東京ナイト

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「女湯に浮かんでみれば。」

2009-10-23 01:17:02 | 
本は「女湯に浮かんでみれば。」
銭湯ナイトの会場でも著者が直接販売していた本です。



都内の風呂無しアパートに住む著者が銭湯での様々な出会いを綴ったエッセイ。
面白いのが、そこで描かれるのが女湯の世界ということ。

いつも銭湯に行く度に、静かな男湯の世界とは対照的に賑やかな女湯で、どんな会話がなされているのか知りたいと思っていました。この本を読んで、ようやくその一端が分かった気がします。
男湯にはない複雑な人間模様。でも同時に気遣いや優しさもあったりして、なかなか良い感じです。紹介されるエピソードはどれもかなり印象深く、含蓄もあったりします。

ふだん銭湯に入っていて感じる、銭湯の素敵な部分、なかなか言葉で表現できていなかったのですが、著者が的確に書いていて、何度も「そうだよな~」とうなずきました。

という訳で、銭湯の素晴らしさに満ちた本。もっと言えば、生きる事の意味までも銭湯から学べるよ、という本かもしれません。オススメです。

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