ステラリード’21
母の矜持は名牝系へ進化、ダービー馬を迎えて次なる夢を叶える。
◇牡1歳 鹿毛 2021.02.19生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:レイデオロ 母:ステラリード (母の父:スペシャルウィーク)
◇栗東・矢作芳人厩舎予定
◇販売総額 7,200万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇Point!:姉に秋華賞4着パラスアテナ、兄に京王杯2歳Sの勝ち馬キングエルメスがいる活力に富んだ血脈。現時点ではややコンパクトにも映るが、均整の取れた肉付きの良い馬体は節々が大きく、その雰囲気は群を抜いており、放牧地では可動域の広いフットワークでいつも先頭を軽やかに疾走。心臓が強いのか結構な運動量でも息を乱すことはなく、競走馬向きの性格からも底知れない可能性を秘めている。目指すは2024年のクラシック戦線。母の名声をさらに高めてくれそうな好素材に夢は尽きない。
【様似木村牧場在厩のステラリード’21:公式HP(2022/5/27更新)より】
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『なーんだ、結局そういうことかよ!』とのお叱りを受けるかもしれませんが、広尾TC・2023年2歳募集馬の中から、現在、私が前向きに出資検討中の馬として、ステラリード’21を一番手に挙げることにしました。
もちろんまだ最終決定ではないのものの、今のところかなり前向きに考えている…いや、お値段が7,200万円と決してお安くないので、どのぐらいガツンと行くべきかについて、他の出資候補とのバランスを含めて検討中といった状況です。(つまり、出資すること自体はほぼ間違いないという… ホントにほとんど病気ですね(^^;))
まあ、もともとステラリードにレイデオロはかなりの推し配合で、父ロードカナロアで成功したキングエルメスのデザインに(Welsh Flame≒Burghclere)5×5を搭載して(Donatello×Hyperion×Fair Trial)をさらに強調…みたいなことを書くとRibot師匠から大目玉を食らいそうなのでやめますが、とにかく竹内さんの血統診断にある通り、大雑把に言うとステラリードとシーザリオの相似を最大限に活用した配合になっているわけです。
その上で、今回公開された馬体写真、歩きの動画はすでに現役で頑張っている兄たちに比べて全く劣っていないという。。すごーく単純な発想で期待をするとしたら、結果的にスピードタイプに寄ったキングエルメスの航続距離を延ばすことで(マイルカップではなく)クラシックに挑戦したい馬、ということになると思います。(募集のPOINT!にもクラシックをめざすと書いてありますし、遺伝子型もTTですので…)
気になる点としては、「現時点ではややコンパクト」とコメントされていることですが、ステラリードの仔は1歳秋から2歳にかけての成長力がありますし、測尺情報がない以上、今そこで悩んでも仕方がないですからね。
ということで、やはり現時点では(測尺と違って)絶対不可変情報である血統表、そして馬体写真や動画の印象、かつての出資馬の仔!などの思い入れ、新種牡馬の産駒などワクワク感のあるチャレンジ要素、(今回はあえて触れていませんが)所属予定厩舎との相性、といった観点から検討することになり、そうなると自然に候補一番手になるわけです。
最後にお値段については… そうですねぇ、そもそも広尾で7,200万円は『ポイントバックもあるので、今回も気持ち良~く騙されてくださいね!』という値付けですから、そんなつもりで検討したいと思います(^^;)
ZBAT!競馬『【日本ダービー】武豊6勝目&最年長V!ドウデュースが世代の頂点に立つ』
第89回日本ダービー(3歳牡・牝、G1、芝2400メートル)は、武豊騎手の3番人気ドウデュース(牡、栗東・友道康夫厩舎)が皐月賞3着から逆転V。3歳最高峰の一戦を制し、2019年に誕生したサラブレッド7522頭の頂点に立った。タイムは2分21秒9(良)の日本ダービーレコード。
クビ差の2着にはイクイノックス(2番人気)、さらに2馬身遅れた3着にアスクビクターモア(7番人気)が入った。なお、1番人気のダノンベルーガは4着、皐月賞馬ジオグリフは7着に敗れた。
武豊騎手は、今回が通算33度目の騎乗で、13年キズナ以来9年ぶり6度目のV。また、「53歳2カ月15日」での勝利となり、増沢末夫元騎手(1986年ダイナガリバー)が持つ「48歳7カ月6日」の最年長勝利記録を更新した。
日本ダービーを勝ったドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、母の父Vindicationという血統。通算成績は6戦4勝。重賞は朝日杯FSに次いで2勝目。日本ダービーは友道康夫調教師はマカヒキ、ワグネリアンに次いで3勝目、武豊騎手はスペシャルウィーク、アドマイヤベガ、タニノギムレット、ディープインパクト、キズナに次いで6勝目。
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ドウデュース&武豊騎手、おめでとうございます!
今日はスタートからゴールまで本当にスムースで完璧なレースでした。皐月賞では位置取りが後ろになり過ぎて差し届きませんでしたが、たとえ結果がそうであっても『途中で動かず末脚を活かす競馬に徹した』ことが今日のレースにつながったとも考えられますし、そうだとすれば、あの皐月賞敗戦こそがダービー制覇の伏線だったのかもしれません。
レース後のインタビューで武豊騎手が仰っていましたが、4角の手応えがバツグン、反応が良過ぎて抜け出すタイミング早くなったと…。確かに先頭に立ったあとフワッとしかけたように見えましたが、それでもイクイノックスの追撃を凌ぎ切り、2分21秒9のダービーレコードで勝ち切るのですから、その強さは間違いないと思います。
逆に言えば、皐月賞では先に抜け出してジオグリフに差され、今日はドウデュースをマークしながら惜しくも届かなかったイクイノックスは、あと一歩のところでツキがない感じです。レース内容にはケチのつけようがないですし、今後もG1制覇のチャンスはあると思いますので、キタサンブラックの代表馬としてどこかで壁を乗り越えて欲しいと思います。
しかし、ジョッキーの皆さんが『一度は勝ってみたい』というレースを6回も勝つなんて、武豊騎手はやはり大したものですねぇ。。キーファーズさんの馬で勝てたことも嬉しかったでしょうし、これで、夢である凱旋門賞に堂々と日本ダービー馬でチャレンジできますね!(2400mを2分21秒9で勝つ馬が凱旋門賞向きかどうかは分かりませんけれど(^^;))
いやぁ、そう考えると(パンサラッサが出るかどうかは別にして)今年の凱旋門賞はすごく面白そうですし、注目の一戦になるのは間違いないでしょう。強さをドンドン増しているタイトルホルダーにも頑張って欲しいですし、日本競馬界が長年囚われている『凱旋門賞の呪縛』から解き放たれるのは、ひょっとしたら今年なのかもしれません。
**2022/5/29東京11R 東京優駿(G1/芝2400m)・良**
吉澤ステーブル在厩のカグヤは、引き続き、おもにBTCの屋内坂路や屋外コースを併用し、ハロン17~18秒ペースのキャンターを消化。週1回、ハロン13~15秒ペースで乗り込まれています。
◇鷲尾マネージャーのコメント 「芝コースに入れたり、ダートコース後に坂路に向かったり。さらにはグラス坂路へ馬運車で輸送しての調教も行っています。終い13秒台のメニューも取り入れてはいますが、まだまだ成長しそうな馬ですからね。当面は疲労を溜めないよう、オーバーワークに気を付けながら進めさせてもらっています。どんなコースでも集中力が増し、速いところへ行くと無駄な動きが少なくなり、前に進む力も出てきました。やれば動けそうなタイプですから、現時点ではまだ無理をさせず、操縦性や持久力の向上から取り組んでいきたいところです」
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撮影時の天候、光の加減もあるとは思いますが、馬体がピカピカですごく良くなっていますね。動画の歩きも一歩一歩に力強さがありますし、順調にトレーニングをこなしてきた成果が良いかたちで現れていると思います。
そんな中、単に坂路での速めを繰り返すだけでなく、あえて馬運車で移動してから調教を課すなど、BTCの特徴を生かした様々なバリエーションで経験値を高めているあたり、浦河の名門吉澤ステーブルさんの本気度を感じますし、「集中力が増し、速いところへ行くと無駄な動きが少なくなる」「やれば動けそう」との評価がある一方で、「オーバーワークに気を付けながら」「現時点ではまだ無理をさせず」といった先々を見据える発言が出るところなど、本馬に対する期待の大きさが窺えます。
現時点であまり糠喜びをしてはいけないのでしょうが、このご時世に全く早期デビューを狙っていないことも考えあわせると、ひょっとしたら最初から一年後の春をめざしているのでは…というありがちな勘違いをしそうです(^^ゞ いや、まあ、2歳のうちにひとつは勝ってもらい、そんな妄想もあながち勘違いではない…と思わせてくれたら最高ですm(_ _)m
【吉澤ステーブル在厩のカグヤ:公式HP(2022/5/20更新)より】
シュウジデイファーム在厩のテラステラは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路で3F40秒を切る時計で乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「今週は1本目に15-15、2本目に38秒台と追い切りレベルで登坂。攻めていってもカリカリしないですし、調教を重ねるにつれて段々と動きも良くなり、とりあえずこの時計は楽に出せることが分かりました。今後も適度に速めを織り交ぜながら、心身の変化を窺っていきたいと思います」
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トレーニングのペースはすでに3F40秒を切るところまできており、石川代表も次の段階、このまま追い切りを進めて行っても大丈夫か?を見極める段階に入ったように思います。時計自体は楽に出せたとしても、それでカリカリしたりガタッとくるようなら早期デビューに拘る必要はないですし、もっと先を見据えたい馬ですからね。
ということなのですが、石川代表のコメントにも何となく自信が滲み出ていますし、兄たち同様、2歳戦からしっかり勝ち上がるだけの能力は持っていると思います。また、弟のレイデオロ産駒が(ミスペン仔を上回る)7,200万円で募集される状況にもなっていますので、クラブとしても厩舎としても結果を出したい気持ちが強いだろうと思います。
もちろん、テラステラ自身は何の意識もしていないでしょうが、今後は全兄カイザーノヴァを超え、半兄キングエルメスに近づく可能性を示して欲しいですし、そのためにも(引き続き)日々のトレーニングを順調に消化して欲しいです!
【シュウジデイファーム在厩のステラリード’20:公式HP(2022/5/20更新)より】
シュウジデイファーム在厩のメリタテスは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路で3F40~43秒を上限として乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「この中間は1本目に15-15、2本目に40秒程度で登坂。少しずつ時計を詰めていく中でも問題なく対応してくれています。動き自体は悪くありませんので、今後は鍛えながら馬体に幅を持たせていきたいところです。飼葉については、この馬なりのペースでいつも完食しています」
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トリフィスがやや疲れを見せた2本目40秒のトレーニングも、メリタテスは難なくこなしてくれたようです。ただし、やや線が細くて薄手の体型は相変わらずで、石川代表もそこについては気になっているよう。。動きについては何の不満もないだけに、馬体のボリュームアップがあればさらに…との思いが強くなっている感じです。
それでも(多少時間はかかっても)飼葉はきちんと食べているようですし、それが何とか身になってくれたら…。「鍛えながら馬体に幅を持たせていく」ためにはペースアップとリフレッシュのバランス、オン・オフのコントロールが大事でしょうから、今まで以上に良い加減での押し引きをお願いしたいと思いますm(_ _)m
ちなみに、この世代の矢作厩舎×シュウジデイファーム育成組の中で、トレーニングが一番進んでいるのはテラステラですが、何だかんだでその次はこの馬…という感じになってきました。もともと血統的に期待の大きな馬ですし、今後は馬体の成長とともに、走りの面で「悪くない」以上の評価がもらえるように頑張って欲しいです!
【シュウジデイファーム在厩のメリタテス:公式HP(2022/5/20更新)より】