杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

中條峰雄作・蒔絵の薩摩琵琶弾奏会のお知らせ

2012-01-24 09:37:23 | アート・文化

 先週のブログで紹介した『中條峰雄 漆の世界展』(静岡カントリー浜岡コース&ギャラリー・カルチャーフロア)、1月29日(日)まで開催中ですが、28日(土)にこんな素敵なイベントがあります。

 浜岡までお出かけ予定の方、ぜひこの機会をご利用ください!

 

 

井村右水 薩摩琵琶弾奏

中條峰雄 漆の世界展開催にあたり、琵琶奏者の井村右水氏が薩摩琵琶による追悼弾奏をいたします。井村氏が使用する琵琶は、中條峰雄先生が蒔絵制作をほどこしたものです。

 

■日時 2012年1月28日(土) ①12時~、②13時~、③14時~ (各回15分程度)

 

■演目 平家物語より平敦盛最期の段

 

■会場 静岡カントリー浜岡コース&ギャラリー・カルチャーフロア(こちらを参照)

 

■申込 不要、入場無料。お好きな時間にどうぞ。

 

○薩摩琵琶とは、約500年前、薩摩の名君・島津日新公と琵琶の渕脇寿長院(盲目の僧)によって生まれた教養音楽。薩摩武士のたしなみとして、また人の道を説いた教訓歌として広まりました。琵琶の音曲は音楽というよりも『語り』であるため、演奏と呼ばず、『弾奏』といいます。

 

○戦国時代は勇壮と哀切の戦闘物語として変貌し、明治維新の際は旧薩摩藩士によって東京へ伝わり、明治天皇にこよなく愛されました。しかし第二次大戦後は急速に衰退し、現在では弾奏の機会も減っているそうです。

 

○井村右水氏(昭和8年生まれ)は父祖代々、薩摩藩に仕えていたことから、家風として薩摩琵琶を継承。一人でも多くの現代人に、日本古来の美しい音曲に美しい日本語をのせたこの薩摩琵琶を伝えようと、地道に弾奏活動をされています。

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