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“みずほ問題“       ‘21-11-23

2021-11-22 21:13:40 | Massy's Opinion

・Massy‘sOpinion

・度重なるシステム・障害問題で、又、経営トップの責任問題がマスコミを騒がせている。正直、又か?と言う疑問とフロントの従業員たちが気の毒でならない。岸田総理の「新しい資本主義」素晴らしいキャッチフレーズだが、所謂、経済対策と言っても何も新しさは感じられない。「公明党の顔を立てる」事を第一義にしている様だ。マスコミの報道もセンターの決まらない野党相手では取り上げるものが無いのかも知れない。

・みずほとは、僕も旧富士銀行当時から、随分沢山のお客様を紹介している。一度も事故を起こした紹介先はない。1957年からのお付き合いだから64~5年のお付き合いである。銀行のお付き合いと言えばお金を借りる事だから「お陰様で...有難う御座います」と言う事に成るのだろう。

・僕は、大学は経済学科だった。然し内実は、「経済学辞典」に頼った勉強しかして居ない。然し、社会人に成ってからは、自動車販売一筋「士農工商」時代の名残を色濃く残す時代にメーカーとの交渉窓口を15年もやらされたので本当に素晴らしい人たちに色々な事を教わることが出来た事は誠に感謝。感謝である

・自分の家で親父が自動車部品の小さな会社をやって居たが、株式会社だった。僕が28歳の時、親父は半年くらい寝て痔の手術をした後、回復せず、52歳で亡くなった。その時も親戚、同業の仲良し達の出資者から、親父に出資して居たから、或いは「貸していたから...」と言われて出資金の返済を求められ、株式と言う物の実態を良く解らせて貰った。勿論、当時は今ほど「資本」の論議も厳しくなく、「ああ、僕には信用が無いんだなァ...」と考えて、兎に角、全部買い戻した。唯、専務だけは「5万円」どうしても返して貰えなかった。此の当時は、こんな会社が多く、親父の共同経営していた自動車修理工場も晩年裁判して親父の出資分は、取り返した。此の株式の問題はその後も実務的には凄い経験に成った。

・東京日産の時、当時、自動車販売会社では、唯一の上場会社だったが、或る時、友人のR,Y君から「お前の会社今日。100万株動くぞ...」と言う電話があった。直ぐ、財務部長に報告すると「うちの会社は、不動産を沢山持って居るから株が上がって居るんだ。大丈夫だよ」と一蹴されてしまった。その後、1週間位の内にどんどん上がった。当時、株とか商品を凄く動かしている人も知って居たので聞いて見ると、当時、株の買い占めを多くやって居た「秀和」の名前が挙がって来た。東日の車内は財務部長が安閑として居る位なので、後に副社長になった先輩に社長に話してくれと頼んだ、一方で、僕は日産の財務部長に事情を話して「石原社長」に話して貰う様に頼んだ。当時、石原社長は「日産は株屋じゃない」と言う答えだった。それから東日社内では、株主総会の予行演習やら大変だった。あの時、日頃上役にペコペコしている連中が凄い剣幕で社長に食って掛かるので驚いた。「秀和」側はヤナセから部長を引っ張り慶応野球部の先輩も一人不動産会社から入れて僕も随分引っ張られた。

・さて、何時ものようにイントロが長くなったが、会社を退任してから富士銀行やNTTの株主総会に出る様になった。みずほの総会は東京フォーラムAなので3000人位入るのかな?確か、あの頃から、社外取締役制度が出来た筈だ。社長は今、NHK会長の前田さんが大変な抜擢人事で新任だった。黄色い入場票を挙げて、指定されて質問に入る。総会の議案書なんか数字の桁が大きくて解りやしない。雛壇には30人位の役員が並んでいる。議長は勿論社長である。社外取締役の名前は資生堂の福原さんとグレン・フクシマさん、二人とも欠席。僕は挙手をしたら、偶然にも指示された。前田さんへの質問は、「社外重役は如何して来られないのですか?」「用事があって...」「当然、資生堂さんも総会の時期でしょう...」「社長が直にご出席の依頼をされましたか?」と質問した。「次回からは出席して頂くようにします」と言う様な返事だった。その後、翌年の総会から、役員のページに役員会の開催回数とその役員の出席回数がチャンと記載され、社外重役も唯、知名度だけでなく、すでに退任して時間的に余裕のある人に成って来た。社外取締役を真剣に考える様に成って来た。今のみずほの役員構成を見ると、役員の持ち株に何十万株も持って居る人が役員の序列では低い方に居る人が居る。「その役員は如何してあんな大きな株数を持って居るんだろう?みずほを如何しようと思って居るのか?」本当に真意を伺いたいもんだ。今では総会前に配当金を決めて株主に振り込んで来る。「総会が荒れないように...」にと言う事かも知れない。兎に角、あれだけ大きな組織に成ってしまっては、全体の業務を把握できる人は居ないのだろう。あの膨大な子会社群の「勘定科目」を理解出来る人は居ないだろう。其処にすべての障害事故が発生すると原因が有ると思われる。役員の人数も多すぎる。僕は、リース会社造りを命じられたとき、「勘定科目」を見よう見まねで自分で作り、そして、プログラマーにソフト造りを依頼した。約.3分の1の時間と費用で出来た。名前は、「経年数残価率」だったと思う。定額収入のリース料と定率償却の原価との対比で利益が何時から出て来るかと言う経過の把握が出来るシステムである。残念ながら僕が辞めた後、後任はこのシステムを理解できなかった。みずほのあのデカくなった組織は誰がやっても把握しきれないだろう。フィナンシャルシステムは分社させた方が良いだろう。「新しいし資本主義」は成長をどこで止めるか?実質をどこまで高めるか?に掛かって居るのではないか?システム障害は拡大だけを考えて居ては再び起こる。役員の持ち株制限も、資本、経営、労働、の三分配の在り方も社員全員が考え、役員会が真摯に動くことが必要だろう


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