メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Pagan's Mind の enigmatic calling

2008-02-01 23:31:56 | メロディック・ハード
ノルウェーのメロディアスでプログレッシヴなパワー・メタル・バンドの3作目。
2005年作。
Dream Theater的な重低音がありながらプログレをやっているが、
Dream Theaterの『Systtematic Chaos』とは全然違う。
それよりもずっとキャッチーなのだ。スピード感も十分。

やってることは高度だし、ギターフレーズも彼らから影響があると思う。
8曲目の“Resurrection(Back In Time)”のギターソロに“Home”を感じた。

ボーカルの声は、AdajoのDavid Readmanとジェームズ・ラブリエの中間かな。
あまり好きな声質じゃないけど(もっと細い声がいい)、下手ではない。
ボーカルを変えれば、Circus Maximusにもなる。

このバンドの特徴は、Ronny Tegnerのキーボードだと思う。
ピアノを使うので、メタル一辺倒でなく、温かみを感じさせる。フックがある。
さらに、オーケストレーションに宇宙的広がりがある。
時折、フュージョン感覚ある洒落たプレイも聴かせる。
それでいて、メタルちっくなギターとよく合うから素敵だ。
北欧の透明感とシンフォニックさが、高みでメタルと融合した成功例だろう。
CamelやFlower Kingsを思わせるソロもいい。

このバンドの魅力は、Jorn Viggo Lofstedのギターソロだ。
4曲目の“Entrance to Infinity”で、ムーディーで伸びやかなソロを、7曲目の“Taken”で、ムーディでフュージョンっぽい早弾きを聴かせてくれる。
リフが重いメタルなだけに、メロディアスなギターソロが光る。
リフがなかったら、完全にプログレバンドだろう。

聴き込むほどに魅力を増してくる。
素晴らしいバンドだ。


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