メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Avantasia の Angel Of Babylon

2010-05-06 22:04:16 | メロディック・ハード
Avantasiaの4作目。
同時発売のThe Wicked Symphonyと対をなしている。

The Wicked Symphonyよりもダークな感じ。
キャッチーな曲やスピーディな曲が減っているが、その分内に籠ったパワーを感じさせる。

豪華なゲスト陣は、
ボーカル:Russl Allen, Jorn Lande, Michael Kiske, Jon Oliva, Cloudy Yang,
Bob Catley, Oliver Hartman
ギター:Sascha Paeth, Bruce Kulick, Oliver Hartman, Henjo Richter
キーボード:Jens Johansson
オーケストレーション:Milo Rodenberg
オルガン:Simon Oberender
ドラムス:Felix Bohnke, Alex Holzwarth, Eric Singer

特筆すべきは、ツアーでバック・コーラスを担当したCloudy Yangが1曲丸々歌ってることである。
それとSavatageのJon Olivaが、前作のアリス・クーパーの雰囲気そのままに妖しく歌ってることだ。
Henjo Richterは、Scarecrowの時に使った“Promised Land”を焼き直した関係で入ってると思われる。


感想は、『The Wicked Symphony』と大体同じ。素晴らしい作品である。

特にサシャ・ピートのギターソロは素晴らしい。
マイナー・スケールを使って、メロディアスに情感たっぷりに泣きのギターを自由に弾く。
このタメがたまらないんだなぁ。1曲目“Stargazers”、7曲目“Blowing Out The
Flame”で顕著だ。
時に邪悪に弾きまくってる。

トビアスの甘さと激しさを併せ持つボーカルは、やっぱり好きだ。
丁寧に感情を込めて一生懸命に歌う姿に好感が持てる。

素晴らしい作品なのだが、ただひとつ難点を申し上げると、「作り込み過ぎちゃったなぁ」ってことだ。
キャッチーさと勢いが失われて、例えばライブの時に合唱しづらくなってしまった。
単純なサビが減ってしまったってことだ。
じっくり聴き込むと良さはわかるが、『Scarecrow』は最初からノレたので、ちょっとばかし残念だ。

2曲目のタイトルナンバー“Angel Of Babylon”は、その中でもキャッチーでサビが印象的で良い。
7曲目の“Blowing Out The Flame”は、ゴズペルの効いたバラード。
80年代の産業ロックに繋がる感触がある。
他にも、インギーちっくな曲や、ホワイトスネイク調な曲等、80年代を彷彿させる曲がある。


そして、主人公が魂を売って手に入れたのは『ダイアモンド』だった。
アルカディアやバビロンなどの宗教関係を、欧米では普通に取り入れているんだなと痛感した。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿