メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Edenbridge の My Earth Dream

2008-07-06 21:40:27 | メロディック・ハード
オーストリアのゴシック・メタル・バンドの6作目。
今回は、重低音とメタル度が増している。

今までのEdenbridgeのイメージは、美声を誇るサビーネ・エデルスバッカーの柔らかな高音と、シンフォニックなメタルサウンドだった。
それが、今回は移籍をした影響か、ゴシック・メタル度が増した。
重低音のはっきりしたリフ、サビーネの高音ばかりじゃない中域の声は、時流に乗ろうという意欲を感じさせる。
オペラっぽさもあったボーカルに、しっかりとしたHRのボーカルを加えて、すごく聴きやすくなったし、力強くなった。

かと言って、EvanecenceやWithin Temptationのマネではなく、シンフォニックでフックのある曲作りは、細部まで神経を払っており、流れるように滑らかに進行する。
歌メロディは、美しく、展開がドラマティックだ。
これが、最大の魅力。
まず曲の素晴らしさがあってこそ作品は引き立つという、当たり前のことを再確認させる。

チェコ・フィルム・オーケストラを導入している。
本物のオーケストラの存在が、奥行きと壮大さと格調の高さを感じさせる。

堂々たる2曲目の“Shadowplay”、大仰なまでにドラマティックな4曲目の“Undying Devotion”、中東テイストと間奏の叙情的なギターソロが魅力の、5曲目の“Adamantine”あたりが聴きどころだろうか。

サビーネ嬢の歌のうまさが堪能できる、6曲目のバラード“Whale Rider”、10曲目のボーナストラック“MyEarthDream Suite(For Guitar And Orchestra)”は、静の美しさや情感を感じさせ、メリハリをつけている。

Edenbridgeは、移籍によって一皮剥け、突き抜けてしまった。


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