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Europian Rock Fes 2013
2013.1.12(土) 川崎クラブチッタ
Flower Kingsが見たいとの積年の思いが実現したライブでだった。
もちろん、Flower Kingsは素晴らしく、期待通りだった。
が、それ以上に私の心を捉えるバンドが出現したのだ。
Moon Safari!!
Flower Kingsには失礼だが、Moon Safariへの溢れる思いを吐露したい。
彼らには、以前から注目しており、その高度で爽やかなサウンドと重厚なコーラスワークに驚嘆していたが、
ここまでライブパフォーマンスが高いとは思ってなかった。
というのは、完璧なコーラスは、スタジオで積み重ねてできたものだろうと思っていたからだ。
ところがどうだろう、ステージではCD以上だったのだ!!
メイン・ボーカリストは、Simon Akesson(key)とPetter Sandstom(g)の二人。
2人とも歌がうまいし、声がきれい。
これだけでもすごいことなのに、コーラスとなるとさらに凄みを増す。
音と音程と音階とリズムの完璧な融合。
2人だけでなく、もう一人のキーボードとリード・ギタリスト、ついにはベーシストも加わり、軽いのに厚みのあるコーラスで酔わせてくれた。
ビーチ・ボーイズだと思っていたコーラスが、マンハッタン・トランスファーに感じてきた。
目の前で起こっていることが信じられなかった。
目の前で起こっていることが信じられなかった。
圧倒的な完成度の高さに、心から満足し、幸せな気分に浸った。
そう、Moon Safariの素晴らしいところは、高度な演奏が“拝聴”にならず、心底Happyになれることだ。
そのままずっと、何曲だって聴いていたかった。
Moon Safariは、ビジュアル的にも満足させてくれた。
メイン・ボーカルのSimon Akessonが、とにかくカッコいい!
特に歌っている時が。
高音は一生懸命声を張り上げ、体を揺さぶってシャウトする。
Simonのキーボードと歌声、高度なことをやっているにもかかわらず、メンバーの演奏を見た時の微笑みに、ハートを射抜かれた人たちも多いのではなかろうか。
彼ら自身が一番幸せそうで、優しい笑顔だったから。
1曲目の“A Kid Called Panic”から、ラストまで、あっという間だった。
特に感動したのが、アンコールが終わり、メンバーが中央に集まって観客の声援に応えた後のアカペラ“Constant Bloom”
不意にSimonがキーボードに戻り、1小節弾いた。
それが合図だった。
Simonがメンバーの元に戻ると、観客に感謝するように、崇高に高らかに歌い上げた。
もう、他の楽器はいらない。
声こそが最高の楽器なのだ。
感動の涙をこぼし、熱いものに体を支配された。
また聴きたい。
再来日してほしい。
多分、再来日するだろう。
もしも、彼らの曲がCM等に使われたら、広く知られたら、きっとBIGになるから。
ステージ終了後、クラブ・チッタのロビーにMoon Safariのメンバーがいて、ファンサービスをしていた。
私も、ライブCDにサインをしてもらい、最年少のSebastian Akessonと握手ができた。
何事も一生懸命なメンバー達だ。
本当に信じられない。夢のような時間だった。
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Moon Safari セットリスト
Heartland
Yasgur's Farm
New York City Summer Girl
Lover's End Pt. III
★Encore:
The Ghost of Flowers Past
Constant Bloom
Constant Bloom
(Constant Bloom)観客の頭が気になるけど、コーラスのバランスが絶妙
(Heartland) ライブの様子をよく表してます。ヘヴィーな曲。
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