静岡新聞社から春と秋に発行される旅の文化情報誌『Tabi tabi』第4号~しずおか温泉三昧が本日(9月21日)発売となりました。
私は毎号、しずおか今昔物語というコーナーで静岡の歴史について書かせていただいており、今回は、当ブログの前記事でも触れた白隠禅師を取り上げ、白隠さんが生涯を過ごした沼津・原というまちについて紹介しました。
執筆にあたっては、過去参加した白隠さん関連の講座・セミナーでの知識、その備忘録としてまとめてきた当ブログ記事が役に立ったのはもちろんのこと、駿河白隠塾でご一緒させていただく原の郷土史家・望月宏充先生、ご存知『白隠正宗』蔵元杜氏の高嶋一孝さんに、原というまちとの関係性について貴重な助言をいただきました。私レベルの書き手の原稿に、白隠禅画の画像使用は(予算的に)無理だったため、望月先生には大正時代の松蔭寺写真絵葉書を、高嶋さんには白隠画を使用したお酒のラベルをお借りするなど、お2人がいなければ誌面が成り立ちませんでした。好きで始めた白隠学習と地酒取材での人脈がこういう形で役に立つとは、ほんとうに、人生に無駄な道はないなあとしみじみ思います。
ネタ元となったのがこちらのブログ記事です。興味がありましたらぜひご覧ください。
〇「健康」の二文字を初めて使った白隠禅師(こちら)
〇白隠さんの折床會と朝鮮通信使扁額(こちら)
〇普賢象と白幽子(こちら)
なお、9月27日(水)から10月13日(土)まで白隠展2018inぬまづ(沼津市主催)が沼津市立図書館4階展示ホールで開催されます。松蔭寺所蔵の白隠禅画を沼津市内の施設では初めて展示するそうですので、お見逃しなく! 私は10月2日(火)、10月10日(水)13時から18時30分まで受付ボランティアをやります。平日ですが、お時間の許せる方はぜひ遊びにいらしてくださいね。
さらに9月29日(土)10時30分から沼津市立図書館4階視聴覚ホールで、芳澤勝弘先生の講演会『駿河白隠塾フォーラム/白隠下の師承について』(一般2000円)が開催されます。おなじく12時45分から15時まで特別講演会『松蔭寺の歴史と文化財』『西洋における白隠禅師の理解』(参加無料)も開催されますので、興味のある方はぜひ。詳しくは駿河白隠塾フェイスブックページ(こちら)を。