メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Riverside の Second Life Syndrome

2007-11-10 21:43:59 | メロディック・ハード
ポーランドの、ちょっぴりメタルがかったプログレッシヴロック・バンドの2作目。
amazonからのオススメに乗っかって、聴いてみた。

コレがすごい。
Pain Of Salvationのような閉塞感と暗さ、音空間の広がり、哀愁と美しいメロディが一体となっている。
変リズムと高度な演奏な割りに、歌メロがゆったりしてて聴きやすい。

2曲目の“Volte-Face”は、メタル色が濃く、Dream Theaterのようだ。
3曲目の“Concieving You”は、まさにOpethの雰囲気がある。

ボーカル(&B)担当のMariusz Dudaのソフトな声がいい。
Pain Of Salvationのダニエル・ギルデンロウにも似てるが、もっと優しい。

シンセの使い方が、いわゆるプログレのように、オルガンやキーボードのように“単体”ではなく、オーケストレーションになってるのがうれしい。
メタルバンドの使い方だからだ。
Plotr Grudzinskiのギターにしても、生音というより、ディストーションを利かせているから違和感なく聴ける。
が、ベースラインやドラムスの使い方が、どうしてもプログレだ。重低音は少なく、ひとつひとつの音の粒立ちがはっきりしている。
プログレのリズムに、ギターのリフが入ると途端にメタルになるのがおもしろい。

楽曲の質は高く、最後まで緊迫感が持続する。
完成度の高い、素晴らしいアルバムだ。

Arch Enemy の Rise Of The Tyrant

2007-11-10 14:03:40 | メロディック・ハード
イギリスのエクストリーム・メタル・バンドの7作目。
アンジェラ嬢が加入してからは4作目になるらしい。

メロディック・ハードやプログレメタルを好きな私には、ちょっと違った分野だ。
アンジェラ嬢のデス声が、思いっきり邪魔だ。
女性とは思えない低音の迫力だけど、やっぱり好きではない。

私はアンジェラ嬢が加入する前のを1枚聴いただけだが、その頃と比べると、ギターのメロディアスさが上がっていると思う。
マイケル・アモットは次世代のギター・ヒーローと言われているだけあって、縦横無尽の派手な速弾きは聴きごたえがある。
速いリズムの上に、高速で印象的なメロディを弾かれると、思わず聴き入ってしまう。
また、ただ速く弾くだけでなく、スローパートをミックスしたり、アコギを取り入れたりして、変化に気をつけている。
そのため、デス声で押すだけのサウンドではなく、メリハリの利いた、ギターを追えるサウンドになっている。
(っていうか、デス声に蓋をしてるのかも)
攻撃的なサウンドは、破壊力満点!

8曲目の“Intermezzo Liberte”は、インスト。
ネオクラシカルの様式美があって、個人的に好きな作品だ。

これで、シンフォニックさがあって、デス声がクリアになれば、いつも聴いてるシンフォニックなメロディック・ハードじゃん!
デス声はあってもいい。
Nightwishのように、デス声とクリア・ヴォイスが共存していればいいのだ。
好みを押し付けるが、そうすれば、メロディック・ハードファンにも十分アピールする。