東京ナイト

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冬の京都大阪旅行

2012-03-03 23:15:51 | 旅行
先週末、二泊三日で京都大阪に旅行に行ってきました。

もう何度も行っている街なのであまり細かいことは決めず、とりあえず向ってみたのですが、今回の冬の京都、かなり濃い旅となりました。

京都の旅は自転車に限る、ということで、レンタサイクルを3日間借りて町を走り回りました。
ふだんは行かないような路地に入ってみたり、少し離れた場所にあるお店を訪ねたり、自由自在。
まあ、少し寒かったですがこれまで知らなかった京都を知ることが出来ました。

今回は、お寺はいっさい行かずに、喫茶店と雑貨屋と本屋、それに銭湯と美術館を巡ったのですが、京都は奥深いですね。
全然廻りきれず、山の様なお買い物をしてしまいました。

たくさんのお店を廻ったので、印象に残ったお店だけを記録しておきます。

まずは「開花堂」。

こちらのコーヒー缶を東京で買おうと思っていたのですが、どうせなら直接、お店で買おうと思って訪問。
並んでいるアイテムが多く、いろいろ選べたので正解でした。

「はちはちインフィニティカフェ」

分かりにくい路地裏にある民家カフェ。生真面目そうな男性がひとりでこだわりのパンを作っています。
お店のロケーションと雰囲気が良く、パンも美味しかった。
東京に買って帰り、チーズとワインと一緒に美味しく頂きました。

「板前洋食 彌生」

清潔な白い暖簾が印象的ですが、外からはお店の様子もメニューも分かりません。それでも何だか面白そうだったので入ってみました。
実際は、まあふつうの街の食堂でしたが、この店構えがやっぱり京都ですね。

「ガケ書房」
いわずと知れた京都の本屋さん。
京都を訪れる度、必ず行っていますが、毎回大量の本を買い込んでしまいます。
今回も2時間以上の滞在で10冊くらい買ってしまいました。重い・・・。

他にも「長者湯」という味のある銭湯や「神馬」という歴史ある居酒屋、「シーシーズ」というおばあさんが頑張っている喫茶店、お皿を買った「STOCK ROOM」という雑貨屋さん、あ、お皿は「草星」でも買いました。
他にも「山元麺蔵」という行列の出来るうどん屋さんなどを巡りましたが、今回、一番印象深かったのが「高麗美術館」と「李朝喫茶 李青」。

「三月書房」で本を買ったとき、お店に貼ってあったポスターを見て初めて知った美術館なのですが、こじんまりした素晴らしい個人美術館でした。
ちょうど「朝鮮 木のもの100選」という企画展をやっていて、これがかわいすぎる。
朝鮮の民藝は、繊細や華麗というより、もう少し素朴で何だかユーモラスなものが多く、和みます。

写真はモッキロギ(木雁)というそうですが、雁は夫婦仲の良い鳥なので、それにあやかっての婚礼の品だそうです。
他にも華角という牛の角を薄く切って紙状に加工し、それに絵画を施して木工品に貼り付ける華角三層チャンという家具があったのですが、これも手が込んでいる割に絵がヘタウマ過ぎて素晴らしい味があります。
いやー、高麗美術館、いいです。すっかり気に入りました。

で、美術館の方と話していたら、「私の母が出町柳で喫茶店をやっています」との事。
それが「李朝喫茶 李青」。
韓国のお茶を本物の李朝美術品に囲まれた静かな空間でいただけるお店です。
実はあんまり時間が無くて、少ししか滞在できませんでしたがとても気に入りました。
韓国のお茶は初めて飲みましたが美味しかったし、何より気に入ったのは喪輿(サンヨ)というお葬式用の輿に付けられていた人形たち。
素朴でどこかユーモラス。かわいすぎます。
お店の方に伺うと、戦前のものだそうです。
今では再現できそうにない不思議な空気をまとった人形でした。

という訳で京都は他にもいろいろあったのですが、長くなったのでこれまで。
あとは大阪にも行ったのですがこれは次回で。

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