ツアー報告の11頭目はゼロカラノキセキ’22です。
本馬はすでに満口になっていますので、今から出資はできません。ルックオブラヴ’22から2頭続けての芦毛馬登場でしたが、こちらの方がより白く、(生まれが2ヶ月弱早いとは言え)馬体も少し大人びて見えた気がします。
ゼロカラノキセキ’22(牡、父レッドファルクス、母父キンシャサノキセキ)美浦・尾関知人厩舎
シュウジデイファーム在厩牡馬については、撮影アングルの関係で動画は掲載致しませんm(_ _)m
本馬もルックオブラヴ’22と同じ9/21に様似木村牧場からシュウジデイファームに移動、現在馴致を行っている最中とのことです。気性に問題はなく馴致の進行は順調のようですが、その中でシュウジデイファームの方が「木村さんのところからくる馬は基本的なことができているのですぐに馴致に入れる…」といったお話をされていたのが印象的でした。
もちろん、馬ごとに個性やバラつきはあるのでしょうが、最近は生産牧場、中間育成場、育成調教場、外厩、厩舎(トレセン)など、一頭の馬に多くの施設が関わりますので、その間の連携や信頼関係がとても重要なのだろうと思いました。
馬体重は445kgとのことで、9/5測定時の430kgから15kgも増えています。まだ幼さは残るものの、肉付きが良くてしっかりしたイメージなので、これからのトレーニングを加減する必要もなさそうです。
これは私の推測ですが、本馬はすごく洗練されている…みたいな雰囲気ではない分、欠点が少なくて丈夫で多少使っても簡単にヘコタレないタイプになっていくような。。馬体を見る限りでは、典型的な短距離タイプではないかもしれませんが、使われつつ徐々に成長し、やがて父、母父から受け継いだスピードが開花していく、みたいなイメージが良いですね。
母ゼロカラノキセキはスイートマカロンの娘、あのグランソヴァールの半姉で、この系統はずっと尾関先生に面倒を見てもらっていますからね。本馬の父レッドファルクスも尾関厩舎でG1を勝っていますから、きっと尾関先生は特別な愛情を持って育ててくれる気がします。と言いますか、尾関先生はもともと誠実な方ですし、あとは馬次第でしょう(^^ゞ
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
先週は7日の東京最終、1勝クラスへの格上挑戦でデビューしたトリフィスがあわやの2着。アクシデント続きで新馬戦・未勝利戦には間に合いませんでしたが、仕上り途上での出走だったにもかかわらず、いきなり1勝クラスで勝ち負けの好走をしたことで、血統馬らしい素質の高さと今後の可能性を示してくれたと言えるでしょう。
それにしても、1勝クラス以上のデビュー戦で連対したのはあのレディブロンド以来、何と20年ぶりの珍しさだそうです。正直、『今回は実戦経験を積むことが第一、無事に競馬をして真ん中より上の着順で戻ってきてくれたら…』と考えていた私の想像を、軽々と上回るパフォーマンスには驚かされました。
そんなトリフィスは爪に問題を抱えるなどしていますので、このあと続戦できるかどうか、心身にダメージがなく続戦できたとしても、出走枠に空きアリのレースがあるかどうかは不透明です。ただ、チャンスがあればどん欲に勝ちを獲りに行くのが矢作厩舎ですし、状況が許せば連闘策で今週出走の可能性もあると考えています。
先週出走のもう一頭は同じ矢作厩舎のメリタテスで、8日の京都6R、1勝クラスのダート1400m戦で3着でした。こちらは(トリフィスと違って)このクラスで上位の力があるのは分かっていましたので、この3着を手放しで喜ぶわけにはいきませんが、少しずつ競馬が上手になっているのは確かですし、放っておいてもそのうち勝てる気はします。
今後についてはレース後に、「北海道からの連戦で疲れがたまっている可能性があり、(優先権があっても)続戦するかどうかは今週の状況次第」とコメントがあった通り、まずはメリタテスの状況を慎重に見極めて頂いて、適切なタイミングでリフレッシュ放牧を挟んで頂ければと思います。あ、そう言えばトリフィスとメリタテス、そのうちにまさかの直接対決があるかもしれませんね。。(できればそれは、上のクラスでお願いしたいです(^^;))
ということで、今週出走の可能性があるのはトリフィスとデビュー戦をめざすマジックブルーの2頭でしょうか。まあ、トリフィスは上に書いた通りの条件付きですし、マジックブルーは5日の追い切りで失敗をしているので、個人的には今週と来週追い切ってからデビューかな?とも思いますが、今週の動き次第で最大2頭出しとなる可能性はあるでしょう。
来週になるとプライムラインが戻ってきますし、再来週にはバスラットレオンがスワンSに挑戦することになっています。2歳、3歳のフレッシュな競馬も面白いですが、やはり実績のある古馬勢が頑張らないと、本当の本調子とは言えない気もしますからね。その意味では、今のところ順調にトレーニングを積んでいるパンサラッサがどこに向かうのか、先週の近況で、脚元にモヤつきアリと心配な報告があったキングエルメスのその後も気になります。
気がつけば10月もそろそろ半ば、今年の競馬もラストスパートの時期を迎えようとしています。個人的には『まだやってんのかよ!』と怒られそうなツアー報告も完結させないといけませんし、11月追加募集馬への出資検討も始めなければいけません。何だかんだと盛りだくさんな秋本番に向け、もう一度気合を入れ直したいと思いますm(_ _)m
**出資馬の状況**
**2023年総合成績**