バスラットレオンがニュージーランドトロフィーに登録されました。
フルゲート16頭に対して22頭が登録をしていますが、収得賞金900万の馬は賞金順で出走できますので、バスラットレオンも問題なし。逆に言えば、前走を勝っておいて本当に良かったです。(いやホント、あそこで負けていたら除外対象なワケで、それを考えると冷たい汗が流れます(^^;))
それはさて置き、中山マイルはバスラットレオンにとって初めての関東遠征、当然ながら初めてのコースになります。ただし、バスラットレオンはゲートも上手いし先行力もあるので多分大丈夫じゃないかと。鞍上の藤岡佑騎手もテン乗りではないですから、本来の力を出せずに終わってしまう可能性は低いと考えて良いでしょう。
となると、あとは本馬の地力の高さがものを言うのではと思います。アヴェラーレとかククナあたりが強敵になるのでしょうが、簡単にやられているようでは本番で勝ち負けとか言っていられませんからね!
**2021/4/10中山11R ニュージーランドトロフィー(G2/芝1600m)登録馬**
除外対象:トーセンウォーリア、クインズセージ、サトノブラーヴ、シティレインボー、ドラミモン、フレンドパル
阪神1R 3歳未勝利に出走したリナーシェの関係者コメントです。
◇四位調教師のコメント 「なかなか馬体重が増えてくれない中、前走から+8kgでレースを迎えられたのは良かったと思います。あとひとつ着順が及ばず、3走成績による出走制限(6月4日まで出走不可)を受けることになってしまいましたが、上がりの状態を確認し2ヶ月ほどの放牧を挟んで、またチャレンジを続けていきたいところです」
◆クラブのコメント 「好位からロスなくレースを進められましたが、最後の直線ではもうひと押しが利かず、ポジションを落としてしまう格好に。キャリア最高体重となる420kgでの出走となったものの、フレームに思うような成長が見受けられず、厩舎サイドの苦労が窺え知れます。なお、このあとは、「牧場でしばらく待機し、適時またトレセンへ。この間に少しでも成長が進んでくれることを願うばかり」(師)です」
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レース後のコメントがクレッシェンドラヴの後になってしまいましたが、前回もかなりタイミングが遅かったと思いますので、おそらく四位厩舎はそういうルーティンになってしまうという事なのでしょう。
詳しい事情は良くわかりませんが、クラブの取材より馬のケアを優先する的な話かもしれませんし、次回以降は『四位厩舎ではそういうものなのだ』と思って焦らず待つようにしたいと思います(^^ゞ
それはさて置き、この2ヶ月間の出走制限中に『少しでも成長して欲しい』との思いは四位先生も全く同じのようです。その意味では、休み明け3戦を使ったこのタイミングでの放牧は想定通りでしょうし、着順ひとつ差のスリーアウトでも、陣営に必要以上の暗さがないのは助かります。成長に関しては神さまの領域ながら、周りの雰囲気が落ち込んでいては、リナーシェだって前向きに過ごす気分になれないですからね。
あとは、本当に成長をして、ビシビシ鍛えられる身体になって欲しいと祈るのみ。。体重だけで言えば、大阪杯を勝ったレイパパレさんだって422kgなわけで、要するに数字じゃなくて中身の問題なんですよね。減らないように気を使い、ソロッと調教した420kgとG1仕様の鍛え方をした上での420kgは比べられないっすよねぇ(^^;)
いや、あまり贅沢を言ってはいけません。まずはしっかり休んで疲れを取って、できるだけ馬体にオツリを作り、2ヶ月後の勝負に向けてしっかり準備をして欲しいと思いますm(_ _)m
大阪杯(G1)に出走したクレッシェンドラヴの関係者コメントです。
◇内田騎手のコメント 「衰えなどなく、七夕賞を勝った時よりも状態は良かったです。それにグランアレグリアやサリオスを見ながら、やりたい競馬もできました。トップホースたちとのスピードの違いは否めませんが、一発を狙ったレース運びに対して、クレッシェンドラヴも本当に頑張って走ってくれたと思います」
林調教師のコメント 「『10レースに騎乗した際に内外の差があまりなかった』(鞍上)ようで、内々からレースを進める形に。状態の良さを活かして一発を狙っていたのですが、勝ちに行く競馬をすると、やはり力の差を感じさせられるレースでもありました。4コーナーで人気馬たちは馬なりで上がって行きましたからね。その違いはあったかと思います。ただ、この差を縮めるべく、引き続き上を目指して頑張っていきたいと思います」
◆クラブのコメント 「デキの良さに加え、昼からの降雨による馬場悪化も後押しにしたいところでしたが、3~4角にかけてのペースの上がり方はやはり頂上決戦。G1馬との力量差を痛感させられるレースとなりました。なお、「数日ほど馬の状態をしっかりと確認してから、いつものようにテンコートレーニングセンターでリフレッシュ。次は選択肢を広く取って、今後のローテーションを検討していきたい」(師)ところです。強い相手との競馬で学びも多かったはずですから、これも今後に生かしていければと考えます」
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内田騎手、林先生のコメントは、いずれも全くその通りという内容でした。
レース直後の記事でも少しだけ書きましたが、最初から着を拾いに行く競馬をしていれば違った結果だったかもしれませんが、今回は一発長打を狙って外厩からトレセンと準備を重ね、強いメンバーを相手に堂々と勝負することを選んだわけですし、クレッシェンドラヴもそれに応えて精一杯の走りをしてくれましたから。
現状、トップレベルの馬たちと差があるのは見たとおりながら、決して卑屈になる必要はありません。陣営にはまだ上をめざして努力をしていく気持ちがありますし、条件や相手次第でまだまだやれるのは間違いないと思いますので。
このあとはリフレッシュを挟んでから検討とのことなので、まずはテンコートレセンでゆっくりしてもらい、次への英気を養ってもらえればと思います。今日は本気のG1挑戦、本当にお疲れ様でしたm(_ _)m
阪神11R 大阪杯(G1/芝2000m)に出走したクレッシェンドラヴは11着でした。
【レース内容】好スタート後に押して先行を狙いましたが、思ったほど行き脚がつかなかったこと、周りがそれなりに速かったこともあり6番手で1コーナーへ。その後もラチ沿いをやや促されながらの追走となり、結果的には前半で想定以上に消耗してしまったのかもしれません。それでも勝負どころの3角から、内田騎手のGOサインに応えて必死に前を追い、6番手をキープしたまま直線に向かいましたが…。残念ながら直線では早々に力尽き、最後は11着での入線となりました。
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とにかくお疲れ様でしたm(_ _)m
戦前の想定通り、前めの競馬を狙って内田騎手が積極的に乗り進めていきましたが、結果的には思ったよりもペースが速く、1000m通過は59秒8。勝ち時計は2分1秒6(2着は2分2秒3)でしたから、結果論で言えば、前半をもっとゆっくり入って徐々に押し上げていく、福島記念のようなレースをすれば良かったのかもしれません。
ただ、終わってから何を言っても仕方がありませんし、好走以上の結果をめざして準備をし、本番に挑んだことには価値があると思います。今回は作戦がハマりませんでしたが、『着拾いに行けば良かった』というのはまた別の話でしょうし…。とにかく、クレッシェンドラヴは最後まで本当によく頑張ってくれたと思います。
まあ、勝ったレイパパレの強さは予想以上でしたが、3強を退けてモズベッロが2着に突っ込んできたことを考えると、今回の大阪杯にはそれなりのチャンスがあったのだと思います。11着というのは残念な着順でしたが、狙いは悪くなかったはずですし、下を向くことなくまた次をめざしてもらえればと思います。
**2021/4/4阪神11R 大阪杯(G1/芝2000m)15:40発走**
阪神1R 3歳未勝利(牝/ダ1800m)に出走したリナーシェは9着でした。
【レース内容】スタートを決めて押して先行、一瞬、ハナを切るかと思いましたが、外から人気の3頭が楽な手応えで交わしていって4番手で1コーナーへ。向こう正面でも隊列は変わらず、勝負どころの3角までは何とか前を追う気力を見せてくれました。ただ、現状、パワーとスタミナで一歩劣るのは如何ともしがたく、直線に入る手前で手応えは無くなり…。それでも最後まで諦めることなくファイトしてくれましたが、次々に後続勢に交わされて9着での入線となりました。
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すごく頑張ってくれているんですけどねぇ…
スタートを決めてくれたこと、軽量を活かすために先行してくれたこと、道中をリズムよく追走してくれたこと、そして最後まで頑張って走ってくれたこと…。これを見せ場充分のレースと言って良いかどうかは微妙ですが、現状の力を出し切って勝負に行ってくれたことは確かですし、中一週ながらもデビュー以来最高の420kg(前走からプラス8)で出走したことは、これまでとは違った意味での収穫だったのではないでしょうか。
ただ、勝ち上がりをめざすためには、上位との差があまりにも大きかったので。。いや、1、2着馬の時計はさて置くとしても、1分56秒そこそこで上がってこないと、本当の勝負に持ち込むのは難しいでしょう。
そうですねぇ、パドックでも落ち着いているし、ゲートにすんなり入って大人しくしているところなど、本当に扱いやすくて良い馬だと思うのですが、やはり、もう一段二段のパワーアップがないと厳しいと言わざるを得ません。
そして、残念ながら最低限の目標だった8着にあと一歩及ばず、これで、いわゆるスリーアウトを喫してしまいました。このあとは、ルールにより2ヶ月間の出走制限が課されますので、その間に少しでも成長してもらい、次こそ可能性のあるレースを見せて欲しいところです。
そのためには、ただ単に休むのではなく、前半の一ヶ月で馬体の回復と成長促進を、後半の一ヶ月でみっちり鍛え直すぐらいのイメージで…。簡単なハードルではないと思いますが、ある意味今回のスリーアウトは想定の範囲内ですからね。現時点で諦める必要は全くありませんので、俯くことなく前進して欲しいと思いますm(_ _)m
**2021/4/4 阪神1R 3歳未勝利(牝/ダ1800m)・良**
ステラリード’20の動画・写真が更新されました。
【木村秀則牧場在厩のステラリード’20:公式HP(2021/4/2更新分)より】
同世代の牝馬2頭に比べると、こちらは一歩先んじて成長しているように感じます。2月生まれであること、また、冬毛があまり目立たない所為もあるでしょうが、バランスの良い身体つき、筋肉のボリューム感もなかなか良く、同時期のカイザーノヴァやキングエルメスと比較をしても、総合的には全く劣っていないだろうと思います。
そして、前回の近況で木村さんから「ステラリード産駒の中で最も首を使って歩けている」とのコメントが出た歩きがまたイイですよね。頭の位置は低く保てていますし、首の使い方は木村さんお墨付き、一歩一歩に力強さも出てきていますので、これからの成長が非常に楽しみだと思います。
そうですねぇ、半兄キングエルメスはこの時季すでに“特別感”を醸し出していましたが、20年産はどちらかと言うと総合力で勝負、全ての分野で高得点をキープするタイプかもしれません。競馬に行ってどちらが有利かは一概に言えませんが、まずはキングエルメスにカイザーノヴァを超えてもらい、その後に20年産がキングエルメスを超えていくという…。
何だか都合の良過ぎる話になってしまいますが、そういう空想ができるのも、同じ母の仔に続けて出資をする楽しさですからね。。ということで、ステラの仔たちには、まだまだたくさん楽しませてもらおうと思います(^^)
キョウエイカルラ’20の動画・写真が更新されました。
【モリナガファーム在厩のキョウエイカルラ’20:公式HP(2021/4/2更新分)より】
アスカビレン’20に比べて子どもっぽさが色濃く残っているのは先月と同じですね。冬毛の所為でムクムクしているところも変わりませんし、まだ成長の入り口段階といったところかもしれません。
ただし歩きに関しては、1月末より2月末、そして今回の3月末と、少しずつゆっくりしたリズムで大きく歩けるようになってきたように感じます。基本的な個性はそれほど変わらないとは思いますが、単純に『母同様にダート短距離路線が主戦場』と決めてかかる必要はなさそうです。(この時季なので当たり前ですけれど(^^ゞ)
遅生まれの本馬ですから、本格的な成長はまだまだこれから。。性格は落ち着いていて扱いやすいとのことなので、順調にサイズアップが進めば楽しみも増します。そうですねぇ、馴致・トレーニングが始まると馬格がものをいう場面も出てきますので、これからの数ヶ月で、なるべく大きく育っておいて欲しいです。
アスカビレン’20の動画・写真が更新されました。
【パカパカファーム厚賀分場在厩のアスカビレン’20:公式HP(2021/4/2更新分)より】
1歳のこの時季ですから、ひと月ごとにサイズアップをしているはずですが、スラッとしていてバランスが良いところは相変わらずですし、脚捌きに余裕があって窮屈なところがないのも全然変わりません。
前回の近況で山田さんは「成長が進むにつれてバランスの良い胴体に厚みが増してきた」と仰っていましたが、“馬体の幅”という意味ではまだまだこれからでしょうか。。いや、そもそもシュッとした、モデルのような身体つきが本馬の個性だとするならば、ずっと『綺麗なお嬢様』のままかもしれませんね。
パカパカファーム厚賀での生活には何の不安もありませんし、「愛想が良くて快活な性格」もきっと健康な成長の後押しをしてくれるはずです。暖かくなって、本格的に大きくなっていく過程においても心身ともに健康であること、それができれば(多分できそう(^^))、きっと期待通りの活躍をしてくれるでしょう!