ツアー報告の10頭目はルックオブラヴ’22、ここからはシュウジデイファームに場所を移しての見学です。
本馬は先週末時点で残102口まで売れています。残100口を切るとそこからはアッという間に…といったケースも多いですから、本馬への出資を様子見している方は、近々どうするか決める必要がありそうですね。
ルックオブラヴ’22(父ゴールドシップ、母父キングズベスト)美浦・鈴木慎太郎厩舎
シュウジデイファーム在厩牡馬については、撮影アングルの関係で動画は掲載致しませんm(_ _)m
本馬はツアーの一週間前、9/21にシュウジデイファームに移動をしたばかりですので、調教についてはまだまだこれから、ようやく新しい環境に慣れつつあるといった状況でしょう。そんな中でも、「気性に問題がない大人しいタイプ」とのコメントがありましたし、今後のトレーニングについては順調に進められていくと思います。
ツアー時の馬体重は364kgと、牡馬にしてはさすがに少し小ぶりですかね。ただ、与えた飼い葉はきちんと食べているとのことですし、そこは今後の成長に期待するしかありません。まあ、(芦毛なので分かりにくい面はありますが)筋肉は柔らかそうに見えましたし、バランス自体は悪くないので、もう一段のサイズアップが叶えば面白い存在になりそうです。
と言いますか、もしもこの時点で400kgを超えていたら、本馬で一発春天でも狙ってみようかな?と考えていたぐらい、実はこの馬は結構好みのタイプなんですよね。鈴木慎太郎厩舎にはカイザーノヴァやボンドオブラヴでお世話になりましたし、ゆくゆくは内田博幸騎手にいろいろ教えて頂けそうなのもプラスポイントだと思いますので。
本馬は晩成傾向が強い血統で遺伝子型はTT、オマケに4/30生まれときていますので、本格的に成長するのはこれからなのでしょう。可能ならばしばらく様子見を続けたいところですが、残102口ではさすがに難しいでしょうねぇ(^^ゞ
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
今回の報告では、吉澤ステーブル在厩の21年産馬2頭(パリッドキャリア:サンライズシェル’21、ロディニア:ミスペンバリー’21)と三嶋牧場西舎育成場在厩のイエルバブエナ、合計3頭をまとめてやります。
ちなみに21年産馬でまだ出資可能なのはアリーエテルネ:ベネディーレ’21のみ。パリッドキャリアとロディニアはすでに満口ですし、イエルバブエナはデビュー済み、新馬戦を勝った1勝馬という立場ですからね。当然、出資検討の参考ではなく、デビュー戦、復帰戦に向けた調整の進み具合はどうなのかな?といった興味を持ちつつの見学でした。
パリッドキャリア(牡、父ヘニーヒューズ、母父キンシャサノキセキ)栗東・清水久詞厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/GjYtwXVR_EY
パリッドキャリアは順調に乗り込まれているようです。
吉澤ステーブルさんいよれば、「すでに追い切りレベルをこなせるところまで来ているものの、目一杯に立ってしまうと反動が残ってしまうところがあるので、10月中に関西圏に移動させるイメージで調教を積んでいます」とのことでした。
馬体重は515kgで、9/11測定時の524kgから10kgほど絞れたイメージ。筋肉に張りがある一方、あまり太くは見えなかったですから、きっと良いトレーニングが積めているのでしょう。私は清水久詞厩舎にあまり馴染みがないのでアレですが、調教の進み具合、馬体から受けた印象で言えば、年内デビューは充分に可能じゃないかと思います。
父ヘニーヒュース×母父キンシャサノキセキでも、ダート短距離専用機っぽくない馬体をしていますし、良いポテンシャルを持った馬だと感じました。私が言うのも何ですが、出資された皆さんは大いに期待して良いんじゃないかと思います(^^ゞ
ロディニア(牡、父キズナ、母父Montjeu)美浦・高柳瑞樹厩舎
厩舎から外に出なかったので動画はありませんm(_ _)m
ロディニアは父キズナ、母ミスペンバリーですから、未完のまま競争生活を終えたアシタカの全弟になります。アシタカが500kgを優に超える大型馬だったのに対して、こちらはツアー時点で428kgとコンパクトながら、脚元のことを考えれば、大き過ぎるより標準より小さいぐらいがちょうど良いかもしれません。馬体のバランスは御覧の通りですし、さすがにパンサラッサ半弟、アシタカ全弟らしい雰囲気を醸し出していたと思います。
唯一の気掛かりと言えば、かなり燃えやすい気性面、テンションコントロールということになるでしょうか。この日も「厩舎の外に出すと危険なので…」という理由で屋外に出してもらえず、離れたところからソーッと見学させてもらったぐらい。このままだとトレセンや競馬場で冷静さを保てるかどうかが心配なレベルでしょうか。
でも、馬の雰囲気は確かに良かったですし、何と言っても名牝ミスペンバリーの仔ですからねぇ。吉澤ステーブルさんからは、「正直、まだ幼くて、遊び遊び走っている感じ」とのコメントがありましたが、これから様々な勉強をしつつ精神面が成長していけば、ドカンと一発があっても全然驚けないでしょう。
今後に関しては、「12秒近くのところもしっかり動けるようにはなったので、近日中の入厩をめざして関東圏に移動させ、あとは高柳瑞先生にお願いします」とのこと。その言葉通りツアーの直後、10/2には吉澤ステーブルを出発し、3日に吉澤ステーブルEASTに入ったようなので、今後の動向に引き続き注目したいと思います。(私は何故か出資をしていませんが、基本的にミスペン仔は全力で応援します!)
イエルバブエナ(牡、父マジェスティックウォリアー、母父アグネスタキオン)栗東・須貝尚介厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/O1AzCc8Q7zI
イエルバブエナはツアーのあと、10/3に三嶋牧場西舎共同育成場在を出発して4日に吉澤ステーブルEASTに到着、ワンクッションを挟んだのちにすでに吉澤ステーブルWESTに到着しているようです。(移動の準備やら何やらでお忙しい中、わざわざ既デビューの3歳馬を見せて頂いた三嶋牧場さん、ありがとうございましたm(_ _)m)
さて、馬を見た印象なのですが、もともと落ち着きがあって扱いやすいタイプとは言え、何となく大人し過ぎると言いますか、内側から漲る闘志のようなものを感じなかった気が。。吉澤ステーブルでテンション高い系の2歳馬を見た直後だったせいもあるでしょうし、このところ成績が出せていないことによる先入観があったからかもしれませんけれど…。
もちろん、これから本格的にペースを上げていけば、馬体の張りも含めて全体的な雰囲気はガラッと変わってくるでしょう。本馬には最後まで出資するかどうか迷った経緯もありますし、素晴らしい根性で新馬戦を勝ち切った実績もあります。このまま終わるような馬ではないと思いますので、是非とも立ち直って欲しいです!
ツアー報告の9頭目、吉澤ステーブル在厩馬の3頭目はスーンシャイン’22です。
本馬は募集総額900万円、この世代の募集馬では最も安い価格設定で、比較的早い時期に満口となりました。当初は安いから売れ行きが良いのかな?と考えていたものの、父サトノクラウンは初年度からダービー馬タスティエーラを出していますし、実際に馬を見てみると、単に「安いから」という理由だけで売れたわけではないのがよく分かりました。
いやぁ、こういう馬の活躍は、出資者さんにとっては会心のホームランになるんですよね(^^)
スーンシャイン’22(牝、父サトノクラウン、母父ジャスタウェイ)美浦・黒岩陽一厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/ayjyV_x14tE
本馬についても調教の進み具合はエレネレジーナ’22、エンパイアブルー’22と全く同様だそうです。3頭は吉澤ステーブルに入った日付(8/4)も一緒ですし、その前に様似木村牧場を経由していることを含め、ここまではクラブ側が主導をして育成を進めてきた感じですかね。(もちろん、それぞれの調教師と相談の上でしょうけれど)
ちなみに今は集団調教が中心で、20頭ほどのチームが3列で走るカタチを作り、様々なことを学んでいる最中だそうです。気性は素直で扱いやすく、順調に調教が積めているとのことでした。馬体重は405kg。9/14の測定では400kgでしたから、この馬も少しずつ体重が乗り始める時期に入ってきたのかもしれません。
という事なのですが、実は、本馬については私は募集当初からあまり注目をしていませんでした。馬の良し悪しというよりは、この世代には募集開始前から出資したい馬が複数いて、あまり手を広げると収拾がつかなくなると分かっていましたので。それゆえ、(本馬だけでなく)あえてじっくり見ないようにしていた馬が何頭かいたりするんです(^^ゞ
ただ、こうやって実際に馬を見ると、これがなかなか良いなと思ってしまって…。
馬体はコンパクトでもバランスが良いですし、ゆったり柔らかく歩く様子は私の好みに合っています。こんなに良い馬なら出資して応援するのもアリだったよなと、今さら手遅れながらもそんな感情が湧いてきました。
そして、さらに出資会員さんが喜ぶであろう情報を少しだけ書いておきます。
実は私、生産者の木村さんにお会いした時は、必ずその世代で木村さんが一番気になる馬、好きな馬、オッと思った馬はどれですか?という質問をすることにしています。
今回のツアーでも懇親会の時に同じ質問をしたわけですが、何と木村さん、しばらくうーんと考えたあとに、「22年産馬の中ではスーンシャインが面白いと思う…」と意外なお答えを。。いや、本来は「意外」なんていったら失礼ですが、木村さんご自身が「意外かもしれませんけれど」と注釈をつけていましたから、今回はセーフでお願いします。
もちろん、木村さんがそう仰ったから必ず走る…というワケではないものの、並み居る注目馬たちの中で、木村さんの心に響く何かを持っているということは、出資者にとっては間違いなく嬉しい話ですからね。結果がどう出るかは今後次第になりますが、出資された方に限らず、この馬にはちょっと(大いに?)注目しておいた方が良いかもしれません。
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。