**2021/4/10中山11R ニュージーランドトロフィー(G2/芝1600m)15:45発走**
◎ バスラットレオン
○ アヴェラーレ
▲ サトノブラーヴ
△ スパークル
△ タイムトゥヘヴン
△ ヴィジュネル
△ ワザモノ
△ ドゥラモンド
バスラットレオンは3枠6番からの発走になりました。
先行希望のバスラットレオンにとって内目の偶数番枠は願ったり叶ったり。2番、4番、6番なら最高だと考えていましたので、これはもう『キテるんじゃないか!?』と思っちゃいますよねぇ、良い流れが(^^)
逆に言えば、言い訳要素がひとつ減ったことになりますが、まあ、今度のレースは臨戦過程といい、仕上り具合といい、実績比較といい、もともと言い訳がしにくいレースなので、とにかく持ち味である先行パターンで勝負をして、きっちり3着以内(できれば2着まで)で戻ってきて欲しい欲しいと思います。
展開に関しては、おそらくゲンパチミーティアが逃げ主張でしょうから、バスラットレオンはその番手からになるのではと。。藤岡佑騎手のコメントには『逃げなくても競馬ができるので…』というトーンがありましたから、あえてハナを争うつもりはなさそうで、流れは平均ペースまで、地力勝負に持ち込めば何とかなると思います。
そうですねぇ、これまで逃げて2勝を挙げているので、逃げた方が結果が良いのでは?と考える方も多いと思いますが、個人的には何故か逃げ馬というイメージがないもので、2番手、あるいは3〜4番手からでも良いレースをして欲しいですし、ハナにこだわらずとも、きっと大丈夫だと思っています。
相手筆頭は、やはり春菜賞を快勝したアヴェラーレになるのでしょう。これまで東京1400mでしか走っていないのは微妙ですが、2戦2勝と底を見せていないのは確かに魅力的、ひょっとしたらすごく強い可能性もありますからね。(中山では全然でした、という可能性も無くはないですが(^^;))
3番手以下になると、正直、かなり混戦なのではと思います。京成杯2着があるタイムトゥヘヴン、東京マイルの1勝クラスを勝ってきたスパークル、未勝利を勝ったばかりながらも素質が高いサトノブラーヴ… 等々名前を挙げていくとキリがなく、現時点で順位付けをするのはムリという印象すらあります。ただ、どの馬もこれまで戦ってきた相手に比べるとアレですし、本音を言えば、あまり負けたくはない相手です(^^ゞ
いや、負けたくないで言うなら、当然、アヴェラーレさんにだって負けたくないわけです。相手は2戦2勝と言っても、負かした相手はバスラットレオンが戦ってきた馬たちとはレベルが違うはずですし、ここは重賞路線で揉まれてきた強さを見せたいところ。きっと貫録を見せてくれると信じたいです!
美浦トレセン在厩のグランソヴァールは、7日、五十嵐雄祐騎手を背に障害試験に合格しています。
- 21.04.07 五十雄 美北障試 8F 107.4- - - -50.7-37.7-13.1(3) 馬ナリ余力
- 21.04.04 助 手 美南坂良 1回 56.6-41.4-27.2-13.7 馬ナリ余力
- 21.03.31 助 手 美南坂良 1回 53.5-39.0-25.6-13.0 末強め追う
シエルドゥレーヴ(三未勝)一杯に0.8秒先行0.2秒先着
◇尾関調教師のコメント 「向正面で1つだけタイミングが合わなかった障害がありましたが、それ以外はほぼ問題がなく、時計も優秀なほうだと思います。ただ、平地以上に脚元に負担がかかるのも事実ですので、ここでひと息入れてあげるのも手かと。今後については疲れ具合など馬の様子を窺いながら、ジョッキーも交えて考えていければと思います。飛越が巧いというよりは、スピードを落とさずに飛べるといった感じ。平地力もあって、芝・ダートを問わないのも強みと言えるでしょう」
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グランソヴァールが見事に障害試験に合格してくれました。
合格タイムは美浦北障試コースを107.4秒(馬ナリ)。美浦で110秒を切れば初戦から期待しても…と言われるところを107秒台ですから、これは充分に優秀なパフォーマンスだったと言って良いでしょう。
ただし、先週時点では「仮に受験するとなれば、その試験をもって追い切りを兼ねることになる」と仰っていた尾関先生が、ここにきて出走に慎重な姿勢になっているのは気になります。タイムだけを見て『これならイケそう』と考えるのは簡単ですが、試験を終えてグランソヴァールの状態がどう変化をしたのか、跨った五十嵐騎手の感触はどうだったのかなどは、傍から見ているだけでは何とも言いようがないですからね。
いや、もちろん、試験のタイムが優秀なのは良いことで、(飛越センスを含めて)ある程度以上の能力があることの裏付けにはなりますから、次第にあいまいだった期待感が確かな手応えになりつつあるのは事実です。でも、本番コースを本気の障害馬たちと一緒に走るのは初めてなので、いろいろ心配事があるのも否定できず…
まあ、アレやコレやと考えても、結局は尾関先生に決めて頂くしかありませんから、五十嵐騎手のご意見も参考に、障害デビュー戦についてはじっくり考えて頂ければと思いますm(_ _)m
個人的には、ここで休みを挟むと通常のリフレッシュと立上げに加え、ある程度の障害練習をやり直さなければならず、場合によっては出走が数ヶ月先になるとも考えてしまい…。そうなると、どんなにセンスがあってもチャンスがこないパターンにハマるかもしれず、できれば一度実戦を経験して欲しいのですが、さて、どうなりますか…です(^^;)
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇林調教師のコメント 「思っていたほど肉体的なダメージはなさそうですが、雨が降り出した馬場で泥んこになって帰ってきましたからね。精神面にも気遣ってあげる必要がありますので、今週末にも一旦テンコートレーニングセンターへ放牧に出してひと息入れてあげたいと思います。牧場でも回復状況を確認してもらい、それから次走を検討していきたいです」
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大阪杯での激闘を終えて、何の疲れもないはずがないですが、ガタッときて休む期間が長くなるのは、7歳馬にとって嬉しい話ではないですからね。その点、「思ったほど肉体的なダメージがない」のは良かったです。
その上で、次走についてはテンコートレセンに移動をしたあと、馬の状態を細かく確認してから検討とのこと。。まあ、いつものパターンなので、そういうものだと思ってはいますが、できればもうツータイミングほど早めに『次走についてはこう考えている』的なアナウンスがあると嬉しいです。
いや、そういうことを言い出すとキリがなくなるので、やっぱりやめておきますかね(^^;)。。それより何より、まずはクレッシェンドラヴが早く元気になり、適切な時期に、次走に向けたスタートを切れるよう祈りたいと思います!
【2021/4/4阪神11R 大阪杯(G1/芝2000m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
栗東トレセン在厩のドゥオーモは、7日、Cウッドで長めから追い切られています。
- 21.04.07 小 崎 栗CW稍 6F 83.3-67.7-53.0-38.5-12.3(3) 馬ナリ余力
ラムダ(三未勝)末強めの内0.7秒追走同入
- 21.04.04 助 手 栗東坂良 1回 57.4-41.9-27.3-13.4 馬ナリ余力
- 21.04.01 助 手 栗東坂良 1回 54.2-39.5-25.4-12.5 強めに追う
◇野中調教師のコメント 「前の2頭を追走し、終いは無理なく先着。年齢的に大幅な変わり身とまではいかないのかもしれませんが、この中間の様子も順調でしっかりと調整できており、動きも良く、コンディションは良さそうです。レースは予定通り、来週4月18日新潟11R 福島民報杯(L・芝2000m)、鞍上は亀田温心騎手を予定しています」
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一週前はCWで83.3-12.3秒。野中先生が高評価をしておられるように、3分どころを通ったとは言え、馬なりでこの時計なら(最近のドゥオーモとしては)充分に動けている方でしょう。来週がどんな追い切りになるかは分かりませんが、おそらく亀田騎手が感触を確かめる程度になるのではと…。だとすれば今週中にある程度仕上げておくのが常道ですから、その意味でも良い調整ができていると思います。
あとはもう、ドゥオーモの場合はとにかくよい状態で送り出してあげるのが全てです。競馬場で元気な姿を見せて、できればベテラン健在をアピールすること。。それができれば着順はあとからついてくる話、というイメージでいきたいです。まあ、今度の鞍上はとても若いジョッキーになりますが、その分、迷いなく乗ってくれる面もあるでしょうからね(^^)
◇奥場長のコメント 「患部の治療は順調に進んでいますので、もう抗生剤や抗炎症剤の力を借りる必要はありません。引き続きハイドロサイトを数日ほど貼り続け、早期再生を促進。この分であれば、近日中にもウォーキングマシン運動を開始できるものと思われます」
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先週の池江先生コメント、「(化膿箇所が球節部なので)どうしても治りが遅い状況にあり、まだ患部が乾ききってくれません」を見てだいぶ心配をしていたのですが、この一週間で回復が進み、「もう抗生剤や抗炎症剤の力を借りる必要はありません」とのコメントに変わって本当に良かったです。これから再立上げなので時間はかかるでしょうが、傷さえ治れば後はトレーニングを頑張るだけですからね。
ということで、具体的なスケジュール感はまだ分かりませんが、湖南馬事センターからWESTに移動となるタイミングが今月中として、5月中に再びトレセンに入れると良いのですが…。
池江先生が簡単に見切り発車をさせないのは何となく理解しましたので、あまり焦っても仕方がないのですが、そうは言っても今回のような余計なロスは早めに取り返したいのが人情というもの。その意味では、できれば頓挫前に練習したことを忘れないうちに、もう一度トレセンに戻ってきて欲しいと思います。