メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

YngwieのOdyssey

2005-12-12 22:12:32 | メロディック・ハード
Yngwieの4作目。Rising Force名義である。違いがわからないので放っておく。

ボーカリストはジョー・リン・ターナー。
言わずと知れた、レインボーの3代目のボーカリストである。

レコーディング中にインギーが交通事故に会い、残りをアメリカ人のジョー・リン主導で進めたため、サウンドが軽くPOPになっている。
インギーのギターパートも少ない。
じゃぁ悪いのかと言うと、これが素晴らしくいい。

1曲目のRising Forceはイントロがメロディック・ハードのはしりのようにカッコいい!キャッチーで変化に富んでいる。
レインボーの時よりも数段歌がうまくなったジョー・リンが、男らしく歌い上げる。

が、このアルバムを象徴するのは“Heaven Tonight”だろう。
ボン・ジョビかヴァン・ヘイレンのように、カラっと爽やかで、コーラスワークが明るくはじけ、かなりPOPだ。
この曲だけ異質だが、とびっきり上質なPOPロックだ。

ヌケが軽いのか、全体的に重くなく、聴きやすい。
クラシックテイストは薄まっているが、ジョー・リンのセンスが生きた、万人受けしやすい素晴らしいアルバムとなっている。
フォリナーのようなDeja Vuもいいし、ミスターミスターのようなCrystal Ballもいい。

インストナンバーのKrakatauは、変リズムとベースの動きで、縦横無尽名ギターがDream Theaterのように一瞬聴こえるから不思議だ。これもいい。

【ひとりごと】
Heaven TonghtはCheap Trickで、
Crystal BallはStyxじゃないのか??

YngwieのRising Force

2005-12-12 21:40:28 | メロディック・ハード
Yngwieの来日に合わせて聴き込みをしている。
ついでにレビューを書いちゃえ!

Rising Forceは、Yngwieのソロ第1作目だ。
8曲中6曲がインストナンバーだ。
キーボードはイェンスが弾いている割にはむずかしくないし、1984という時代のためか、古臭い音になっている。シンフォニックじゃないのだ。
ドラムスも単調だ。

が、それを補って有り余るほどのインギーのギタープレイ。
早く美しい。格調高い。
自分のワザのひけらかしよりも、楽曲が中心となっていて、高い芸術性を感じさせる。
ギタテクを追って聴いてもいいし、バロック調のメロディを追って聴いてもいい。
ワザとメロディの両方のバランスが見事だ。

これでもかのワザの応酬の2曲目のFar Beyond The Sunもいいが、私はIcarus' Dream Suite Opus 4が好きだ。
「アルビノーニのアダージョ」を挿入しているという、クラシカルテイスト満点の作品。
出だしは大味で好きじゃないが、一転して始まる叙情的なサウンドは琴線ど真ん中だ。
ロックというよりプログレだろう。
いや、クラシックにギターを持ち込んだというのが一番近い。(後に出しましたね)部分的に聴けるアコギの気だるい感じもいい。
ロックにクラシックを持ち込んだリッチーをさらに発展させている。
当時はさぞかし高い可能性を感じさえてくれたことだろう。