくると思って前へ前へ進んでください。
辛すぎて前へ進むことが出来なくなることもあるかもしれませんが、
歩みを止めてしまったり後ずさりしたら、さらに辛くなります。
前に進むことが出来なかったら、
横にかに歩きでもいいから
その障害をボーっと眺めていられる時間を作りましょう。
そして打開策を見つけましょう。
継続して芽育に通ってくれる子もいますが、一旦、離れていく子もいます。
辛いことがあったら、桜井校に寄ってくれたらいつでも相談に乗ります。
もちろん僕だけでなく、そこにいる講師たちも皆の味方です。
桜井校の一大勢力だった君たちがいなくなるのは正直寂しさがありますが、
自分の目標に向かって、着実に歩みを進めていってください。
――――
という挨拶をしようと思ったのですが
時間ないよー
ということで
本番はかなり、はしょりました。
来れなかった人々、だいたいこんな感じです。
でも、僕のこんなメッセージより
生徒代表のメッセージのほうが百億倍良かったです。