パンサラッサは4月25日阪神11R 読売マイラーズC(G2・芝1600m)に坂井瑠星騎手で出走します。
- 21.04.21 助 手 栗東坂良 1回 52.2-37.7-24.6-12.4 末強め追う
- 21.04.14 助 手 栗東坂稍 1回 51.9-38.1-25.1-12.7 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「21日に坂路を単走で追い切りました。先々週、先週と2週続けてしっかりと調教しましたので、今週は比較的サラッと。動きはいつもいいですし、除外の影響もなく、安定して体調をキープできています。阪神のマイルはすでに経験していることですし、今の状態の良さを活かして、この条件でも結果を残してくれればと思います」
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パンサラッサのマイラーズカップ(G2)出走が確定しました。
最終追い切りは栗東坂路を馬なりで52.2-12.4秒。「末強め追う」表記でも手応えには余裕を感じましたし、福島民報杯除外前の追い切りが51.9-12.7秒と比べても、状態の維持に関しては全く問題ないと考えて良いでしょう。
先週の福島民報杯を除外になったのは、不良馬場を走れなかったという点において非常に残念でしたが、出ていれば勝ったかどうかはまた別の話。。ここは気持ちを切り替えて、このタイミングでG2マイル戦に挑戦できることをラッキーと考えたいです。おそらくは人気薄での出走になるでしょうが、どうしようもない相手が揃っているとも思えませんので!
若干、偉そうな発言になってしまいましたが、距離短縮はかねてから矢作先生が試してみたいと仰っていた作戦ですし、鞍上の坂井騎手も(バスラットレオンは藤岡佑騎手になっちゃいましたから(^^;))そろそろ存在感を示しておきたいはず。そんなこんなの全ての事情を背負った上で、パンサラッサには積極的なレースを見せて欲しいです。
いやホント、確かにG2戦なので重賞馬、重賞好走馬が揃ってはいますが、この相手なら何かが起きても不思議はないと思うんですよねぇ。。これって、多分、私だけの勘違いじゃないよなぁ(^^ゞ
**2021/4/25阪神11R マイラーズカップ(G2/芝1600m)出走馬**
マーテルは4月25日阪神4R 3歳未勝利・牝(芝1600m)に柴山雄一騎手で出走します。
- 21.04.22 柴 山 栗CW良 半哩 51.7-38.8-12.7(4) 馬ナリ余力
- 21.04.15 助 手 栗東坂良 1回 54.7-39.7-26.2-13.6 一杯に追う
◇武幸調教師のコメント 「レースで騎乗予定の柴山騎手に乗ってもらい、22日にCウッドで追い切りました。先週に比べてテンションが高くなっている点が少々気掛かりではありますが、動き自体は悪くなかったです。放牧を挟んで、ここは仕切り直しの一戦。改めて当日の気配やレースぶりを窺っていければと思います」
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マーテルの出走が確定しました。
レースは25日の牝馬限定マイル戦(阪神4R)で、鞍上は柴山雄一騎手になりました。ちなみにデビュー戦は浜中騎手でしたが、マーテルのテンションが高すぎて何も出来ないレースになってしまいましたので、さすがにまた乗ってくれとは言いにくかったのかも。。もちろん、そんな状況で他のジョッキーにお願いするのもアレですし(^^;)
その意味では、自厩舎にベテラン柴山騎手がいたのはマーテルにとってラッキーでしょう。本番でマーテルのテンションがどうなるかは分かりませんが、トレセンでの振る舞いは以前よりだいぶマシになっているようですから、今回の組み合わせが『柴山騎手にもラッキーだった』、という結果に繋がってくれたらと思います。(「先週に比べてテンションが高くなっている」というのは、相当に気になるコメントですけれど…)
ちなみに22日の追い切りは、栗東CWを4Fから馬なりで51.7-12.7秒。長めからビシッと追ったわけではないですが、それでもデビュー戦前よりだいぶ良くなっていると思います。理想的にはもうあと1、2本欲しい感じですが、テンションコントロールと馬体維持を考えるとそうもいきませんからね。
ということで、今回は柴山騎手に上手く導いてもらい、とにかくしっかりした競馬をして帰ってくること。そして、できる事なら次走優先権を獲って続戦の目が残せたら…。客観的には、少し高めの目標設定かもしれませんが、時期を考えると、『そろそろ本気を出さないといけないんじゃないか』と、多少の焦りを感じています(^^ゞ
**2021/4/25阪神4R 3歳未勝利(牝/1600m)出走馬**
ラヴマイウェイは4月24日東京4R 3歳未勝利・牝(芝1800m)に木幡育也騎手で出走します。
- 21.04.21 助 手 美南坂良 1回 56.5-42.1-27.4-13.4 馬ナリ余力
ロイヤルダンス(三歳1勝)馬ナリを0.5秒追走同入
- 21.04.07 内田博 美南坂稍 1回 55.7-40.6-26.1-13.1 馬ナリ余力
ホノノルーカ(三未勝)強めを0.3秒追走同入
◇林調教師のコメント 「21日に坂路で楽にサーッと。これなら中1週でも問題ないでしょう。仮に今週のレースに使えたとしても2000mや2400mはちょっと長いような気もしていましたので、牝馬限定の1800m戦であれば贅沢は言えません。前回の競馬も踏まえて今回は減量騎手を起用。前走が前走でしたので、まずはゲートを出て、無理せず出たなりで流れに乗れればと思っています。何とか変わり身を見せて欲しいところです」
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ラヴマイウェイの出走が確定しました。
レースは水曜想定で候補になっていた24日の新潟でも25日の東京でもなく、24日の東京4Rになりましたが、まずはこのタイミングで出走が叶ったことが何よりです。(そもそも贅沢が言えないのは全くその通りなので(^^;))
2週前のデビュー戦は中山マイルを『一応、無事に回ってきました』という内容。。ぶっちゃけラヴマイウェイの能力を云々する以前の問題でしたから、私としては『今回のレースが実質デビュー戦』の気持ちです。中一週で減量騎手を配したのも陣営の意気込みと考えて、改めて前進を期待したいと思います。
追い切りに関しては引き続き坂路を軽めの内容ですが、2週前に実戦を使っているのは明らかにプラス要素のハズです。心配事を挙げればキリがないですが、少なくとも競馬で何をすればよいかの理解が進んでいるはずで、今度はラヴマイウェイも前回以上のやる気を見せてくれることでしょう。(願望込みです(^^ゞ)
その上でなのですが、「勝つまであるか?」と聞かれると、正直、とてもそんな自信はありません。先週の記事でも書いたのですが、基本的にはまだ『競馬に慣れることが目標』というスタンスは忘れずに応援しようと思います。
**2021/4/24東京4R 3歳未勝利(牝/芝1800m)出走馬**
【2021/4/11中山5R 3歳未勝利(芝1600m)でのラヴマイウェイ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに坂路で普通キャンターの調整。22日に栗東トレセンへ帰厩する予定になっています。
◇小泉厩舎長のコメント 「外傷は治療によりすっかり良くなりました。元々歩様やバランスに問題はありませんでしたので、インディバで筋肉疲労を和らげ、溜めや折り合いなどを意識しながらハロン16~17秒ペースで登坂。前回と同じか、それ以上の状態で送り出せると思います」
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まず、NZTで負った右トモ外側の外傷が、すっかり良くなったのは何よりです。その上で、目立った疲れが出ることもなく「前回と同じかそれ以上の状態」でトレセンに戻れるとは素晴らしいです!
今のところレースをするごとにバスラットレオンが成長する流れが続いていますから、これでトレセンに戻った後の調整が上手くいってくれたら… いや、そこは矢作厩舎の皆さんが抜かりなくやってくれるでしょう。しかし、5馬身差圧勝を決めた前走からさらに上積みがあるとしたら、これはひょっとしたらひょっとするかもしれません(^^)
ちなみに各メディアのマイルカップ出走想定などを見ていくと、(賞金ボーダー微妙ながら)ダービー一本を発表したグレートマジシャンはもとより、皐月賞8着のレッドベルオーブの出走も微妙な情勢のようです。あまり相手関係で一喜一憂したくはないですが、出てくればかなりの強敵と考えていた2頭がいなければ、正直、バスラットレオンには追い風ですしねぇ。
G1が楽なレースになることはあり得ないとしても、馬の状態、臨戦過程、鞍上確保、そして相手関係と、ここまで思惑通りに事が運んでいるのは確かで、結果的にかなり上位の人気で出走することになるかもしれません。G1で人気を背負うなんてことは、そうそうある話ではないですし、この際、そこも含めて大いに楽しみたいと思います。
いやホント、これは私だけではないと思いますが、何となくバスラットレオンに良い流れがきているように感じます。前々走、前走の勝ち方が余裕残しだったことも、本番でモノを言ってくるんじゃないですかねぇ(^^ゞ
【2021/4/10中山 ニュージーランドトロフィー(G2)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のリナーシェは、角馬場でのフラットワーク後、ウッドチップ坂路でハロン20秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇岡元厩舎長のコメント 「今は馬体の回復が最優先になりますので、周回コース入りはまだ見合わせている状況。それでもハッキングを交えたフラットワークを長めに行うなど、少しずつ乗り進めています。出掛けの際に左前が少し硬く映りますが、キャンターに行けばほぐれてきますので問題はないでしょう」
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2ヶ月の休みと言われると長いように感じますが、すでに2週間が過ぎていますし、『早く体重増えないかな?』などと考えていると、案外アッという間なのかもしれません。まずは馬体回復が優先ですが、今週、来週ぐらいまでにしっかり回復し、その後は実戦復帰の準備に専念できる流れになって欲しいところです。
次に復帰をするときには、否応なく未勝利終了期限をハッキリ感じながらのレースになりますから、それまでにリナーシェ自身の成長とトレーニングの成果、その両方が出せるよう頑張って欲しいと思います。
【2021/4/4阪神1R 3歳未勝利(牝/ダ1800m)でのリナーシェ:公式HPより】
イクタトレーニングファーム在厩のゴッドシエルは、おもに周回コースでハロン17~20秒ペースのキャンター2400~3200mを消化。週1回15-15を乗り込まれています。
◇生田場長のコメント 「去勢の効果についてはやや長い目で見守っていく必要がありますが、以前よりも調教時の折り合いは付いていますし、口向きなどのやり取りに関しても引き出しが増え、コントロールが利くようになっている感じでしょうか。ガタッと筋肉が落ちるようなこともありませんでしたので、少なくとも悪い方向には出ていないと思います。漲る元気をそのままに、この馬なりに冷静に走れるようになってきた印象です」
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「去勢の効果についてはやや長い目で見守っていく必要がある」というのは全くその通りだと思います。そもそも去勢は万能薬ではありませんし、それだけで脚が速くなるとか、そんな都合の良い話はありませんからね。
という事なのですが、「漲る元気をそのままに、この馬なりに冷静に走れるように」なったのだとしたら、これ以上ない効果があったという話になりますよね。もちろん、現時点で全てを判断するのは早計ですが、「少なくとも悪い方向には出ていない」のであれば、貴重な時間を使って去勢に踏み切った甲斐があったというものでしょう。
あとはしっかり身体を作り直して復帰の準備を進めていくだけです。最後の答え合わせは実戦を使ったあとになりますが、今までの経緯を振り返ると、何となく光が差してきたように感じています。
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、引き続き、ウォーキングマシン60~90分で調整されています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「今週の馬体重は519kg。元気の良さや毛づやは失っていないですし、どこを取って疲れや傷みなども感じられませんが、休ませる時はしっかりと休ませることも必要ですからね。今は乗り急がず、本当の意味での休養を挟んであげているところです。月末ぐらいから徐々に跨っていきましょう」
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まずはしっかり休みをとってリフレッシュ。厳しいレースをしたあとは、目立った疲れがあろうがなかろうが、大事に立ち上げていくのがクレッシェンドラヴのパターンですからね。
今月一杯楽をさせるとなると、復帰は早くても6月後半になりますから、腹を括って6/27の宝塚記念にぶっつけで挑むのか、あるいは7/11の七夕賞を狙っていくのか…。現時点では何も決まっていないでしょうが、いずれまたドキドキ&モヤモヤすることになるかもしれません。あとは、8/22の札幌記念出走は…ないですかねぇ(^^;)
【2021/4/4阪神11R 大阪杯(G1/芝2000m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
三重ホーストレーニングセンター在厩のカイザーノヴァは、舎飼による管理が続けられています。
◇伊藤場長のコメント 「患部の様子に変化はありませんが、手入れ時のみ少し動かす程度で、当面はこのまま安静に。今のところ、『5月上旬頃にレントゲン検査を行い、骨折が良好な治癒経過を辿っているかどうか判断していく』(獣医師)予定になっています」
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まだ、たっぷり半月は安静が続くようですから、カイザーノヴァもかなり大変です。当然ながら、慎重に進めて頂くのはとてもありがたいことですし、それ以外に方法はないこともわかっているのですが、どうしてもカイザーノヴァは、ジッとしているのが得意なタイプに思えないところもあり… (^^;)
話は変わりますが、カイザーノヴァの同期、同厩舎のバスラットレオンがNZTを勝ち、有力馬の一頭としてマイルカップに駒を進めることになりました。実はこの2頭、朝日杯FSで一緒に走っていて、バスラットレオンはグレナディアガーズに0.5秒差4着、カイザーノヴァはさらに0.2秒遅れた8着だったんですよねぇ。
当時のことを考えると、僅か数ヶ月で随分差がついたようにも感じますが、個人的にはカイザーノヴァは全然悲観する必要がないと思っていまして、勝負はあくまでこれからの成長力じゃないかと。。皐月賞とかダービーとかマイルカップとか、そういうレースを狙うのが目的であれば早くから完成された馬が有利ですが、カイザーノヴァのような不完全が売り(?)タイプの場合、長い休みが功を奏するかもしれませんからね!
例によってヘルシーで美味しい(自画自賛)豆腐ハンバーグを食べました。
ふんわり柔らかくて軽いので、2個食べても全然余裕です。
今回の豆腐ハンバーグは照り焼きっぽい和風の味付けにしたのですが、それでもハンバーグとなると、何故か焼酎と一緒に…という気分にはなりません。
結局、何となくワインを飲んでしまうのは、ある種の習性なのかもしれません(^^)
ここまでは、今や私の得意料理のひとつと言っても良い『豆腐ハンバーグをまた作りました…』という話なのですが、実は、この時に買ったひき肉の量がだいぶ多めだったので、ハンバーグだけでは全部を使い切らなかったんですよね。。
何故そんなに大量に買ったかを詳しく説明はしませんが、まあ、ひき肉には、『どうせそのうち何かに使うだろう』という使い勝手の良さ(安心感?)がありますし、そもそも肉も魚も冷凍にしてしまえば相当期間保存ができますから、例えば『安い時に多めに買っておく』などの作戦は充分有効だと思います。
という事なのですが、いくら冷凍にしたからと言って、さすがに家庭用冷蔵庫の温度で無期限保存ができるわけではありません。たとえ冷凍にした肉であっても、常識的な期間(まあ1ヶ月以内なら全然OK)の中で、きちんと使ってあげた方が良いと思います。(業務用など、マイナス数十度レベルの冷凍庫ならさらに長期保存可!らしい)
そこで私、ハンバーグを食べた数日後、新たなひき肉料理にチャレンジをと考えて、たまたま買ってあった新キャベツと組み合わせたロールキャベツを作ってみました!
見た目はどこからどう見てもロールキャベツ、かなりイイ感じの仕上りです(^^)
今回作ったロールキャベツはコンソメ味、基本中の基本というヤツですね。肉ダネを作って下茹でをしたキャベツでくるくると包み、コンソメスープの素(キューブでも顆粒でもOK)で煮込んで塩コショウで整えるだけなので、いたって簡単に出来てしかも美味しい。キャベツの準備さえ出来てしまえばハンバーグより簡単かもです。
その中で、あえて私が考えたポイントとしては、タネは肉と玉ねぎだけ、ニンジンなどの野菜は加えずに『外側のキャベツと中の肉』という組み合わせのシンプルな構成にしたこと、それから、コンソメ味が割りとさっぱりなので、タネにしっかり目の塩味をつけておくことぐらいでしょうか。
まあ、ロールキャベツにもいろいろなやり方、味のバリエーションがあると思います。やり出してしまえばそれほど複雑な工程ではないですから、デミグラスソース系やクリーム系など、いろいろと試してみるのも楽しそうだと感じました。
そうですねぇ、今回はハンバーグからロールキャベツという基本的な攻撃パターンを経験しましたので、次回緊急事態宣言中にでも(もう発出される前提になってますが(^^;))味のバリエーションについて試してみようかと思います(^^)
しかし、次回の緊急事態宣言は前回より厳しい措置が前提になるとの噂もあり、競馬開催も再び無観客に逆戻りかもしれません。個人的にはテレビ観戦さえできればOKなのですが、バスラットレオンのマイルカップを楽しみにしている一口仲間もいるので、抽選による人数制限付き有観客開催が継続してくれると良いのですが…。
でも、このところの世間様のムードを考えると、そういうワケにはいかないのかもしれませんねぇ(^^;)
17日にアーリントンC、さらには18日に皐月賞が終わり、マイルカップ(5/9東京)のメンバーが早くも気になってきました。。いや、私が気にしたからと言って何かが変わるわけではないですが、どんなにクールを装ってみても、一度前のめりになった気持ちを抑えるのって、簡単なことではないんですよねぇ(^^ゞ
ということで、NZTを圧勝して一躍注目馬の一頭になったバスラットレオン。本番で強敵になるであろう馬たちを、念のためにザザッとチェックしておこうと思います。あ、パッと思いつく馬を挙げただけなので、抜け漏れなども当然あるかと思いますが、その場合はドシドシご指摘頂くか、あるいはサラッとスルーして頂いても結構です(^^;)
まず、何と言っても昨年の朝日杯FS(G1)を制したグレナディアガーズです。ファルコンSでルークズネストに後れを取りましたが、朝日杯2着のステラヴェローチェが皐月賞でも3着に入ったことで、改めて朝日杯のレベルは確認できました。その朝日杯勝ちは『上手くいき過ぎた結果』との見方もありますが、ファルコンS当時より調子を上げてくると考えておくべきで、アッサリ勝たれても文句は言えない実績上位馬なのは確かです。
ファルコンSでそのグレナディアガーズを破り、一気に株を上げたルークズネストも当然ながら怖い存在です。ファルコンSは逃げ切り、シンザン記念は後方から(バスラットレオンを最後に捉えて)2着と自在性もあり、充分に争覇圏内の一頭だと思います。本番では好位追走からの差しに回ると思いますが、果たしてどうなりますか…。
矢作厩舎のホウオウアマゾンは、アーリントンCでかなり強い勝ち方をしました。シンザン記念でバスラットレオンに勝ったピクシーナイトを競りつぶし、後続を完封した内容は本番でも充分に通用しそうですし、もともとデイリー杯2歳Sでレコードタイムを叩き出すなど、時計勝負にも対応できます。朝日杯9着はトモ跛行が原因とハッキリしていますし、休み明けを叩いた上積みが見込めるとしたら、最大のライバルになってもおかしくありません。
そのアーリントンCで4着となったピクシーナイトですが、こちらもおそらく本番でパフォーマンスを上げてくるでしょう。実際、シンザン記念では気持ち良く逃げてバスラットレオン、ルークズネストを完封していますし、逃げても番手からでもレースができそうなタイプなので、少なくとも大崩れは無いだろうと思います。
シュネルマイスターは弥生賞で2着に粘りましたが、あえて皐月賞をパスして当初からマイルカップ一本に絞っているのが不気味です。重賞未勝利なのであまり派手さはないですが、弥生賞勝ちのタイトルホルダーが皐月賞で2着に入ったことからも、一発を秘めた存在として注目を集めることになりそうです。
まだ出否は微妙のようですが、藤原厩舎のレッドベルオーブが出てくれば間違いなく強敵です。皐月賞では8着に負けましたが、朝日杯3着、デイリー杯2歳S勝ちの実績はマイル路線では際立っていますからね。折り合い面に課題があり、つけ入るスキがないわけではないですが、単純な脚の速さ比べなら相当な器だろうと思います。
ここまでに名前を挙げた6頭に、バスラットレオンを加えるだけですでに7頭になります。加えて桜花賞組が絡んでくると相当にややこしくなりますが、それは今のところは考えないとしても、NZTよりだいぶ難しいレースになるのは確実で…。しかも、前で勝負するタイプの有力馬が多いので、展開面でも予断を許さない感じです。
まあ、今週中にはおいおい顔触れも固まってくるでしょうから、相手関係についてはその時点で改めて考えてみたいと思います。ただ、いずれにしても今年のマイルカップは相当濃いメンバーになりますから、バスラットレオンがここで上位に入り、さらに持ち前の成長力を発揮すれば、将来のマイル王が視野に入ってくるかもしれません(^^ゞ
【2021/4/10中山 ニュージーランドトロフィー(G2)でのバスラットレオン:公式HPより】