メロディック・ハード/メタルが好き~♪

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Dream TheaterのScore(DVD) その2

2006-09-10 22:37:43 | メロディック・ハード
今日はDream Theaterのスコア~フル・オーケストラ・ライブ2006の第2部を書いてみる。

第2部は、「Six Degrees Of Inner Turbulance」のDisc2から始まる。
かなり好きなアルバムだ。
プログレ色が多かったので、フルオーケストラはとってもいい。合っている。

最初のOvertureはインスト曲だ。それを、フルオーケストラだけで演奏する。
最初からオーケストラだけで成っていたのかと錯覚するくらい、見事に調和している。

それが終わると、スポットライトを浴びたジョーダン・ルーデスのピアノで“About To Crash”が始まる。
空間を切り裂く上品な音色とメロディ。これだけで感動し、満足する。
そしてメンバー全員に証明が当たり、待ち望んだ第2部の本格始動だ。
いつも通りの素晴らしい演奏が開始した。

「Score」は、Dream Theaterの曲をオーケストラ風にアレンジするのではなく、Dream Theaterの楽曲の、シンセによるオーケストレーションをそのままオーケストラでやってしまっている。
従って、ゴージャスだし、本物だけが与えられる音の広がりと細かい強弱がある。
それらが、じわじわと迫り来る。
やっぱり「Six Degrees Of Inner Turbulance」のDisc2は素晴らしい。
プログレとメタルが無理なく高みで融合している。

テレビのステレオ音ではなく、ヘッドフォンに切り替えたら、オーケストラの分厚いサウンドが聴こえてきて、ものすごく良かった。分離もできた。
それまでは、シンセ音とそれほど区別がつかなかったのだ。
できるだけいい音響で試されることをお勧めする。

その後は、「Octavarium」からの選曲だ。
これも、プログレ度の高い曲ばかり演奏している。
ちょっと地味なアルバムで今イチなのだが、DVDでは悪くない。
もっと聴き込んでみようと思った。
多分、なじみにくいのは、キャッチーさが足りないからなのだ。
プログレメタルではなく、あきらめてプログレアルバムだと思うと、違う面が見えてくる。
職人軍団の、プライドをかけた、高度で孤高な難解さが、既存の音楽への挑戦のように思えてきた。

オーケストラを従えての演奏が楽しくて仕方ないのが、映像から伝わってくる。
と言うより、演奏すること自体が好きなんだろう。
持てる技術を発揮するには、こういった、オーケストラとの競演や、他のバンドのフルカバーのように、他のバンドがなかなかできない刺激的なことをやり、テンションの維持を保っているのだろうと思った。


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